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2020年08月17日アリューシャン列島でM5.7、4日ぶり今年7回目のM6クラス以上地震

アリューシャン列島でM5.7、4日ぶり今年7回目のM6クラス以上地震


 

USGSによると日本時間2020年08月17日05:05にアリューシャン列島でM5.7の地震が発生した。07月22日のアラスカM7.8震源からは西方向に約1,400km離れた位置であった。

 

アリューシャン列島における今回の地震について

日本時間2020年08月17日05:05 M5.7 アリューシャン列島(深さ約43km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年08月15日にイースター島で発生したM5.8以来2日ぶりで、2020年としては236回目となる(発生日時は日本時間)。

アリューシャン列島でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月13日のM5.7以来4日ぶりで今年7回目。前回の地震は今回の震源から約838km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年03月02日のM5.7で、今回の震源から約953km離れていた。

アリューシャン列島からアラスカにかけての一帯では07月22日にアラスカでM7.8の大地震が起きていた。今回の震源はM7.8震源から西方向に約1,400km離れた位置であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震36事例のうち、その後1ヶ月以内にアリューシャン列島を含む北太平洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは36事例中4例であった。
 

アリューシャン列島の最近の地震活動

アリューシャン列島では2019年にM6.0以上の地震が4回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にアリューシャン列島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年04月02日 M6.4 アリューシャン列島(深さ約8km)
2019年11月24日 M6.3 アリューシャン列島(深さ約20km)
2019年05月23日 M6.0 アリューシャン列島(深さ約30km)
2019年12月02日 M6.0 アリューシャン列島(深さ約28km)
2019年01月05日 M5.9 アリューシャン列島(深さ約30km)
※海外時間(UTC)

アリューシャン列島では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にアリューシャン列島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年01月23日 M6.2 アリューシャン列島(深さ約10km)
2020年01月26日 M6.1 アリューシャン列島(深さ約27km)
2020年01月26日 M5.8 アリューシャン列島(深さ約27km)
2020年01月26日 M5.7 アリューシャン列島(深さ約35km)
2020年03月02日 M5.7 アリューシャン列島(深さ約23km)
 

アリューシャン列島の過去の地震データ

1901年以降、アリューシャン列島で発生してきたM6.0以上の地震は483回でそのうちM7.0以上であったのが56回。20世紀以降、過去最大だったのは1965年02月04日のM8.7で深さは約30kmであった。

アリューシャン列島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1965年02月04日 M8.7 アリューシャン列島(深さ約30km)
1946年04月01日 M8.6 アリューシャン列島(深さ約15km)
1957年03月09日 M8.6 アリューシャン列島(深さ約25km)
1906年08月17日 M8.3 アリューシャン列島(深さ約110km)
1986年05月07日 M8.0 アリューシャン列島(深さ約33km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1901年12月31日にアリューシャン列島でM7.1の地震が約29kmの距離(深さkm)で起きていた他、1905年09月15日にアリューシャン列島でM7.4の地震が約44kmの距離(深さkm)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1905年09月15日に44kmの距離で発生したアリューシャン列島 M7.4(深さkm)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

北太平洋とアリューシャン列島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北太平洋など方面別予測が現在430予測。またアリューシャン列島など震源地別予測が現在852予測となっている。

方面別予測において現在、計430予測中、Aクラスは49予測、Bクラスは131予測、Cクラスは250予測。このうち北太平洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が1予測、Cクラス予測が35予測となっている。

また震源地予測では現在、計852予測中、Aクラスが40予測、Bクラスが169予測、Cクラスが643予測となっており、このうちアリューシャン列島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが1予測、Cクラスが32予測となっている。

通常時との比較では北太平洋の現在の危険度は100%以下、アリューシャン列島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」アリューシャン列島M5.7の類似36事例以降の発震傾向性

今回のアリューシャン列島M5.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた36件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

アリューシャン列島を含む北太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは36事例中4例であった。

北太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アリューシャン列島 36事例中3例
北東太平洋付近 36事例中1例

北太平洋を除いた各方面のうち、M7クラス以上が最も多く起きていたのはアジアと大洋州で、アジアでは36事例中28例、大洋州では36事例中23例であった。

それぞれの方面で1ヶ月以内にM7クラス以上を記録していた震源と回数。

インドネシア 36事例中15例
日本 36事例中8例
フィリピン 36事例中4例
中国 36事例中3例
台湾 36事例中2例
マリアナ諸島 36事例中1例
ミャンマー 36事例中1例
グアム 36事例中1例

パプアニューギニア 36事例中7例
フィジー 36事例中6例
バヌアツ 36事例中6例
ケルマデック諸島 36事例中5例
ソロモン諸島 36事例中4例
トンガ 36事例中3例
サンタクルーズ諸島 36事例中3例
ロイヤリティ諸島 36事例中2例
ニュージーランド 36事例中2例
ウォリス・フツナ 36事例中1例

また、今回のアリューシャン列島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは36事例中8例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1959年01月22日 M6.8・震度4 福島県沖
1971年08月02日 M7.0・震度5 十勝沖
1977年12月21日 M6.0・震度3 硫黄島近海
1987年04月07日 M6.6・震度5 福島県沖
2008年09月11日 M7.1・震度5弱 十勝沖
2011年07月10日 M7.3・震度4 三陸沖
2014年07月12日 M7.0・震度4 福島県沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。