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2020年08月21日インドネシアで2日前に続くM6.9の深発地震、再度のM7クラスも

インドネシアで2日前に続くM6.9の深発地震、再度のM7クラスも


 

USGSによると日本時間2020年08月21日13:09にインドネシアのバンダ海でM6.9の地震が発生した。インドネシアでは2日前にもM6.9とM6.8のM7クラス地震が起きたばかりであった。

 

インドネシアにおける今回の地震について

日本時間2020年08月21日13:09 M6.9 インドネシア(深さ約627km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.5以上の地震としては2020年08月19日にインドネシアで発生したM6.9以来2日ぶりで、2020年としては21回目となる(発生日時は日本時間)。

インドネシアでは08月19日にM6.8とM6.9の地震がインド洋に面したスマトラ島沖で起きたばかりだった。震源の深さは約20km台と浅かったため今回の約627kmとは深さが異なっていた。震源の位置は今回の地震から西方向に約2,500km離れていた。

アジアではフィリピンでも08月18日にM6.6のM7クラスが観測されており、こちらは深さ約10kmで震源の位置は今回から北方向に約1,700km離れていた。

バンダ海で発生した今回の地震の震源周辺で過去に起きてきた地震は、1996年06月17日に約108kmの距離でM7.9のM8クラスが記録されており、深さも587kmと今回同様の深発地震であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震10事例のうち、その後1ヶ月以内にインドネシアを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは10事例中6例であった。

M7クラス以上に繋がっていた6例中4例はインドネシアであった。

今回の震源付近における過去の事例から1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震が起きていた例はなかった。
 

インドネシアの最近の地震活動

インドネシアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が50回。2019年にインドネシアの1ヶ月当たり平均発生数は62.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

インドネシアでは2019年にM6.0以上の地震が17回発生、そのうちM7.0以上の大地震は3回であった。

2019年にインドネシアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月24日 M7.3 インドネシア(深さ約212km)
2019年07月14日 M7.2 インドネシア(深さ約19km)
2019年11月14日 M7.1 インドネシア(深さ約33km)
2019年07月07日 M6.9 インドネシア(深さ約35km)
2019年08月02日 M6.9 インドネシア(深さ約49km)
※海外時間(UTC)

インドネシアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が11回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にインドネシアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.9 インドネシア(深さ約26km)
2020年05月06日 M6.8 インドネシア(深さ約107km)
2020年08月18日 M6.8 インドネシア(深さ約22km)
2020年07月06日 M6.7 インドネシア(深さ約529km)
2020年06月04日 M6.4 インドネシア(深さ約107km)
 

インドネシアの過去の地震データ

1901年以降、インドネシアで発生してきたM6.0以上の地震は1,192回でそのうちM7.0以上であったのが158回。20世紀以降、過去最大だったのは2004年12月26日のM9.1で深さは約30kmであった。

インドネシアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2004年12月26日 M9.1 インドネシア(深さ約30km)
2005年03月28日 M8.6 インドネシア(深さ約30km)
2012年04月11日 M8.6 インドネシア(深さ約20km)
1938年02月01日 M8.5 インドネシア(深さ約25km)
2007年09月12日 M8.4 インドネシア(深さ約34km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2000年08月07日にインドネシアでM6.5の地震が約35kmの距離(深さ649km)で起きていた他、2009年08月28日にインドネシアでM6.9の地震が約43kmの距離(深さ642km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約300km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1996年06月17日に108kmの距離で発生したインドネシア M7.9(深さ587km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

アジアとインドネシアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在470予測。またインドネシアなど震源地別予測が現在1087予測となっている。

方面別予測において現在、計470予測中、Aクラスは48予測、Bクラスは139予測、Cクラスは283予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が26予測、Bクラス予測が32予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計1087予測中、Aクラスが37予測、Bクラスが168予測、Cクラスが882予測となっており、このうちインドネシアに対してはAクラスが21予測、Bクラスが37予測、Cクラスが5予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、インドネシアの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」インドネシアM6.9の類似10事例以降の発震傾向性

今回のインドネシアM6.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた10件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

インドネシアを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは10事例中6例であった。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 10事例中4例
中国 10事例中1例
台湾 10事例中1例
フィリピン 10事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが10事例中7例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 10事例中3例
ケルマデック諸島 10事例中2例
バヌアツ 10事例中1例
トンガ 10事例中1例
フィジー 10事例中1例
サモア 10事例中1例
ニューカレドニア 10事例中1例

また、今回のインドネシアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていた事例はなかった。
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。