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2020年08月27日福島県の南部沖合でM4.2・震度1、福島県沖・茨城県沖M6クラスへの繋がりも

福島県の南部沖合でM4.2・震度1、福島県沖・茨城県沖M6クラスへの繋がりも


 

気象庁によると2020年08月27日17:08に福島県の南部沖合でM4.2・震度1の地震が発生した。福島県沖で有感地震が記録されたのは18日ぶり。今年40回目となる有感地震であった。

 

福島県沖における今回の地震について

2020年08月27日17:08 M4.2・震度1 福島県沖(深さ約30km)

福島県沖で有感地震が観測されたのは2020年08月09日のM4.0・震度2以来18日ぶり。今回の震源からは約80km離れた場所で深さは47kmであった。その前は2020年08月04日のM3.7・震度2で、今回の震源から約84km離れた場所で深さは51kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震11事例のうち、その後1ヶ月以内に福島県沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは11事例中8例であった。

今回の震源は茨城県沖に近い福島県の南部沖合で、近くにおけるM6クラス以上への繋がりが目立つ場所。上記の通り東北地方では11事例中8例で1ヶ月以内のM6クラスが起きていたがそのうち6例が福島県沖であり、また茨城県沖と関東東方沖でも11事例中4例で1ヶ月以内のM6クラス以上地震が発生していたのである。
 

福島県沖と東北地方の最近の地震活動

福島県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が179回であるのに対し2019年に福島県沖における1週間平均値は175回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

福島県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は887回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては40回目。福島県沖では2019年に64回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は6回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計39回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が19回、M4.0~4.9が17回、M5.0以上が3回となっている。

福島県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年06月03日 M5.0 震度1 福島県沖
2020年05月19日 M5.4 震度4 福島県沖
2020年02月12日 M5.4 震度4 福島県沖
2019年12月11日 M5.3 震度3 福島県沖
2019年11月03日 M5.0 震度3 福島県沖
 

福島県沖の過去の地震データ

1919年以降、福島県沖で発生してきた有感地震は4,246回でそのうちM5.0以上であったのが719回。またM6.0以上は109回でM7.0以上の大地震は6回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1938年11月05日のM7.5・震度5(福島県東方沖地震)で深さは43kmであった。

福島県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1938年11月05日 M7.5 震度5 福島県沖(福島県東方沖地震)
1938年11月06日 M7.4 震度5 福島県沖(福島県東方沖地震)
2016年11月22日 M7.4 震度5弱 福島県沖
1938年11月05日 M7.3 震度5 福島県沖(福島県東方沖地震)
2013年10月26日 M7.1 震度4 福島県沖

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2011年03月11日に福島県沖でM5.1・震度2の地震が約4kmの距離(深さ36km)で起きていた他、2011年03月11日に福島県沖でM5.4・震度3の地震が約5kmの距離(深さ0km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1938年12月13日に約7kmの距離で発生した茨城県沖M5.9・震度3(深さ21km)であった。
 

東北地方と福島県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在361予測。また福島県沖など震源地別予測が現在621予測となっている。

方面別予測において現在、計361予測中、Aクラスは27予測、Bクラスは79予測、Cクラスは255予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が8予測、Bクラス予測が22予測、Cクラス予測が10予測となっている。

また震源地予測では現在、計621予測中、Aクラスが22予測、Bクラスが98予測、Cクラスが501予測となっており、このうち福島県沖に対してはAクラスが5予測、Bクラスが12予測、Cクラスが16予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%前後、福島県沖の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」福島県沖M4.2の類似11事例以後の発震傾向性

今回の福島県沖M4.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた11件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

福島県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは11事例中8例であった。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

福島県沖 11事例中6例
三陸沖 11事例中5例
岩手県沖 11事例中3例
宮城県沖 11事例中2例
青森県東方沖 11事例中1例
福島県浜通り 11事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが11事例中5例、千島海溝では11事例中4例であった。

関東地方及び千島海溝で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 11事例中4例
関東東方沖 11事例中4例
千葉県北東部 11事例中1例
茨城県北部 11事例中1例
千葉県東方沖 11事例中1例
茨城県南部 11事例中1例

北海道東方沖 11事例中2例
択捉島南東沖 11事例中1例
千島列島 11事例中1例
浦河沖 11事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。