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2020年08月18日メキシコ北部のバハ・カリフォルニアでM5.1含む17回の地震が相次ぐ

メキシコ北部のバハ・カリフォルニアでM5.1含む17回の地震が相次ぐ


 

USGSによると日本時間2020年08月18日03:00までにメキシコのバハ・カリフォルニアで00:30のM5.1を含む17回のM2.5以上地震が相次ぎ発生した。

 

メキシコにおける今回の地震について

日本時間2020年08月18日00:30 M5.1 メキシコ(深さ約16km)

一連の地震は日本時間08月18日00:09のM4.4から始まり、21分後の00:30にM5.1、00:31にM4.6を記録した後に日本時間03:00までにM2.5以上の地震が計17回となっている。これまでの最大は00:30のM5.1。

周辺では北側に当たる米国カリフォルニア州のソルトン湖付近でも08月11日からM4.6を含む群発地震が発生、サンアンドレアス断層の南端付近であったことからUSGSが地震予測を発表していた

ソルトン湖付近における地震と今回の群発地震は約150km離れている。

メキシコでM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月14日のM5.3以来3日ぶりで今年20回目。前回の地震は今回の震源から約1,626km離れた位置であった。その前は2020年07月24日のM5.5で、今回の震源から約2,604km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震24事例のうち、その後1ヶ月以内にメキシコを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは24事例中5例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の24事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは24事例中7例であった。
 

メキシコの最近の地震活動

メキシコにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が4回。2019年にメキシコの1ヶ月当たり平均発生数は6.3回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

メキシコでは2019年にM6.0以上の地震が2回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にメキシコで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年02月01日 M6.7 メキシコ(深さ約66km)
2019年11月20日 M6.3 メキシコ(深さ約15km)
2019年08月14日 M5.9 メキシコ(深さ約10km)
2019年05月31日 M5.8 メキシコ(深さ約10km)
2019年01月21日 M5.6 メキシコ(深さ約29km)
※海外時間(UTC)

メキシコでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回、M7.0以上の大地震が1回起きている。

2020年にメキシコで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月23日 M7.4 メキシコ(深さ約26km)
2020年05月22日 M6.1 メキシコ(深さ約10km)
2020年01月05日 M5.9 メキシコ(深さ約87km)
2020年01月10日 M5.6 メキシコ(深さ約10km)
2020年03月07日 M5.6 メキシコ(深さ約10km)
 

メキシコの過去の地震データ

1901年以降、メキシコで発生してきたM6.0以上の地震は268回でそのうちM7.0以上であったのが53回。20世紀以降、過去最大だったのは2017年09月08日のM8.2で深さは約47kmであった。

メキシコで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2017年09月08日 M8.2 メキシコ(深さ約47km)
1932年06月03日 M8.1 メキシコ(深さ約15km)
1985年09月19日 M8.0 メキシコ(深さ約28km)
1995年10月09日 M8.0 メキシコ(深さ約33km)
1928年06月17日 M7.9 メキシコ(深さ約20km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約50km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

中南米とメキシコにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在446予測。またメキシコなど震源地別予測が現在954予測となっている。

方面別予測において現在、計446予測中、Aクラスは49予測、Bクラスは136予測、Cクラスは261予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が46予測、Cクラス予測が7予測となっている。

また震源地予測では現在、計954予測中、Aクラスが38予測、Bクラスが174予測、Cクラスが742予測となっており、このうちメキシコに対してはAクラスが0予測、Bクラスが4予測、Cクラスが32予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、メキシコの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」メキシコM5.1の類似24事例以降の発震傾向性

今回のメキシコM5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた24件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

メキシコを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは24事例中5例であった。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

メキシコ 24事例中2例
ニカラグア 24事例中2例
チリ 24事例中1例
ペルー 24事例中1例
アルゼンチン 24事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが24事例中3例であった。

北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

米国 24事例中1例
カナダ 24事例中1例
アラスカ 24事例中1例

また、今回のメキシコにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは24事例中7例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1956年02月18日 M6.9・震度3 鳥島近海
1961年02月27日 M7.0・震度5 日向灘
1963年01月31日 M6.2・震度3 沖縄本島近海
1987年12月17日 M6.7・震度5 千葉県東方沖(千葉県東方沖地震)
1988年09月07日 M6.4・震度2 本州南方沖
2015年02月17日 M6.9・震度4 三陸沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。