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2020年08月19日インドネシアでM6.8とM6.9が連発、2007年M8.4スマトラ島沖地震付近

インドネシアでM6.8とM6.9が連発、2007年M8.4スマトラ島沖地震付近


 

USGSによると日本時間2020年08月19日07:23と07:29にインドネシアのスマトラ島西沖でM6.8とM6.9の地震が相次いで発生した。今回の地震は2007年09月12日のスマトラ島沖地震M8.4の震源付近であった。

 

インドネシアにおける今回の地震について

日本時間2020年08月19日07:23 M6.8 インドネシア(深さ約10km)
日本時間2020年08月19日07:29 M6.9 インドネシア(深さ約10km)

2回の地震はいずれもごく近くで発生した。今回の震源付近では2007年09月12日にM8.4のスマトラ島沖地震が起きており、約30km程度の距離であった。

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.5以上の地震としては2020年08月18日にフィリピンで発生したM6.6以来1日ぶりで、2020年としては19回目となる(発生日時は日本時間)。

インドネシアでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年07月14日のM5.7以来35日ぶりで今年26回目。前回の地震は今回の震源から約2,143km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年07月06日のM6.7で、今回の震源から約1,059km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震23事例のうち、その後1ヶ月以内にインドネシアを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは23事例中16例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の23事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは23事例中9例であった。
 

インドネシアの最近の地震活動

インドネシアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が49回。2019年にインドネシアの1ヶ月当たり平均発生数は62.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

インドネシアでは2019年にM6.0以上の地震が17回発生、そのうちM7.0以上の大地震は3回であった。

2019年にインドネシアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月24日 M7.3 インドネシア(深さ約212km)
2019年07月14日 M7.2 インドネシア(深さ約19km)
2019年11月14日 M7.1 インドネシア(深さ約33km)
2019年07月07日 M6.9 インドネシア(深さ約35km)
2019年08月02日 M6.9 インドネシア(深さ約49km)
※海外時間(UTC)

インドネシアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が9回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にインドネシアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年05月06日 M6.8 インドネシア(深さ約107km)
2020年07月06日 M6.7 インドネシア(深さ約529km)
2020年06月04日 M6.4 インドネシア(深さ約107km)
2020年01月07日 M6.3 インドネシア(深さ約17km)
2020年03月18日 M6.3 インドネシア(深さ約10km)
 

インドネシアの過去の地震データ

1901年以降、インドネシアで発生してきたM6.0以上の地震は1190回でそのうちM7.0以上であったのが158回。20世紀以降、過去最大だったのは2004年12月26日のM9.1で深さは約30kmであった。

インドネシアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2004年12月26日 M9.1 インドネシア(深さ約30km)
2005年03月28日 M8.6 インドネシア(深さ約30km)
2012年04月11日 M8.6 インドネシア(深さ約20km)
1938年02月01日 M8.5 インドネシア(深さ約25km)
2007年09月12日 M8.4 インドネシア(深さ約34km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2010年05月05日にインドネシアでM6.5の地震が約29kmの距離(深さ27km)で起きていた他、2007年09月12日にインドネシアでM8.4の地震が約30kmの距離(深さ34km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約300km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2007年09月12日に30kmの距離で発生したインドネシア M8.4(深さ34km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

アジアとインドネシアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在471予測。またインドネシアなど震源地別予測が現在1050予測となっている。

方面別予測において現在、計471予測中、Aクラスは50予測、Bクラスは140予測、Cクラスは281予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が27予測、Bクラス予測が32予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計1050予測中、Aクラスが38予測、Bクラスが172予測、Cクラスが840予測となっており、このうちインドネシアに対してはAクラスが23予測、Bクラスが37予測、Cクラスが5予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、インドネシアの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」インドネシアM6.8の類似23事例以降の発震傾向性

今回のインドネシアM6.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた23件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

インドネシアを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは23事例中16例であった。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 23事例中9例
日本 23事例中9例
フィリピン 23事例中5例
台湾 23事例中4例
マリアナ諸島 23事例中1例
中国 23事例中1例
ミャンマー 23事例中1例
インド 23事例中1例
セレベス海 23事例中1例

それ以外ではインド洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが23事例中4例であった。

インド洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

アンダマン諸島 23事例中2例
アデン湾 23事例中1例
南東インド洋海嶺 23事例中1例

また、今回のインドネシアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは23事例中9例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1931年03月09日 M7.2・震度4 三陸沖
1934年02月24日 M7.1・震度1 硫黄島近海
1938年09月22日 M6.5・震度5 茨城県沖
1938年11月22日 M6.9・震度3 福島県沖
1943年06月13日 M7.1・震度4 青森県東方沖
2007年09月28日 M7.6・震度2 マリアナ諸島
2009年10月30日 M6.8・震度4 奄美大島北東沖
2010年03月14日 M6.7・震度5弱 福島県沖
2010年05月26日 M6.4・震度4 南大東島近海
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。