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2020年08月16日南米チリ北部沿岸でM5.1、国境近いペルー側でも08月15日にM5超え地震

南米チリ北部沿岸でM5.1、国境近いペルー側でも08月15日にM5超え地震


 

USGSによると日本時間2020年08月16日12:18にペルーとの国境に近い南米チリの北部沿岸部でM5.1の地震が発生した。ペルー側でも日本時間2020年08月15日にM5.0の地震が起きていた。

 

チリにおける今回の地震について

日本時間2020年08月16日12:18 M5.1 チリ(深さ約64km)

チリでM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月03日のM5.5以来13日ぶりで今年32回目。前回の地震は今回の震源から約125km離れた位置であった。その前は2020年07月17日のM5.9で、今回の震源から約92km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源はチリ北部、ペルーとの国境に近い位置であった。ペルー側では日本時間08月15日にM5.0の地震が起きており、今回の震源から北方向に約370km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震50事例のうち、その後1ヶ月以内にチリを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは50事例中15例であった。
 

チリの最近の地震活動

チリでは2019年にM6.0以上の地震が6回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にチリで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年08月01日 M6.8 チリ(深さ約25km)
2019年01月20日 M6.7 チリ(深さ約63km)
2019年09月29日 M6.7 チリ(深さ約11km)
2019年06月14日 M6.4 チリ(深さ約11km)
2019年11月04日 M6.1 チリ(深さ約53km)
※海外時間(UTC)

チリでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にチリで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.8 チリ(深さ約97km)
2020年07月17日 M5.9 チリ(深さ約74km)
2020年03月17日 M5.6 チリ(深さ約29km)
2020年01月28日 M5.5 チリ(深さ約10km)
2020年05月10日 M5.5 チリ(深さ約118km)
 

チリの過去の地震データ

1901年以降、チリで発生してきたM6.0以上の地震は434回でそのうちM7.0以上であったのが64回。20世紀以降、過去最大だったのは1960年05月22日のM9.5で深さは約25kmであった。

チリで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1960年05月22日 M9.5 チリ(深さ約25km)
2010年02月27日 M8.8 チリ(深さ約23km)
1922年11月11日 M8.5 チリ(深さ約70km)
2015年09月16日 M8.3 チリ(深さ約22km)
1906年08月17日 M8.2 チリ(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2009年11月13日にチリでM6.5の地震が約13kmの距離(深さ27km)で起きていた他、1956年01月08日にチリでM6.6の地震が約31kmの距離(深さ52km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2014年04月01日に56kmの距離で発生したチリ M8.2(深さ25km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

中南米とチリにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在434予測。またチリなど震源地別予測が現在861予測となっている。

方面別予測において現在、計434予測中、Aクラスは49予測、Bクラスは134予測、Cクラスは251予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が45予測、Cクラス予測が8予測となっている。

また震源地予測では現在、計861予測中、Aクラスが42予測、Bクラスが171予測、Cクラスが648予測となっており、このうちチリに対してはAクラスが0予測、Bクラスが5予測、Cクラスが33予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は150%以上、チリの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」チリM5.1の類似50事例以降の発震傾向性

今回のチリM5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた50件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

チリを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは50事例中15例であった。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

ペルー 50事例中4例
チリ 50事例中3例
メキシコ 50事例中3例
ボリビア 50事例中2例
エルサルバドル 50事例中2例
エクアドル 50事例中1例
アルゼンチン 50事例中1例
ブラジル 50事例中1例

また、今回のチリにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは50事例中11例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1973年06月17日 M7.4・震度5 根室半島南東沖(1973年根室半島沖地震)
1983年06月21日 M7.1・震度4 青森県西方沖
1985年08月12日 M6.4・震度4 福島県沖
1990年09月24日 M6.6・震度3 東海道南方沖
1992年01月20日 M6.6・震度2 小笠原諸島西方沖
1992年07月18日 M6.9・震度3 三陸沖
2001年12月02日 M6.4・震度5弱 岩手県内陸南部
2005年08月16日 M7.2・震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2011年04月07日 M7.2・震度6強 宮城県沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。