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2020年08月12日トンガでM5.0、前夜のケルマデック諸島M5.1地震から400km北側

トンガでM5.0、1ヶ月以内のインドネシアM7クラスに繋がる傾向性


 

USGSによると日本時間2020年08月12日08:42に大洋州のトンガでM5.0の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年08月11日夜にニュージーランド北方のケルマデック諸島でM5.1の地震が今回の震源から約400km離れた場所で起きていた。

 

トンガにおける今回の地震について

日本時間2020年08月12日08:42 M5.0 トンガ(深さ約10km)

日本時間08月11日19:53には今回の震源から南側に約400km離れた場所でケルマデック諸島M5.1の地震が起きたばかりであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震18事例のうち、8例で1ヶ月以内のインドネシアM7クラス以上が記録されていた。
 

今回の震源から500km以内の最近の地震活動

今回の震源から距離500km以内では2019年にM6.0以上の地震が9回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に今回の震源から距離500km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月01日 M6.6 フィジー(深さ約591km)
2019年11月04日 M6.6 トンガ(深さ約10km)
2019年11月08日 M6.5 フィジー(深さ約577km)
2019年01月26日 M6.2 フィジー(深さ約588km)
2019年11月11日 M6.2 トンガ(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から距離500km以内では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が3回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。
 

今回の震源から500km以内の過去の地震データ

1901年以降、今回の震源から距離500km以内で発生してきたM6.0以上の地震は401回でそのうちM7.0以上であったのが41回。20世紀以降最大だったのは1976年01月14日のケルマデック諸島M8.0で深さは約33kmであった。

今回の震源から500km以内で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1976年01月14日 M8.0 ケルマデック諸島(深さ約33km)
2006年05月03日 M8.0 トンガ(深さ約55km)
1950年12月14日 M7.8 トンガ(深さ約216km)
1975年10月11日 M7.8 トンガ(深さ約9km)
1997年10月14日 M7.8 フィジー(深さ約167km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約500km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1982年12月19日にトンガでM7.2の地震が約34kmの距離(深さ33km)で起きていた他、1967年02月17日にトンガでM6.5の地震が約56kmの距離(深さ15km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とトンガにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在418予測。またトンガなど震源地別予測が現在792予測となっている。

方面別予測において現在、計418予測中、Aクラスは44予測、Bクラスは133予測、Cクラスは241予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が17予測、Bクラス予測が38予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計792予測中、Aクラスが40予測、Bクラスが164予測、Cクラスが588予測となっており、このうちトンガに対してはAクラスが0予測、Bクラスが3予測、Cクラスが15予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は150%以上、トンガの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」トンガM5.0の類似18事例以降の発震傾向性

今回のトンガM5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた18件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

トンガを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは18事例中10例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 18事例中3例
トンガ 18事例中3例
フィジー 18事例中3例
ケルマデック諸島 18事例中2例
ニューカレドニア 18事例中2例
バヌアツ 18事例中1例
ニュージーランド 18事例中1例

各方面のうち1ヶ月以内に最も多くのM7クラス以上が発生していたのは大洋州であったが、次に多く起きていたのはアジアで18事例中10例であった。

アジアで1ヶ月以内にM7クラス以上を記録していた震源と回数。

インドネシア 18事例中8例
インド 18事例中2例
フィリピン 18事例中1例
マリアナ諸島 18事例中1例
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。