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2020年08月12日薩摩半島西方沖付近でM4.4の地震、震度1以上は観測されず

08月12日の薩摩半島西方沖付近M4.4の地震は薩摩半島西方沖M3.6に


 

2020年08月12日14:41にUSGSが薩摩半島西方沖付近で観測していたM4.4の地震は気象庁が2020年08月13日に発表した震源リストによると薩摩半島西方沖M3.6となった。

 

2020年08月12日14:41 M3.6・震度1未満 薩摩半島西方沖(深さ150km)

USGSは深さを約154kmと計測していた。

薩摩半島西方沖で前回有感地震が観測されたのは2020年06月08日のM3.2・震度2(深さ8km)(規模不明は除く)。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震18事例のうち、その後1ヶ月以内に薩摩半島西方沖を含む九州地方でM6クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。
 

薩摩半島西方沖と九州地方の最近の地震活動

薩摩半島西方沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が18回であるのに対し2019年に薩摩半島西方沖における1週間平均値は29回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

薩摩半島西方沖を含む九州地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は422回で、2019年に九州地方で記録された地震数は1週間当たり513回であったので、九州地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

薩摩半島西方沖では2019年に6回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでに有感地震が15回起きており、内訳はM3.0未満だったのが3回、M3.0~3.9が4回、M4.0~4.9が7回、M5.0以上が1回となっている。

薩摩半島西方沖を含む九州地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年05月03日の薩摩半島西方沖M6.2・震度3が挙げられる。
 

薩摩半島西方沖の過去の地震データ

1919年以降、薩摩半島西方沖で発生してきた有感地震は254回でそのうちM5.0以上であったのが44回。またM6.0以上は6回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2015年11月14日のM7.1・震度4で深さは17kmであった。

薩摩半島西方沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2015年11月14日 M7.1 震度4 薩摩半島西方沖
1928年06月03日 M6.6 震度5 薩摩半島西方沖
2020年05月03日 M6.2 震度3 薩摩半島西方沖
1960年03月04日 M6.1 震度4 薩摩半島西方沖
1926年06月05日 M6.0 震度2 薩摩半島西方沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1963年01月09日に薩摩半島西方沖でM5.6・震度3の地震が約6kmの距離(深さ159km)で起きていた他、1951年04月26日に薩摩半島西方沖でM5.4・震度2の地震が約6kmの距離(深さ154km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1978年05月23日に約16kmの距離で発生した種子島近海M6.4・震度4(深さ160km)であった。
 

九州地方と薩摩半島西方沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は九州地方など方面別予測が現在393予測。また薩摩半島西方沖など震源地別予測が現在583予測となっている。

方面別予測において現在、計393予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは97予測、Cクラスは265予測。このうち九州地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が25予測となっている。

また震源地予測では現在、計583予測中、Aクラスが31予測、Bクラスが119予測、Cクラスが433予測となっており、このうち薩摩半島西方沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが5予測となっている。

通常時との比較では九州地方の現在の危険度は100%以下、薩摩半島西方沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」薩摩半島西方沖M3.6の類似18事例以後の発震傾向性

今回の薩摩半島西方沖M3.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた18事例について、薩摩半島西方沖を含む九州地方でその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかった。

九州地方以外の各方面のうち、M6クラス以上が最も多く起きていたのは東北地方で18事例中10例であった。

東北地方で1ヶ月以内にM6クラス以上を記録していた震源と回数。

青森県東方沖 18事例中3例
福島県沖 18事例中2例
岩手県沖 18事例中2例
秋田県沖 18事例中1例
宮城県沖 18事例中1例
三陸沖 18事例中1例
福島県浜通り 18事例中1例
山形県沖 18事例中1例
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。