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2020年08月25日岩手県沖でM3.7・震度1、南部の沖合で22日ぶり今年31回目の有感地震

岩手県沖でM3.7・震度1、南部の沖合で22日ぶり今年31回目の有感地震


 

気象庁によると2020年08月25日09:08に岩手県沖でM3.7・震度1の地震が発生した。岩手県沖で有感地震が記録されたのは22日ぶり。今年31回目となる有感地震であった。

 

岩手県沖における今回の地震について

2020年08月25日09:08 M3.7・震度1 岩手県沖(深さ約60km)

岩手県沖で有感地震が観測されたのは2020年08月03日のM3.5・震度1以来22日ぶり。今回の震源からは約439km離れた場所で深さは43kmであった。その前は2020年07月27日のM3.8・震度2で、今回の震源から約489km離れた場所で深さは50kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震23事例のうち、その後1ヶ月以内に岩手県沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは23事例中14例であった。
 

岩手県沖と東北地方の最近の地震活動

岩手県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が139回であるのに対し2019年に岩手県沖における1週間平均値は98回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

岩手県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は894回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては31回目。岩手県沖では2019年に42回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計30回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が24回、M4.0~4.9が6回、M5.0以上が0回となっている。

岩手県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年01月26日 M5.6 震度4 岩手県沖
2018年05月14日 M5.1 震度3 岩手県沖
2017年12月16日 M5.5 震度4 岩手県沖
2017年09月27日 M6.1 震度4 岩手県沖
2017年01月26日 M5.2 震度3 岩手県沖

岩手県沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年06月03日の福島県沖M5.0・震度1が挙げられる。
 

岩手県沖の過去の地震データ

1919年以降、岩手県沖で発生してきた有感地震は2,475回でそのうちM5.0以上であったのが262回。またM6.0以上は28回でM7.0以上の大地震は3回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2011年03月11日のM7.4・震度5弱で深さは32kmであった。

岩手県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2011年03月11日 M7.4 震度5弱 岩手県沖
1995年01月07日 M7.2 震度5 岩手県沖
1928年05月27日 M7.0 震度4 岩手県沖
2011年06月23日 M6.9 震度5弱 岩手県沖
1960年07月30日 M6.7 震度4 岩手県沖

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1952年04月21日に宮城県沖でM5.0・震度2の地震が約2kmの距離(深さ54km)で起きていた他、1954年11月19日に宮城県沖でM6.1・震度3の地震が約9kmの距離(深さ52km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1954年11月19日に約9kmの距離で発生した宮城県沖M6.1・震度3(深さ52km)であった。
 

東北地方と岩手県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在372予測。また岩手県沖など震源地別予測が現在638予測となっている。

方面別予測において現在、計372予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは82予測、Cクラスは260予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が9予測、Bクラス予測が23予測、Cクラス予測が10予測となっている。

また震源地予測では現在、計638予測中、Aクラスが27予測、Bクラスが102予測、Cクラスが509予測となっており、このうち岩手県沖に対してはAクラスが3予測、Bクラスが5予測、Cクラスが14予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%前後、岩手県沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」岩手県沖M3.7の類似23事例以後の発震傾向性

今回の岩手県沖M3.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた23件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

岩手県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは23事例中14例であった。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数。

福島県沖 23事例中5例
三陸沖 23事例中4例
岩手県沖 23事例中4例
宮城県沖 23事例中3例
岩手県内陸北部 23事例中2例
宮城県中部 23事例中1例
福島県浜通り 23事例中1例
福島県中通り 23事例中1例
山形県沖 23事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが23事例中5例、千島海溝では23事例中6例であった。

関東地方及び千島海溝で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 23事例中4例
千葉県東方沖 23事例中3例
関東東方沖 23事例中1例
茨城県南部 23事例中1例

択捉島南東沖 23事例中3例
釧路沖 23事例中1例
北海道東方沖 23事例中1例
十勝沖 23事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。