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2020年08月27日岐阜県美濃中西部でM3.9・震度3、付近ではM6超え地震の事例も

岐阜県美濃中西部でM3.9・震度3、付近ではM6超え地震の事例も


 

気象庁によると2020年08月27日08:55に岐阜県美濃中西部でM3.9・震度3の地震が発生した。岐阜県美濃中西部で有感地震が記録されたのは50日ぶり。今年8回目となる有感地震であった。

 

岐阜県美濃中西部における今回の地震について

2020年08月27日08:55 M3.9・震度3 岐阜県美濃中西部(深さ約10km)

岐阜県美濃中西部で有感地震が観測されたのは2020年07月08日のM2.5・震度1以来50日ぶり。今回の震源からは約31km離れた場所で深さは9kmであった。その前は2020年06月20日のM2.6・震度1で、今回の震源から約65km離れた場所で深さは5kmであった。

今回の震源付近では1934年にM6.3・震度4の地震が約8kmと近い距離で起きていた他、1969年にはM6.6・震度5の岐阜県中部地震も今回の震源から約18kmで発生していた。

今回の震源から東側には阿寺断層帯が走っており、30年以内にM6.9~M7.8程度の地震が最大11%の確率で予測されている。またやや離れた北側には長良川上流断層帯が南北に走っており、30年以内にM7.3程度の地震が不明の確率で予測されている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震24事例のうち、その後1ヶ月以内に岐阜県美濃中西部を含む中部地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは24事例中4例であった。
 

岐阜県美濃中西部と中部地方の最近の地震活動

岐阜県美濃中西部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が42回であるのに対し2019年に岐阜県美濃中西部における1週間平均値は32回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

岐阜県美濃中西部を含む中部地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は754回で、2019年に中部地方で記録された地震数は1週間当たり404回であったので、中部地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては8回目。岐阜県美濃中西部では2019年に9回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計7回のうちM3.0未満だったのが4回、M3.0~3.9が2回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

岐阜県美濃中西部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2009年02月18日 M5.2 震度4 岐阜県美濃中西部
1992年07月30日 M5.4 震度3 岐阜県美濃中西部
1969年09月09日 M6.6 震度5 岐阜県美濃中西部(岐阜県中部地震)
1966年05月26日 M5.1 震度3 岐阜県美濃中西部
1963年07月24日 M5.0 震度3 岐阜県美濃中西部

岐阜県美濃中西部を含む中部地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年05月29日の長野県中部M5.3・震度4が挙げられる。
 

岐阜県美濃中西部の過去の地震データ

1919年以降、岐阜県美濃中西部で発生してきた有感地震は300回でそのうちM5.0以上であったのが7回。またM6.0以上は2回でM7.0以上の大地震は0回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1969年09月09日のM6.6・震度5(岐阜県中部地震)で深さは3kmであった。

岐阜県美濃中西部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1969年09月09日 M6.6 震度5 岐阜県美濃中西部(岐阜県中部地震)
1934年08月18日 M6.3 震度4 岐阜県美濃中西部
1939年02月12日 M5.5 震度3 岐阜県美濃中西部
1992年07月30日 M5.4 震度3 岐阜県美濃中西部
2009年02月18日 M5.2 震度4 岐阜県美濃中西部

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1934年08月18日に岐阜県美濃中西部でM6.3・震度4の地震が約8kmの距離(深さ6km)で起きていた他、1969年09月09日に岐阜県美濃中西部でM6.6・震度5の地震が約18kmの距離(深さ3km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1969年09月09日に約18kmの距離で発生した岐阜県美濃中西部M6.6・震度5(深さ3km)であった。
 

中部地方と岐阜県美濃中西部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中部地方など方面別予測が現在361予測。また岐阜県美濃中西部など震源地別予測が現在621予測となっている。

方面別予測において現在、計361予測中、Aクラスは27予測、Bクラスは79予測、Cクラスは255予測。このうち中部地方に対してはAクラス予測が1予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が18予測となっている。

また震源地予測では現在、計621予測中、Aクラスが22予測、Bクラスが98予測、Cクラスが501予測となっており、このうち岐阜県美濃中西部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが1予測となっている。

通常時との比較では中部地方の現在の危険度は100%以下、岐阜県美濃中西部の危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」岐阜県美濃中西部M3.9の類似24事例以後の発震傾向性

今回の岐阜県美濃中西部M3.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた24件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

岐阜県美濃中西部を含む中部地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは24事例中4例であった。

中部地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

東海道南方沖 24事例中2例
遠州灘 24事例中1例
愛知県東部 24事例中1例
三河湾 24事例中1例
愛知県西部 24事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが24事例中3例、関西地方では24事例中2例であった。

関東地方及び関西地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

東京都23区 24事例中1例
千葉県南東沖 24事例中1例
茨城県沖 24事例中1例
千葉県東方沖 24事例中1例

和歌山県南部 24事例中2例
和歌山県南方沖 24事例中1例
三重県南東沖 24事例中1例
 

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※画像は気象庁より。