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2020年08月26日パプアニューギニアでM5.7とM6.1の地震が相次ぐ、1ヶ月以内日本M7クラス多い場所

パプアニューギニアでM5.7とM6.1の地震が相次ぐ、1ヶ月以内の日本M7クラス多い場所


 

USGSによると日本時間2020年08月26日04:02と04:08にパプアニューギニアでM5.7とM6.1の地震が相次いで発生した。今回の震源周辺では2015年にM7.5のM8クラス地震も起きていた。

 

パプアニューギニアにおける今回の地震について

日本時間2020年08月26日04:02 M5.7 パプアニューギニア(深さ約21km)
日本時間2020年08月26日04:08 M6.1 パプアニューギニア(深さ約25km)

2回の地震はほぼ同位置で発生した。ごく近くでは2015年05月05日に約5kmとほぼ同じ場所でM7.5のM8クラス地震も起きていた。

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年08月25日にコスタリカで発生したM6.0以来1日ぶりで、2020年としては76回目となる(発生日時は日本時間)。

パプアニューギニアでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月23日のM5.5以来2日ぶりで今年15回目。前回の地震は今回の震源から約112km離れた位置であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震38事例のうち、その後1ヶ月以内にパプアニューギニアを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは38事例中13例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の38事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは38事例中13例と大洋州全体と同数で最も多く、13事例中8例が伊豆・小笠原海溝から日本海溝へと続くフィリピン海プレートと太平洋プレートの境界沿いであった。

規模が大きかったため今回の事例には含まれていない2015年05月05日のM7.5の際にも、8日後の05月13日に宮城県沖でM6.8・震度5強、05月30日に小笠原諸島西方沖でM8.1・震度5強、05月31日に鳥島近海でM6.6・震度1と1ヶ月以内に日本で3回のM7クラスへと繋がっていた。
 

パプアニューギニアの最近の地震活動

パプアニューギニアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が24回。2019年にパプアニューギニアの1ヶ月当たり平均発生数は30.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

パプアニューギニアでは2019年にM6.0以上の地震が9回発生、そのうちM7.0以上の大地震は2回であった。

2019年にパプアニューギニアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年05月14日 M7.6 パプアニューギニア(深さ約10km)
2019年05月06日 M7.1 パプアニューギニア(深さ約146km)
2019年02月17日 M6.4 パプアニューギニア(深さ約368km)
2019年07月15日 M6.3 パプアニューギニア(深さ約42km)
2019年01月17日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

パプアニューギニアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が6回、M7.0以上の大地震が1回起きている。

2020年にパプアニューギニアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年07月17日 M7.0 パプアニューギニア(深さ約80km)
2020年04月25日 M6.3 パプアニューギニア(深さ約17km)
2020年02月09日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約31km)
2020年05月07日 M6.1 パプアニューギニア(深さ約466km)
2020年01月07日 M6.0 パプアニューギニア(深さ約117km)
 

パプアニューギニアの過去の地震データ

1901年以降、パプアニューギニアで発生してきたM6.0以上の地震は805回でそのうちM7.0以上であったのが82回。20世紀以降、過去最大だったのは1971年07月26日のM8.1で深さは約40kmであった。

パプアニューギニアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1971年07月26日 M8.1 パプアニューギニア(深さ約40km)
1906年09月14日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約35km)
1971年07月14日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約40km)
2000年11月16日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約33km)
1916年01月01日 M7.9 パプアニューギニア(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1965年03月03日にパプアニューギニアでM6.7の地震が約3kmの距離(深さ15km)で起きていた他、2015年05月05日にパプアニューギニアでM7.5の地震が約5kmの距離(深さ55km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1920年02月02日に51kmの距離で発生したパプアニューギニア M7.8(深さ35km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大洋州とパプアニューギニアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在513予測。またパプアニューギニアなど震源地別予測が現在1425予測となっている。

方面別予測において現在、計513予測中、Aクラスは45予測、Bクラスは139予測、Cクラスは329予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が18予測、Bクラス予測が41予測、Cクラス予測が1予測となっている。

また震源地予測では現在、計1425予測中、Aクラスが36予測、Bクラスが172予測、Cクラスが1217予測となっており、このうちパプアニューギニアに対してはAクラスが6予測、Bクラスが20予測、Cクラスが30予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、パプアニューギニアの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」パプアニューギニアM6.1の類似38事例以降の発震傾向性

今回のパプアニューギニアM6.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた38件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

パプアニューギニアを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは38事例中13例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 38事例中5例
ソロモン諸島 38事例中2例
トンガ 38事例中2例
バヌアツ 38事例中2例
ケルマデック諸島 38事例中2例
サンタクルーズ諸島 38事例中1例
フィジー 38事例中1例
ニュージーランド 38事例中1例
マッコーリー島 38事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが38事例中22例であった。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

日本 38事例中13例
インドネシア 38事例中7例
フィリピン 38事例中4例
台湾 38事例中3例
サヴ海 38事例中1例
中国 38事例中1例
マリアナ諸島 38事例中1例
モンゴル 38事例中1例

また、今回のパプアニューギニアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは38事例中13例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

伊豆・小笠原海溝から日本海溝にかけてのフィリピン海プレートと太平洋プレートの境界沿いがそのうち8例を占めている。

1934年02月24日 M7.1・震度1 硫黄島近海
1938年10月12日 M6.8・震度3 三陸沖
1945年01月13日 M6.8・震度5 三河湾(三河地震)
1956年02月18日 M6.9・震度3 鳥島近海
1958年04月08日 M6.5・震度3 三陸沖
1959年01月22日 M6.8・震度4 福島県沖
1959年11月08日 M6.2・震度4 北海道西方沖
1960年03月21日 M7.2・震度4 三陸沖
1963年08月15日 M6.6・震度4 福島県沖
1965年09月18日 M6.6・震度4 茨城県沖
1968年04月01日 M7.5・震度5 日向灘(1968年日向灘地震)
2020年06月14日 M6.3・震度4 奄美大島北西沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。