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2020年08月11日十勝地方南部でM3.9・震度2、2019年04月のM6クラス震源付近で91日ぶり地震

十勝地方南部でM3.9・震度2、2019年04月のM6クラス震源付近で91日ぶり地震


 

気象庁によると2020年08月11日16:20に十勝地方南部でM3.9・震度2の地震が発生した。十勝地方南部で有感地震が記録されたのは91日ぶり。今年3回目となる有感地震であった。

 

十勝地方南部における今回の地震について

2020年08月11日16:20 M3.9・震度2 十勝地方南部(深さ約90km)

十勝地方南部で有感地震が観測されたのは2020年05月12日のM3.3・震度1以来91日ぶり。今回の震源からは約26km離れた場所で深さは48kmであった。その前は2020年04月14日のM3.4・震度1で、今回の震源から約57km離れた場所で深さは82kmであった。

十勝地方南部では2019年以降、これまで9回の地震が起きていたが、今回と同程度の深さ90km前後で発生していたのは上記で述べた04月14日のM3.4・震度1と深さ102kmだった2019年04月28日のM5.6・震度4の2回。M5.6は震源の位置も今回から約6kmと近かった。
 

十勝地方南部と北海道地方の最近の地震活動

十勝地方南部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が5回であるのに対し2019年に十勝地方南部における1週間平均値は4回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

十勝地方南部を含む北海道地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は141回で、2019年に北海道地方で記録された地震数は1週間当たり133回であったので、北海道地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては3回目。十勝地方南部では2019年に7回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計2回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が2回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

十勝地方南部を含む北海道地方では2020年に入りM5.0を超える規模の地震は観測されていない。(千島海溝沿いの地震は含まない)
 

十勝地方南部の過去の地震データ

1919年以降、十勝地方南部で発生してきた有感地震は268回でそのうちM5.0以上であったのが47回、M6.0以上が5回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1970年01月21日のM6.7・震度5で深さは55kmであった。

十勝地方南部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1970年01月21日 M6.7 震度5 十勝地方南部
1987年01月14日 M6.6 震度5 十勝地方南部
2013年02月02日 M6.5 震度5強 十勝地方南部
2012年08月25日 M6.1 震度5弱 十勝地方南部
1927年04月22日 M6.0 震度3 十勝地方南部

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1984年03月06日に十勝地方南部でM5.7・震度3の地震が約4kmの距離(深さ118km)で起きていた他、1987年01月14日に十勝地方南部でM6.6・震度5の地震が約5kmの距離(深さ119km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1987年01月14日に約5kmの距離で発生した十勝地方南部M6.6・震度5(深さ119km)であった。
 

北海道地方と十勝地方南部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北海道地方など方面別予測が現在392予測。また十勝地方南部など震源地別予測が現在581予測となっている。

方面別予測において現在、計392予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは98予測、Cクラスは263予測。このうち北海道地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が27予測となっている。

また震源地予測では現在、計581予測中、Aクラスが31予測、Bクラスが119予測、Cクラスが431予測となっており、このうち十勝地方南部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが2予測となっている。

通常時との比較では北海道地方の現在の危険度は100%以下、十勝地方南部の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」十勝地方南部M3.9の類似10事例以後の発震傾向性

今回の十勝地方南部M3.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた10件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

北海道地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数。

日高地方東部 10事例中1例

また、北海道地方を除いた各方面のうち、M6クラス以上が最も多く起きていたのは東北地方と関東地方で、東北地方では10事例中5例、関東地方では10事例中3例であった。

それぞれの方面で1ヶ月以内にM6クラス以上を記録していた震源と回数。

青森県東方沖 10事例中3例
宮城県沖 10事例中2例
岩手県沖 10事例中1例
三陸沖 10事例中1例

茨城県沖 10事例中2例
埼玉県北部 10事例中1例
 

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※画像は気象庁より。