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2020年08月17日大洋州のフィジーでM5.0、22日ぶり今年29回目のM5以上地震

大洋州のフィジーでM5.0、22日ぶり今年29回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年08月17日18:52にフィジーでM5.0の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年06月19日にフィジーでM5.7の地震が今回の震源からは約78km離れた場所で起きていた。

 

フィジーにおける今回の地震について

日本時間2020年08月17日18:52 M5.0 フィジー(深さ約593km)

フィジーでM5.0以上地震が観測されたのは2020年07月25日のM5.4以来22日ぶりで今年29回目。前回の地震は今回の震源から約216km離れた位置であった。その前は2020年07月21日のM6.0で、今回の震源から約249km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年06月19日にフィジーでM5.7の地震が今回の震源からは約78km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震29事例のうち、その後1ヶ月以内にフィジーを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは29事例中16例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の29事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは29事例中1例であった。
 

フィジーの最近の地震活動

フィジーにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が17回。2019年にフィジーの1ヶ月当たり平均発生数は24.3回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

フィジーでは2019年にM6.0以上の地震が5回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィジーで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月01日 M6.6 フィジー(深さ約591km)
2019年11月08日 M6.5 フィジー(深さ約577km)
2019年01月26日 M6.2 フィジー(深さ約588km)
2019年03月10日 M6.2 フィジー(深さ約578km)
2019年04月23日 M6.0 フィジー(深さ約386km)
※海外時間(UTC)

フィジーでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィジーで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.1 フィジー(深さ約91km)
2020年07月21日 M6.0 フィジー(深さ約602km)
2020年06月10日 M5.9 フィジー(深さ約548km)
2020年06月06日 M5.8 フィジー(深さ約10km)
2020年01月31日 M5.7 フィジー(深さ約576km)
 

フィジーの過去の地震データ

1901年以降、フィジーで発生してきたM6.0以上の地震は394回でそのうちM7.0以上であったのが37回。20世紀以降、過去最大だったのは2018年08月19日のM8.2で深さは約600kmであった。

フィジーで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2018年08月19日 M8.2 フィジー(深さ約600km)
2018年09月06日 M7.9 フィジー(深さ約671km)
1919年01月01日 M7.8 フィジー(深さ約485km)
1997年10月14日 M7.8 フィジー(深さ約167km)
2007年12月09日 M7.8 フィジー(深さ約153km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1994年03月09日にフィジーでM7.6の地震が約3kmの距離(深さ563km)で起きていた他、2000年05月04日にフィジーでM6.5の地震が約18kmの距離(深さ516km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2018年08月19日に30kmの距離で発生したフィジー M8.2(深さ600km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とフィジーにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在442予測。またフィジーなど震源地別予測が現在914予測となっている。

方面別予測において現在、計442予測中、Aクラスは50予測、Bクラスは133予測、Cクラスは259予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が20予測、Bクラス予測が37予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計914予測中、Aクラスが40予測、Bクラスが172予測、Cクラスが702予測となっており、このうちフィジーに対してはAクラスが2予測、Bクラスが19予測、Cクラスが26予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は150%以上、フィジーの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィジーM5.0の類似29事例以降の発震傾向性

今回のフィジーM5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた29件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィジーを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは29事例中16例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

ケルマデック諸島 29事例中3例
パプアニューギニア 29事例中3例
ニュージーランド 29事例中3例
トンガ 29事例中3例
フィジー 29事例中2例
サモア 29事例中2例
ロイヤリティ諸島 29事例中2例
ソロモン諸島 29事例中1例
オーストラリア南方 29事例中1例
マッコーリー島 29事例中1例

各方面のうち1ヶ月以内に最も多くのM7クラス以上が発生していたのは大洋州であったが、次に多く起きていたのはアジアで29事例中14例であった。

アジアで1ヶ月以内にM7クラス以上を記録していた震源と回数。

インドネシア 29事例中6例
フィリピン 29事例中4例
中国 29事例中2例
台湾 29事例中2例
モンゴル 29事例中1例
日本 29事例中1例

また、今回のフィジーにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは29事例中1例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1978年03月07日 M7.2・震度4 東海道南方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。