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2020年08月10日浦河沖でM3.6・震度1、1982年浦河沖地震の震源付近

浦河沖でM3.6・震度1、1982年浦河沖地震の震源付近


 

気象庁によると2020年08月10日19:19に浦河沖でM3.6・震度1の地震が発生した。浦河沖では2020年08月08日23:13にもM3.8・震度1の地震が深さ37kmで起きていた。

 

浦河沖における今回の地震について

2020年08月10日19:19 M3.6・震度1 浦河沖(深さ約70km)

浦河沖で有感地震が観測されたのは2020年08月08日のM3.8・震度1以来2日ぶり。今回の震源からは約48km離れた場所で深さは37kmであった。その前は2020年08月04日のM3.0・震度1で、今回の震源から約19km離れた場所で深さは43kmであった。

前回の08月08日M3.8・震度1は今回より南側、沖合で発生していた。

今回の震源は1982年03月21日のM7.1浦河沖地震の震源付近で、速報値によると数km程度しか離れていない位置で発生した。
 

浦河沖と千島海溝の最近の地震活動

浦河沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が18回であるのに対し2019年に浦河沖における1週間平均値は16回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

浦河沖を含む千島海溝全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は75回で、2019年に千島海溝で記録された地震数は1週間当たり76回であったので、千島海溝における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては17回目。浦河沖では2019年に12回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計16回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が13回、M4.0~4.9が2回、M5.0以上が1回となっている。

浦河沖を含む千島海溝で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月09日の択捉島南東沖M5.2・震度2が挙げられる。
 

浦河沖の過去の地震データ

1919年以降、浦河沖で発生してきた有感地震は1,167回でそのうちM5.0以上であったのが135回。またM6.0以上は21回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1982年03月21日のM7.1・震度6(昭和57年(1982年)浦河沖地震)で深さは40kmであった。

浦河沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1982年03月21日 M7.1 震度6 浦河沖(昭和57年(1982年)浦河沖地震)
1981年01月23日 M6.9 震度5 浦河沖
1944年02月01日 M6.8 震度4 浦河沖
1968年09月21日 M6.8 震度5 浦河沖
2016年01月14日 M6.7 震度5弱 浦河沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1932年12月29日に浦河沖でM5.4・震度2の地震が約3kmの距離(深さ62km)で起きていた他、1982年03月21日に浦河沖でM7.1・震度6の地震が約3kmの距離(深さ40km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1982年03月21日に約3kmの距離で発生した浦河沖M7.1・震度6(深さ40km)であった。
 

千島海溝と浦河沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は千島海溝など方面別予測が現在392予測。また浦河沖など震源地別予測が現在581予測となっている。

方面別予測において現在、計392予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは98予測、Cクラスは263予測。このうち千島海溝に対してはAクラス予測が5予測、Bクラス予測が25予測、Cクラス予測が15予測となっている。

また震源地予測では現在、計581予測中、Aクラスが31予測、Bクラスが119予測、Cクラスが431予測となっており、このうち浦河沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが1予測、Cクラスが6予測となっている。

通常時との比較では千島海溝の現在の危険度は100%以上、浦河沖の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」浦河沖M3.6の類似13事例以後の発震傾向性

今回の浦河沖M3.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた13件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

浦河沖を含む千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは以下の通りであった。

千島海溝で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数。

北海道東方沖 13事例中2例
十勝沖 13事例中2例
択捉島南東沖 13事例中1例
千島列島 13事例中1例
国後島付近 13事例中1例
千島列島東方 13事例中1例

また千島海溝を除いた各方面のうち、M6クラス以上が最も多く起きていたのは沖縄地方で13事例中5例であった。

沖縄地方で1ヶ月以内にM6クラス以上を記録していた震源と回数。

トカラ列島近海 13事例中2例
与那国島近海 13事例中2例
宮古島北西沖 13事例中1例
沖縄本島近海 13事例中1例
奄美大島北西沖 13事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。