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2020年08月17日ギリシャで50日ぶりのM5超え地震M5.0、2006年のM7クラス震源周辺

ギリシャで50日ぶりのM5超え地震M5.0、2006年のM7クラス震源周辺


 

USGSによると日本時間2020年08月17日16:27にギリシャでM5.0の地震が発生した。ギリシャでM5以上の地震が起きたのは約2ヶ月ぶり。05月02日にはM6.5のM7クラス地震を記録していた。

 

ギリシャにおける今回の地震について

日本時間2020年08月17日16:27 M5.0 ギリシャ(深さ約94km)

ギリシャでM5.0以上地震が観測されたのは2020年06月28日のM5.5以来50日ぶりで今年21回目。前回の地震は今回の震源から約497km離れた位置であった。その前は2020年06月19日のM5.1で、今回の震源から約309km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源はアテネの南側約100km前後の地点であった。ギリシャでは地中海のクレタ島付近で05月02日にM6.5のM7クラス地震が今年起きており、その後もM5を超える地震が10回観測されていたが、06月19日のM5.1を最後にクレタ島付近では約2ヶ月間M5以上地震は発生していない。M6.5の震源は今回の震源から南方向に約330km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震11事例のうち、その後1ヶ月以内にギリシャを含む欧州でM7クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の11事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは11事例中3例であった。
 

ギリシャの最近の地震活動

ギリシャにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が3回。2019年にギリシャの1ヶ月当たり平均発生数は4.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

ギリシャでは2019年にM6.0以上の地震が1回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にギリシャで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年11月27日 M6.0 ギリシャ(深さ約63km)
※海外時間(UTC)

ギリシャでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にギリシャで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年05月02日 M6.5 ギリシャ(深さ約17km)
2020年01月30日 M5.8 ギリシャ(深さ約10km)
2020年05月18日 M5.8 ギリシャ(深さ約10km)
2020年03月21日 M5.7 ギリシャ(深さ約10km)
2020年01月30日 M5.6 ギリシャ(深さ約10km)
 

ギリシャの過去の地震データ

1901年以降、ギリシャで発生してきたM6.0以上の地震は89回でそのうちM7.0以上であったのが6回。20世紀以降、過去最大だったのは1956年07月09日のM7.7で深さは約20kmであった。

ギリシャで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1956年07月09日 M7.7 ギリシャ(深さ約20km)
1947年10月06日 M7.3 ギリシャ(深さ約15km)
1948年02月09日 M7.3 ギリシャ(深さ約15km)
1957年04月25日 M7.3 ギリシャ(深さ約35km)
1957年04月24日 M7.1 ギリシャ(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2006年01月08日にギリシャでM6.7の地震が約81kmの距離(深さ66km)で起きていた。
 

欧州とギリシャにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は欧州など方面別予測が現在442予測。またギリシャなど震源地別予測が現在914予測となっている。

方面別予測において現在、計442予測中、Aクラスは50予測、Bクラスは133予測、Cクラスは259予測。このうち欧州に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が19予測となっている。

また震源地予測では現在、計914予測中、Aクラスが40予測、Bクラスが172予測、Cクラスが702予測となっており、このうちギリシャに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが7予測となっている。

通常時との比較では欧州の現在の危険度は100%以下、ギリシャの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ギリシャM5.0の類似11事例以降の発震傾向性

今回のギリシャM5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた11件の事例について、ギリシャを含む欧州でその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかった。

欧州以外の各方面のうち、M7クラス以上が最も多く起きていたのはアジアで11事例中8例であった。

アジアで1ヶ月以内にM7クラス以上を記録していた震源と回数。

日本 11事例中3例
インドネシア 11事例中2例
北朝鮮 11事例中1例
ミャンマー 11事例中1例
フィリピン 11事例中1例
中国 11事例中1例
ミクロネシア 11事例中1例

また、今回のギリシャにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは11事例中3例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1993年10月12日 M6.9・震度4 東海道南方沖
2005年01月19日 M6.8・震度1 関東東方沖
2010年12月22日 M7.8・震度4 父島近海
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。