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2020年08月13日フィリピン北部沖合でM5.5、08月01日の南部M6.4に続くM6クラス地震

フィリピン北部ルソン海峡でM5.5、08月01日の南部M6.4に続くM6クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年08月13日07:32にフィリピンの北部と台湾に挟まれるルソン海峡でM5.5の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年06月14日にフィリピン南部でM4.5の地震が今回の震源からは約17km離れた場所で起きていた。

 

フィリピンにおける今回の地震について

日本時間2020年08月13日07:32 M5.5 フィリピン(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年08月13日にタンザニアで発生したM6.0以来約5時間ぶりで、2020年としては232回目となる(発生日時は日本時間)。

フィリピンでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月01日のM6.4以来11日ぶり。今回の震源から約1,181km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年07月31日のM5.6で、今回の震源から約1,183km離れていた。

今回の震源はフィリピンの北部と台湾に挟まれるルソン海峡付近であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震11事例のうち、その後1ヶ月以内に最もM7クラス以上の地震が起きていたのはインドネシアで11事例中6例であった。
 

フィリピンの最近の地震活動

フィリピンでは2019年にM6.0以上の地震が10回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィリピンで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年12月15日 M6.8 フィリピン(深さ約18km)
2019年10月29日 M6.6 フィリピン(深さ約15km)
2019年10月31日 M6.5 フィリピン(深さ約10km)
2019年04月23日 M6.4 フィリピン(深さ約56km)
2019年10月16日 M6.4 フィリピン(深さ約16km)
※海外時間(UTC)

フィリピンでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が3回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。
 

フィリピンの過去の地震データ

1901年以降、フィリピンで発生してきたM6.0以上の地震は419回でそのうちM7.0以上であったのが65回。20世紀以降、過去最大だったのは1918年08月15日のM8.3で深さは約20kmであった。

フィリピンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1918年08月15日 M8.3 フィリピン(深さ約20km)
1924年04月14日 M8.0 フィリピン(深さ約15km)
1972年12月02日 M8.0 フィリピン(深さ約60km)
1976年08月16日 M7.9 フィリピン(深さ約33km)
1913年03月14日 M7.8 フィリピン(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約50km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

アジアとフィリピンにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在417予測。またフィリピンなど震源地別予測が現在803予測となっている。

方面別予測において現在、計417予測中、Aクラスは45予測、Bクラスは133予測、Cクラスは239予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が23予測、Bクラス予測が32予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計803予測中、Aクラスが39予測、Bクラスが168予測、Cクラスが596予測となっており、このうちフィリピンに対してはAクラスが1予測、Bクラスが11予測、Cクラスが23予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、フィリピンの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィリピンM5.5の類似11事例以降の発震傾向性

今回のフィリピンM5.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた11件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィリピンを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは11事例中10例であった。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 11事例中6例
日本 11事例中5例
フィリピン 11事例中2例
中国 11事例中1例
マリアナ諸島 11事例中1例

各方面のうち1ヶ月以内に最も多くのM7クラス以上が発生していたのはアジアであったが、次に多く起きていたのは大洋州で11事例中7例であった。

大洋州で1ヶ月以内にM7クラス以上を記録していた震源と回数。

フィジー 11事例中3例
バヌアツ 11事例中3例
パプアニューギニア 11事例中2例
ニュージーランド 11事例中2例
マッコーリー島 11事例中1例
ソロモン諸島 11事例中1例
ロイヤリティ諸島 11事例中1例

また、今回のフィリピンにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは11事例中5例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い)

1972年12月04日 M7.2・震度6 八丈島東方沖(1972年12月04日八丈島東方沖地震)
2004年11月29日 M7.1・震度5強 釧路沖
2007年03月25日 M6.9・震度6強 能登半島沖(能登半島地震)
2007年09月28日 M7.6・震度2 マリアナ諸島
2015年02月17日 M6.9・震度4 三陸沖
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。