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2020年08月16日フィリピンでM5.2、2010年07月のM7.8大地震とほぼ同位置で

フィリピンでM5.2、2010年07月のM7.6大地震とほぼ同位置で


 

USGSによると日本時間2020年08月16日16:22にフィリピンでM5.2の地震が発生した。今回の地震は2010年07月のM7.6大地震の震源とほぼ同位置であった。

 

フィリピンにおける今回の地震について

日本時間2020年08月16日16:22 M5.2 フィリピン(深さ約580km)

フィリピンでM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月12日のM5.5以来3日ぶりで今年35回目。前回の地震は今回の震源から約1,238km離れた位置であった。その前は2020年08月01日のM6.4で、今回の震源から約105km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の地震は08月01日のM6.4に上記の通り比較的近い位置で発生したが、下記で述べている通り2010年には約3km、深さ578kmとほぼ同位置でM7.6のM8クラス地震が起きていた場所でもあった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震29事例のうち、その後1ヶ月以内にフィリピンを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは29事例中20例であった。
 

フィリピンの最近の地震活動

フィリピンでは2019年にM6.0以上の地震が10回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィリピンで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年12月15日 M6.8 フィリピン(深さ約18km)
2019年10月29日 M6.6 フィリピン(深さ約15km)
2019年10月31日 M6.5 フィリピン(深さ約10km)
2019年04月23日 M6.4 フィリピン(深さ約56km)
2019年10月16日 M6.4 フィリピン(深さ約16km)
※海外時間(UTC)

フィリピンでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が3回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィリピンで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月01日 M6.4 フィリピン(深さ約480km)
2020年03月26日 M6.1 フィリピン(深さ約54km)
2020年02月06日 M6.0 フィリピン(深さ約44km)
2020年04月10日 M5.9 フィリピン(深さ約149km)
2020年07月27日 M5.8 フィリピン(深さ約41km)
 

フィリピンの過去の地震データ

1901年以降、フィリピンで発生してきたM6.0以上の地震は419回でそのうちM7.0以上であったのが65回。20世紀以降、過去最大だったのは1918年08月15日のM8.3で深さは約20kmであった。

フィリピンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1918年08月15日 M8.3 フィリピン(深さ約20km)
1924年04月14日 M8.0 フィリピン(深さ約15km)
1972年12月02日 M8.0 フィリピン(深さ約60km)
1976年08月16日 M7.9 フィリピン(深さ約33km)
1913年03月14日 M7.8 フィリピン(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2010年07月23日にフィリピンでM7.6の地震が約3kmの距離(深さ578km)で起きていた他、2010年07月24日にフィリピンでM6.6の地震が約22kmの距離(深さ553km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2010年07月23日に3kmの距離で発生したフィリピン M7.6(深さ578km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとフィリピンにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在434予測。またフィリピンなど震源地別予測が現在861予測となっている。

方面別予測において現在、計434予測中、Aクラスは49予測、Bクラスは134予測、Cクラスは251予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が25予測、Bクラス予測が32予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計861予測中、Aクラスが42予測、Bクラスが171予測、Cクラスが648予測となっており、このうちフィリピンに対してはAクラスが1予測、Bクラスが11予測、Cクラスが25予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、フィリピンの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィリピンM5.2の類似29事例以降の発震傾向性

今回のフィリピンM5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた29件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィリピンを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは29事例中20例であった。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 29事例中11例
フィリピン 29事例中7例
日本 29事例中6例
台湾 29事例中2例
セレベス海 29事例中2例
インド 29事例中1例

また、今回のフィリピンにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは29事例中6例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1977年12月21日 M6.0・震度3 硫黄島近海
1984年08月07日 M7.1・震度4 日向灘
2009年10月30日 M6.8・震度4 奄美大島北東沖
2011年09月17日 M6.6・震度4 岩手県沖
2012年12月07日 M7.3・震度5弱 三陸沖
2015年02月17日 M6.9・震度4 三陸沖
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。