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2017年01月24日輪のような光る雲が話題に、「彩雲」で地震との関連は


 
2017年1月24日の夕方から夜にかけて、関東地方から東海地方にかけての広い範囲で輪のような形に光る雲が見られ、ネットで大きな話題となっていた。

この雲を撮影した画像がTwitterなどSNSやネット掲示板に相次いで投稿され、一部では地震雲ではないかと囁かれたことも話題に拍車がかかっていたようだったが、その後H-IIAロケットの打ち上げに伴って発生した雲ではないかとの見方が広がり、地震の前兆ではないかとする懸念は一時後退。

ところが、1月24日の深夜になってからニュースがこの情報を否定し「彩雲」だったと報じたことから、再びこの雲が注目を集めているようだ。日本テレビがニュースで問題の雲の正体を彩雲だとし、上空で出来る氷の粒で作られた雲が夕日のプリズム効果で鮮やかに見えたものと解説しているのである。

彩雲は慶雲などとも言われる一方で、地震の前兆ではないかとする見方も根強いが、その大きな根拠となっているのが2008年5月12日に発生した中国・四川大地震(M7.9)の直前に観測されていたことであろう。

またそれ以外にも、あくまで科学的な因果関係は不明ではあるものの彩雲観測直後に強い地震が起きていたケースもある。2015年5月30日の20:23に小笠原諸島西方沖でM8.5・震度5強の地震が発生したまさにその日に彩雲が見られていたとの指摘があったのが良い例である。

他にも2015年6月6日に北海道で彩雲が見られるとその2日後に青森県東方沖でM5.5・震度4、6月10日から11日にかけてはいずれも三陸沖でM5.8・M5.7・M5.6・M5.4と強い地震が相次いでいた。

また彩雲が観測された場所から離れた震源で強い地震が起きていたこともある。2015年04月15日に関東地方で彩雲が見られた際には10日後にインド付近でM7.9、2016年1月27日に関東地方で彩雲が話題になるとその3日後にカムチャッカ半島付近でM7.0の地震、そして2016年4月23日に場所は定かではないが日本国内で彩雲が取り沙汰されるとその6日後に南太平洋でM7.3など。
 
関連URL:【日テレNEWS24】関東上空に奇妙な雲…正体は「彩雲」