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2020年08月12日与那国島近海でM4.7・震度1、2001年のM7.3大地震に近い位置

与那国島近海でM4.7・震度1、2001年のM7.3大地震に近い位置


 

気象庁によると2020年08月12日08:07に台湾に近い与那国島近海でM4.7・震度1の地震が発生した。与那国島近海で有感地震が記録されたのは16日ぶり。今年13回目となる有感地震であった。

 

与那国島近海における今回の地震について

2020年08月12日08:07 M4.7・震度1 与那国島近海(深さごく浅い)

与那国島近海で有感地震が観測されたのは2020年07月26日のM5.5・震度2以来16日ぶり。今回の震源からは約44km離れた場所で深さは51kmであった。その前は2020年06月22日のM4.4・震度2で、今回の震源から約28km離れた場所で深さは49kmであった。

日本国内でM4.5以上のM5クラス地震を観測したのは08月07日の三重県南東沖M5.3・震度2以来5日ぶりであった。

与那国島近海では06月中旬にM5.9を始めとするM6クラスが4回、M5.0以上が計7回と中規模地震が多発、その後07月26日に前回の有感地震となるM5.5が発生するなど最近地震活動が目立っている。

今回の地震は深さがごく浅いとされており、深さ51kmで震源の距離が約44km離れていた前回07月26日のM5.5、そして深さ10~20km前後と浅い震源であったものの今回の震源とは距離が100km前後離れていた06月中旬の一連の地震とも異なっていた。

今回の地震に近い条件だった過去の地震としては、2001年12月18日に8kmの深さ、約19kmの距離で発生していたM7.3・震度4が挙げられる。
 

与那国島近海と沖縄地方の最近の地震活動

与那国島近海で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が28回であるのに対し2019年に与那国島近海における1週間平均値は20回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

与那国島近海を含む沖縄地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は345回で、2019年に沖縄地方で記録された地震数は1週間当たり378回であったので、沖縄地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては13回目。与那国島近海では2019年に4回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は2回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計12回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が3回、M5.0以上が9回となっている。

与那国島近海を含む沖縄地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月26日の与那国島近海M5.5・震度2が挙げられる。
 

与那国島近海の過去の地震データ

1919年以降、与那国島近海で発生してきた有感地震は351回でそのうちM5.0以上であったのが160回。またM6.0以上は35回でM7.0以上の大地震は3回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1947年09月27日のM7.4・震度5で深さは96kmであった。

与那国島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1947年09月27日 M7.4 震度5 与那国島近海
1966年03月13日 M7.3 震度5 与那国島近海
2001年12月18日 M7.3 震度4 与那国島近海
1978年12月23日 M6.9 震度3 与那国島近海
1946年12月19日 M6.8 震度4 与那国島近海

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1927年06月06日に与那国島近海でM5.5・震度2の地震が約3kmの距離(深さ42km)で起きていた他、2002年04月28日に与那国島近海でM5.7・震度2の地震が約3kmの距離(深さ16km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1966年03月13日に約10kmの距離で発生した与那国島近海M7.3・震度5(深さ42km)であった。
 

沖縄地方と与那国島近海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は沖縄地方など方面別予測が現在392予測。また与那国島近海など震源地別予測が現在581予測となっている。

方面別予測において現在、計392予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは98予測、Cクラスは263予測。このうち沖縄地方に対してはAクラス予測が7予測、Bクラス予測が14予測、Cクラス予測が24予測となっている。

また震源地予測では現在、計581予測中、Aクラスが31予測、Bクラスが119予測、Cクラスが431予測となっており、このうち与那国島近海に対してはAクラスが0予測、Bクラスが7予測、Cクラスが19予測となっている。

通常時との比較では沖縄地方の現在の危険度は150%以上、与那国島近海の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」与那国島近海M4.7の類似11事例以後の発震傾向性

今回の与那国島近海M4.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた11件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

与那国島近海を含む沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは11事例中5例であった。

沖縄地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数。

与那国島近海 11事例中3例
宮古島近海 11事例中2例
沖縄本島北西沖 11事例中1例
沖縄本島近海 11事例中1例

また、各方面のうち1ヶ月以内に最も多くのM6クラス以上が発生していたのは沖縄地方であったが、次に多く起きていたのは東北地方で11事例中5例であった。

東北地方で1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と回数。

福島県沖 11事例中3例
宮城県沖 11事例中2例
岩手県沖 11事例中2例
青森県東方沖 11事例中1例
三陸沖 11事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。