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2020年08月20日中米パナマの南でM5.4、距離200km以内M5以上は3ヶ月ぶり

中米パナマの南でM5.4、1ヶ月ぶりのM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年08月20日10:16にパナマの南でM5.4の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年05月19日にコロンビアでM5.0の地震が今回の震源からは約129km離れた場所で起きていた。

 

パナマにおける今回の地震について

日本時間2020年08月20日10:16 M5.4 パナマ(深さ約10km)

パナマでM5.0以上地震が観測されたのは2020年07月15日のM5.8以来35日ぶりで今年4回目。前回の地震は今回の震源から約426km離れた位置であった。その前は2020年07月07日のM5.2で、今回の震源から約463km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離200km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年05月19日にコロンビアでM5.0の地震が今回の震源からは約129km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震46事例のうち、その後1ヶ月以内にパナマを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは46事例中15例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の46事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは46事例中11例であった。
 

パナマの最近の地震活動

パナマにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が1回。2019年にパナマの1ヶ月当たり平均発生数は1.9回であった。

パナマでは2019年にM6.0以上の地震が2回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にパナマで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月26日 M6.2 パナマ(深さ約33km)
2019年05月12日 M6.0 パナマ(深さ約19km)
※海外時間(UTC)

パナマでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にパナマで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年07月15日 M5.8 パナマ(深さ約6km)
2020年07月07日 M5.2 パナマ(深さ約10km)
2020年03月13日 M5.1 パナマ(深さ約10km)
2020年01月20日 M4.9 パナマ(深さ約10km)
2020年04月30日 M4.9 パナマ(深さ約10km)
 

パナマの過去の地震データ

1901年以降、パナマで発生してきたM6.0以上の地震は96回でそのうちM7.0以上であったのが4回。20世紀以降、過去最大だったのは1934年07月18日のM7.5で深さは約30kmであった。

パナマで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1934年07月18日 M7.5 パナマ(深さ約30km)
1974年07月13日 M7.3 パナマ(深さ約12km)
1962年07月26日 M7.2 パナマ(深さ約25km)
1976年07月11日 M7.0 パナマ(深さ約3km)
1927年08月20日 M6.8 パナマ(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1973年04月24日にパナマでM6.5の地震が約47kmの距離(深さ50km)で起きていた他、2013年08月13日にコロンビアでM6.7の地震が約58kmの距離(深さ12km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1991年11月19日に132kmの距離で発生したコロンビア M7.2(深さ21km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

中南米とパナマにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在479予測。またパナマなど震源地別予測が現在1097予測となっている。

方面別予測において現在、計479予測中、Aクラスは49予測、Bクラスは141予測、Cクラスは289予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が47予測、Cクラス予測が8予測となっている。

また震源地予測では現在、計1097予測中、Aクラスが39予測、Bクラスが171予測、Cクラスが887予測となっており、このうちパナマに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが8予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、パナマの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」パナマM5.4の類似46事例以降の発震傾向性

今回のパナマM5.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた46件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

パナマを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは46事例中15例であった。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

コロンビア 46事例中3例
チリ 46事例中3例
パナマ 46事例中2例
ペルー 46事例中2例
アルゼンチン 46事例中1例
エクアドル 46事例中1例
ボリビア 46事例中1例
メキシコ 46事例中1例
ケイマン諸島 46事例中1例
ジャマイカ 46事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが46事例中2例、南太平洋では46事例中1例であった。

北米及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

アラスカ 46事例中2例

イースター島 46事例中1例

また、今回のパナマにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは46事例中11例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1978年03月07日 M7.2・震度4 東海道南方沖
1987年01月14日 M6.6・震度5 十勝地方南部
1990年09月24日 M6.6・震度3 東海道南方沖
1992年10月30日 M6.7・震度2 鳥島近海
2004年11月29日 M7.1・震度5強 釧路沖
2007年03月25日 M6.9・震度6強 能登半島沖(能登半島地震)
2007年09月28日 M7.6・震度2 マリアナ諸島
2011年09月17日 M6.6・震度4 岩手県沖
2013年09月04日 M6.8・震度4 鳥島近海
2013年10月26日 M7.1・震度4 福島県沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。