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2020年08月09日宮城県沖でM3.7・震度1の地震、2015年のM6.8震源付近

宮城県沖でM3.7・震度1の地震、2015年のM6.8震源付近


 

気象庁によると2020年08月09日17:54に宮城県沖でM3.7・震度1の地震が発生した。宮城県沖で有感地震が記録されたのは12日ぶり。今年42回目となる有感地震であった。

 

宮城県沖における今回の地震について

2020年08月09日17:54 M3.7・震度1 宮城県沖(深さ約40km)

宮城県沖で有感地震が観測されたのは2020年07月28日のM3.9・震度1以来12日ぶり。今回の震源からは約31km離れた場所で深さは51kmであった。その前は2020年07月27日のM3.8・震度2で、今回の震源から約54km離れた場所で深さは45kmであった。

今回の地震は岩手県との県境に近い宮城県の北部沖合で発生した。2015年05月13日の宮城県沖M6.8・震度5強の震源付近で、深さもM6.8の46kmに対し約40kmと同程度であった。

 

宮城県沖と東北地方の最近の地震活動

宮城県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が160回であるのに対し2019年に宮城県沖における1週間平均値は167回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

宮城県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は741回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては42回目。宮城県沖では2019年に98回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計41回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が30回、M4.0~4.9が8回、M5.0以上が2回となっている。

宮城県沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年06月03日の福島県沖M5.0・震度1が挙げられる。
 

宮城県沖の過去の地震データ

1919年以降、宮城県沖で発生してきた有感地震は4,372回でそのうちM5.0以上であったのが270回。またM6.0以上は47回でM7.0以上の大地震は7回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1936年11月03日のM7.4・震度5(1936年宮城県沖地震)で深さは61kmであった。

宮城県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1936年11月03日 M7.4 震度5 宮城県沖(1936年宮城県沖地震)
1978年06月12日 M7.4 震度5 宮城県沖(1978年宮城県沖地震)
2005年08月16日 M7.2 震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2011年04月07日 M7.2 震度6強 宮城県沖
1933年06月19日 M7.1 震度4 宮城県沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1933年06月13日に宮城県沖でM5.9・震度3の地震が約3kmの距離(深さ39km)で起きていた他、1940年11月20日に宮城県沖でM6.6・震度4の地震が約4kmの距離(深さ41km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2015年05月13日に約8kmの距離で発生した宮城県沖M6.8・震度5強(深さ46km)であった。
 

東北地方と宮城県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在392予測。また宮城県沖など震源地別予測が現在581予測となっている。

方面別予測において現在、計392予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは98予測、Cクラスは263予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が11予測、Bクラス予測が24予測、Cクラス予測が11予測となっている。

また震源地予測では現在、計581予測中、Aクラスが31予測、Bクラスが119予測、Cクラスが431予測となっており、このうち宮城県沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが7予測、Cクラスが17予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%以上、宮城県沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」宮城県沖M3.7の類似18事例以後の発震傾向性

今回の宮城県沖M3.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた18件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

宮城県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは18事例中10例であった。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数。

福島県沖 18事例中6例
三陸沖 18事例中4例
岩手県沖 18事例中3例
宮城県沖 18事例中3例
青森県東方沖 18事例中2例
福島県浜通り 18事例中1例
岩手県内陸南部 18事例中1例

また、各方面のうち1ヶ月以内に最も多くのM6クラス以上が発生していたのは東北地方であったが、次に多く起きていたのは伊豆・小笠原で18事例中7例であった。

伊豆・小笠原で1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と回数。

小笠原諸島西方沖 18事例中4例
鳥島近海 18事例中2例
三宅島近海 18事例中1例
硫黄島近海 18事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。