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【地震データ豆知識】有感地震が起きなかった最長の期間は?


 

2019年1,563回。2018年2,173回。これらは地震列島日本における年間の有感地震発生数である。1日当たり平均5~6回程度の揺れが毎日日本で起きている計算で、東日本大震災が起きた2011年の有感地震数はなんと10,597回と1万回を超えていた。

 

まさに日常茶飯事とも言える震度1以上の有感地震。しかし、時折ピタッと途絶えてしまうことがある。

24時間以上、有感地震が発生しなかった事例は2019年に24回を数えていた。月に2回ほどのペース。毎日5回前後の揺れが続く日本列島にしては、地震が起きない日も意外にあるものだ。2019年に最も長時間に渡り地震が観測されなかったのは2019年10月24日19:10から2019年10月26日21:32までの約50時間であった。

2018年はどうだったのだろうか。24時間以上の有感地震空白が記録された回数は13回と2019年よりは少なく、やはり日本は地震の巣という印象を与えている。2018年の最長の空白は2018年05月01日06:14から2018年05月03日10:06までの約52時間であった。

では、気象庁が公開している1919年以降の全有感地震データにおいて、「震度1以上の地震が全く起きなかった最長の期間」は果たしてどのくらいの時間だったのだろうか。

記録上、最も長い空白は1920年09月22日の千島列島南東沖M6.5・震度1から10月18日の択捉島南東沖M7.5・震度3までの26日間。

もっとも、この時期は地震観測の精度が現在ほど高くなかったことなどから、M2やM3といった小規模な地震が記録されておらず、期間中に有感地震がゼロであったということにはならない。

そこで、高感度地震観測網が整備された1996年以降のデータに絞ってみると、1999年09月16日08:38の福島県沖M3.4・震度1から09月20日10:59の岩手県沖M3.9・震度1までの約98時間が最長となる。

まる4日、96時間以上の空白はこの事例のみで、次に空白が長かったのは1996年12月27日22:52の五島列島近海M2.7・震度1から12月31日19:11の茨城県南部M3.4・震度1までの約92時間であった。(規模不明の地震を除く)

2020年はと言えば、07月11日までに最も長く有感地震が観測されなかったのは02月14日21:11の宮崎県南部山沿いM2.5・震度2から02月16日09:14の熊本県熊本地方M2.7・震度2までの約36時間がこれまでの最長となっている。