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2020年08月25日トンガでM5.6、23日ぶり今年8回目のM6クラス以上地震

大洋州のトンガでM5.6、23日ぶり今年8回目のM6クラス以上地震


 

USGSによると日本時間2020年08月25日02:14に大洋州のトンガでM5.6の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年08月03日にトンガでM5.2の地震が今回の震源からは約177km離れた場所で起きていた。

 

トンガにおける今回の地震について

日本時間2020年08月25日02:14 M5.6 トンガ(深さ約8km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年08月24日にパプアニューギニアで発生したM5.5以来1日ぶりで、2020年としては246回目となる(発生日時は日本時間)。

トンガでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月01日のM5.6以来23日ぶりで今年8回目。前回の地震は今回の震源から約716km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年07月30日のM5.7で、今回の震源から約333km離れていた。

今回の震源から距離300km以内でM5.5以上の地震が観測されたのは2020年07月18日のサモアM6.1以来37日ぶり。その前は2020年06月17日のトンガM5.6であった。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震45事例のうち、その後1ヶ月以内にトンガを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは45事例中28例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の45事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは45事例中12例であった。
 

今回の震源から300km以内の最近の地震活動

今回の震源から距離300km以内では2019年にM6.0以上の地震が2回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に今回の震源から距離300km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年04月12日 M6.0 トンガ(深さ約15km)
2019年12月06日 M6.0 トンガ(深さ約10km)
2019年10月22日 M5.9 トンガ(深さ約29km)
2019年11月08日 M5.8 トンガ(深さ約43km)
2019年12月06日 M5.8 トンガ(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から距離300km以内では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に今回の震源から300km以内で発生した地震(規模の大きい順)。
2020年07月18日 M6.1 サモア(深さ約14km)
2020年03月17日 M6.0 サモア(深さ約10km)
2020年05月15日 M5.8 サモア(深さ約16km)
2020年06月17日 M5.6 トンガ(深さ約279km)
2020年01月01日 M5.5 トンガ(深さ約10km)
 

今回の震源から300km以内の過去の地震データ

1901年以降、今回の震源から距離300km以内で発生してきたM6.0以上の地震は236回でそのうちM7.0以上であったのが11回。20世紀以降最大だったのは2009年09月29日のサモアM8.1で深さは約18kmであった。

今回の震源から300km以内で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2009年09月29日 M8.1 サモア(深さ約18km)
1917年06月26日 M8.0 サモア(深さ約15km)
1975年12月26日 M7.8 サモア(深さ約33km)
1981年09月01日 M7.7 サモア(深さ約25km)
1977年04月02日 M7.6 サモア(深さ約33km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1984年04月18日にトンガでM6.5の地震が約54kmの距離(深さ150km)で起きていた他、1956年03月03日にトンガでM6.5の地震が約65kmの距離(深さ35km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とトンガにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在474予測。またトンガなど震源地別予測が現在1217予測となっている。

方面別予測において現在、計474予測中、Aクラスは49予測、Bクラスは136予測、Cクラスは289予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が19予測、Bクラス予測が38予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計1217予測中、Aクラスが35予測、Bクラスが159予測、Cクラスが1023予測となっており、このうちトンガに対してはAクラスが0予測、Bクラスが1予測、Cクラスが25予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は150%以上、トンガの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」トンガM5.6の類似45事例以降の発震傾向性

今回のトンガM5.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた45件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

トンガを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは45事例中28例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 45事例中10例
バヌアツ 45事例中7例
ケルマデック諸島 45事例中5例
ニューカレドニア 45事例中4例
マッコーリー島 45事例中2例
ニュージーランド 45事例中2例
フィジー 45事例中2例
ウォリス・フツナ 45事例中2例
トンガ 45事例中1例
ソロモン諸島 45事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが45事例中29例、南太平洋では45事例中1例であった。

アジア及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

日本 45事例中12例
インドネシア 45事例中11例
中国 45事例中5例
フィリピン 45事例中2例
北朝鮮 45事例中1例
ミャンマー 45事例中1例
マリアナ諸島 45事例中1例
グアム 45事例中1例
ミクロネシア 45事例中1例
パキスタン 45事例中1例

南太平洋 45事例中1例

また、今回のトンガにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは45事例中12例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1961年02月27日 M7.0・震度5 日向灘
1974年05月09日 M6.9・震度5 駿河湾(1974年伊豆半島沖地震)
1993年07月12日 M7.8・震度5 北海道南西沖(北海道南西沖地震)
1993年10月12日 M6.9・震度4 東海道南方沖
2004年09月05日 M7.4・震度5弱 三重県南東沖(紀伊半島南東沖地震)
2005年12月02日 M6.6・震度3 宮城県沖
2007年07月16日 M6.8・震度6強 新潟県上中越沖(新潟県中越沖地震)
2008年09月11日 M7.1・震度5弱 十勝沖
2009年08月09日 M6.8・震度4 東海道南方沖
2012年01月01日 M7.0・震度4 鳥島近海
2015年05月13日 M6.8・震度5強 宮城県沖
2016年04月16日 M7.3・震度7 熊本県熊本地方(平成28年熊本地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。