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2020年08月12日国後島付近でM3.8・震度2、70日ぶり今年2回目の有感地震

国後島付近でM3.8・震度2、70日ぶり今年2回目の有感地震


 

気象庁によると2020年08月12日19:03に国後島付近でM3.8・震度2の地震が発生した。国後島付近で有感地震が記録されたのは70日ぶり。今年2回目となる有感地震であった。

 

国後島付近における今回の地震について

2020年08月12日19:03 M3.8・震度2 国後島付近(深さ約130km)

国後島付近で有感地震が観測されたのは2020年06月04日のM3.5・震度1以来70日ぶり。今回の震源からは約115km離れた場所で深さは110kmであった。その前は2019年12月07日のM3.2・震度1で、今回の震源から約8km離れた場所で深さは133kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震8事例のうち、その後1ヶ月以内に最もM6クラス以上の地震が起きていたのは三陸沖で8事例中2例であった。
 

国後島付近と千島海溝の最近の地震活動

国後島付近で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が4回であるのに対し2019年に国後島付近における1週間平均値は6回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

国後島付近を含む千島海溝全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は82回で、2019年に千島海溝で記録された地震数は1週間当たり76回であったので、千島海溝における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては2回目。国後島付近では2019年に6回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計1回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が1回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

国後島付近を含む千島海溝で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月09日の択捉島南東沖M5.2・震度2が挙げられる。
 

国後島付近の過去の地震データ

1919年以降、国後島付近で発生してきた有感地震は198回でそのうちM5.0以上であったのが37回、M6.0以上が10回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1965年10月26日のM6.8・震度4で深さは157kmであった。

国後島付近において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1965年10月26日 M6.8 震度4 国後島付近
1945年06月22日 M6.6 震度3 国後島付近
2018年11月05日 M6.3 震度4 国後島付近
1985年03月27日 M6.2 震度4 国後島付近
1996年02月01日 M6.2 震度3 国後島付近

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1937年12月20日に国後島付近でM5.3・震度1の地震が約11kmの距離(深さ257km)で起きていた他、1997年11月15日に根室地方北部でM6.1・震度4の地震が約11kmの距離(深さ155km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1997年11月15日に約11kmの距離で発生した根室地方北部M6.1・震度4(深さ155km)であった。
 

千島海溝と国後島付近における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は千島海溝など方面別予測が現在392予測。また国後島付近など震源地別予測が現在581予測となっている。

方面別予測において現在、計392予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは98予測、Cクラスは263予測。このうち千島海溝に対してはAクラス予測が5予測、Bクラス予測が25予測、Cクラス予測が15予測となっている。

また震源地予測では現在、計581予測中、Aクラスが31予測、Bクラスが119予測、Cクラスが431予測となっており、このうち国後島付近に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが1予測となっている。

通常時との比較では千島海溝の現在の危険度は100%以上、国後島付近の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」国後島付近M3.8の類似8事例以後の発震傾向性

今回の国後島付近M3.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた8件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

国後島付近を含む千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは8事例中1例であった。

千島海溝で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数。

北海道東方沖 8事例中1例

また、千島海溝を除いた各方面のうち、M6クラス以上が最も多く起きていたのは東北地方とアジアで、東北地方では8事例中5例、アジアでは8事例中2例であった。

それぞれの方面で1ヶ月以内にM6クラス以上を記録していた震源と回数。

三陸沖 8事例中2例
秋田県沿岸南部 8事例中1例
福島県沖 8事例中1例
岩手県沿岸南部 8事例中1例

マリアナ諸島 8事例中1例
台湾付近 8事例中1例

追記:08月12日の国後島付近M3.8・震度2は根室地方中部に、1年9ヶ月ぶり有感地震
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。