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2020年08月27日釧路沖でM3.8・震度2、6日ぶり今年17回目の有感地震

釧路沖でM3.8・震度2、6日ぶり今年17回目の有感地震


 

気象庁によると2020年08月27日12:42に釧路沖でM3.8・震度2の地震が発生した。釧路沖で有感地震が記録されたのは6日ぶり。今年17回目となる有感地震であった。

 

釧路沖における今回の地震について

2020年08月27日12:42 M3.8・震度2 釧路沖(深さ約60km)

釧路沖で有感地震が観測されたのは2020年08月21日のM4.5・震度2以来6日ぶり。今回の震源からは約35km離れた場所で深さは45kmであった。その前は2020年06月21日のM3.8・震度1で、今回の震源から約13km離れた場所で深さは45kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震45事例のうち、その後1ヶ月以内に釧路沖を含む千島海溝でM6クラス以上の地震が起きていたのは45事例中14例であった。
 

釧路沖と千島海溝の最近の地震活動

釧路沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が18回であるのに対し2019年に釧路沖における1週間平均値は16回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

釧路沖を含む千島海溝全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は87回で、2019年に千島海溝で記録された地震数は1週間当たり76回であったので、千島海溝における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては17回目。釧路沖では2019年に15回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計16回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が11回、M4.0~4.9が5回、M5.0以上が0回となっている。

釧路沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年04月15日 M5.1 震度3 釧路沖
2018年05月18日 M5.8 震度4 釧路沖
2014年12月19日 M5.3 震度3 釧路沖
2013年07月16日 M5.1 震度4 釧路沖
2013年03月10日 M5.1 震度3 釧路沖

釧路沖を含む千島海溝で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月09日の択捉島南東沖M5.2・震度2が挙げられる。
 

釧路沖の過去の地震データ

1919年以降、釧路沖で発生してきた有感地震は1,114回でそのうちM5.0以上であったのが244回。またM6.0以上は32回でM7.0以上の大地震は3回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1993年01月15日のM7.5・震度6(釧路沖地震)で深さは101kmであった。

釧路沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1993年01月15日 M7.5 震度6 釧路沖(釧路沖地震)
1961年08月12日 M7.2 震度4 釧路沖
2004年11月29日 M7.1 震度5強 釧路沖
1961年11月15日 M6.9 震度4 釧路沖
2004年12月06日 M6.9 震度5強 釧路沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2009年04月28日に釧路沖でM5.4・震度4の地震が約1kmの距離(深さ38km)で起きていた他、2004年05月06日に釧路沖でM5.4・震度2の地震が約11kmの距離(深さ44km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1956年04月23日に約17kmの距離で発生した釧路沖M6.4・震度4(深さ50km)であった。
 

千島海溝と釧路沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は千島海溝など方面別予測が現在361予測。また釧路沖など震源地別予測が現在621予測となっている。

方面別予測において現在、計361予測中、Aクラスは27予測、Bクラスは79予測、Cクラスは255予測。このうち千島海溝に対してはAクラス予測が6予測、Bクラス予測が18予測、Cクラス予測が15予測となっている。

また震源地予測では現在、計621予測中、Aクラスが22予測、Bクラスが98予測、Cクラスが501予測となっており、このうち釧路沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが10予測となっている。

通常時との比較では千島海溝の現在の危険度は100%以上、釧路沖の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」釧路沖M3.8の類似45事例以後の発震傾向性

今回の釧路沖M3.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた45件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

釧路沖を含む千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは45事例中14例であった。

千島海溝で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

北海道東方沖 45事例中5例
十勝沖 45事例中4例
択捉島南東沖 45事例中4例
千島列島 45事例中4例
根室半島南東沖 45事例中3例
釧路沖 45事例中2例
国後島付近 45事例中2例
浦河沖 45事例中1例

また、東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが45事例中17例、北海道地方では45事例中6例であった。

東北地方及び北海道地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

福島県沖 45事例中10例
三陸沖 45事例中7例
宮城県沖 45事例中2例
岩手県沖 45事例中2例
青森県東方沖 45事例中1例
宮城県中部 45事例中1例
青森県三八上北地方 45事例中1例

日高地方東部 45事例中1例
北海道北西沖 45事例中1例
檜山地方 45事例中1例
胆振地方中東部 45事例中1例
十勝地方南部 45事例中1例
十勝地方中部 45事例中1例
留萌地方南部 45事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。