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2020年08月25日ペルーでM5.5、39事例中20例で1ヶ月以内の中南米M7クラス

南米ペルーでM5.5の地震、39事例中20例で1ヶ月以内の中南米M7クラス


 

USGSによると日本時間2020年08月25日14:18に南米ペルーの北部沿岸でM5.5の地震が発生した。中南米では約7時間前の日本時間06:51に中米コスタリカでM6.0が起きたばかりであった。

 

ペルーにおける今回の地震について

日本時間2020年08月25日14:18 M5.5 ペルー(深さ約33km)

今回の震源はペルー北部沿岸でエクアドルとの国境にも近い場所であった。中南米では日本時間08月25日06:51に中米コスタリカでM6.0の地震が起きたばかりだった。震源の位置は今回から北側に約1,300km離れていた。

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年08月25日にコスタリカで発生したM6.0以来で、2020年としては248回目となる(発生日時は日本時間)。

ペルーでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月06日のM5.5以来18日ぶりで今年4回目。前回の地震は今回の震源から約1,251km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年05月31日のM6.0で、今回の震源から約1,508km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震39事例のうち、その後1ヶ月以内にペルーを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは39事例中20例であった。約2回に1回の頻度で1ヶ月以内中南米M7クラスに繋がっており、最も多かったのはペルーで39事例中7例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の39事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは39事例中5例であった。
 

ペルーの最近の地震活動

ペルーにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が14回。2019年にペルーの1ヶ月当たり平均発生数は9.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや多いと言える状態である。

ペルーでは2019年にM6.0以上の地震が2回発生、そのうちM7.0以上の大地震は2回であった。

2019年にペルーで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年05月26日 M8.0 ペルー(深さ約123km)
2019年03月01日 M7.0 ペルー(深さ約267km)
2019年01月18日 M5.7 ペルー(深さ約103km)
2019年01月25日 M5.7 ペルー(深さ約61km)
2019年05月08日 M5.7 ペルー(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

ペルーでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にペルーで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年05月31日 M6.0 ペルー(深さ約153km)
2020年05月03日 M5.7 ペルー(深さ約186km)
2020年08月06日 M5.5 ペルー(深さ約10km)
2020年01月15日 M5.4 ペルー(深さ約38km)
2020年01月24日 M5.4 ペルー(深さ約75km)
 

ペルーの過去の地震データ

1901年以降、ペルーで発生してきたM6.0以上の地震は188回でそのうちM7.0以上であったのが44回。20世紀以降、過去最大だったのは2001年06月23日のM8.4で深さは約33kmであった。

ペルーで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2001年06月23日 M8.4 ペルー(深さ約33km)
1940年05月24日 M8.2 ペルー(深さ約45km)
1942年08月24日 M8.1 ペルー(深さ約30km)
1966年10月17日 M8.1 ペルー(深さ約40km)
2007年08月15日 M8.0 ペルー(深さ約39km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1970年12月10日にペルーでM7.2の地震が約31kmの距離(深さ25km)で起きていた他、1953年12月12日にペルーでM7.3の地震が約48kmの距離(深さ25km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1953年12月12日に48kmの距離で発生したペルー M7.3(深さ25km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

中南米とペルーにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在500予測。またペルーなど震源地別予測が現在1357予測となっている。

方面別予測において現在、計500予測中、Aクラスは44予測、Bクラスは137予測、Cクラスは319予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が5予測、Bクラス予測が44予測、Cクラス予測が10予測となっている。

また震源地予測では現在、計1357予測中、Aクラスが36予測、Bクラスが170予測、Cクラスが1151予測となっており、このうちペルーに対してはAクラスが0予測、Bクラスが2予測、Cクラスが34予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、ペルーの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ペルーM5.5の類似39事例以降の発震傾向性

今回のペルーM5.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた39件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ペルーを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは39事例中20例であった。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

ペルー 39事例中7例
メキシコ 39事例中5例
チリ 39事例中4例
グアテマラ 39事例中2例
パナマ 39事例中1例
エクアドル 39事例中1例
アルゼンチン 39事例中1例
コスタリカ 39事例中1例
ベネズエラ 39事例中1例
ブラジル 39事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが39事例中1例、南太平洋では39事例中1例であった。

北米及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

米国 39事例中1例

イースター島 39事例中1例

また、今回のペルーにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは39事例中5例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1981年01月19日 M7.0・震度4 三陸沖
1987年03月18日 M6.6・震度5 日向灘
1990年08月05日 M6.2・震度2 本州南方沖
2004年09月05日 M7.4・震度5弱 三重県南東沖(紀伊半島南東沖地震)
2005年01月19日 M6.8・震度1 関東東方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。