• 国内地震
  • 国内M4.5(M5クラス)以上地震。小規模地震はNewsFlashをご覧下さい。
2020年08月27日択捉島南東沖でM4.6・震度2、1年前のM5.3震源付近で49日ぶりの地震

択捉島南東沖でM4.6・震度2、1年前のM5.3震源付近で49日ぶりの地震


 

気象庁によると2020年08月27日23:15に択捉島南東沖でM4.6・震度2の地震が発生した。択捉島南東沖で有感地震が記録されたのは49日ぶり。今年4回目となる有感地震であった。

 

択捉島南東沖における今回の地震について

2020年08月27日23:15 M4.6・震度2 択捉島南東沖(深さ約10km)

択捉島南東沖で有感地震が観測されたのは2020年07月09日のM5.2・震度2以来49日ぶり。今回の震源からは約199km離れた場所で深さは146kmであった。その前は2020年03月07日のM4.7・震度1で、今回の震源から約38km離れた場所で深さは151kmであった。

今回の地震は2019年09月18日に発生したM5.3・震度1(深さ0km)の震源から5km程度とごく近い位置で発生した。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震18事例のうち、その後1ヶ月以内に択捉島南東沖を含む千島海溝でM6クラス以上の地震が起きていたのは18事例中5例であった。
 

択捉島南東沖と千島海溝の最近の地震活動

択捉島南東沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が5回であるのに対し2019年に択捉島南東沖における1週間平均値は4回であった。

択捉島南東沖を含む千島海溝全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は85回で、2019年に千島海溝で記録された地震数は1週間当たり76回であったので、千島海溝における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては4回目。択捉島南東沖では2019年に4回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は3回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計3回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が2回となっている。

択捉島南東沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年07月09日 M5.2 震度2 択捉島南東沖
2020年02月13日 M7.2 震度4 択捉島南東沖
2019年09月18日 M5.3 震度1 択捉島南東沖
2019年03月10日 M5.0 震度1 択捉島南東沖
2019年02月26日 M5.4 震度1 択捉島南東沖

択捉島南東沖を含む千島海溝で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月09日の択捉島南東沖M5.2・震度2が挙げられる。
 

択捉島南東沖の過去の地震データ

1919年以降、択捉島南東沖で発生してきた有感地震は250回でそのうちM5.0以上であったのが204回。またM6.0以上は64回でM7.0以上の大地震は9回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1958年11月07日のM8.1・震度5(1958年択捉島沖地震)で深さは13kmであった。

択捉島南東沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1958年11月07日 M8.1 震度5 択捉島南東沖(1958年択捉島沖地震)
1963年10月13日 M8.1 震度4 択捉島南東沖(1963年択捉島沖地震)
1937年02月21日 M7.6 震度2 択捉島南東沖
1920年10月18日 M7.5 震度3 択捉島南東沖
1978年03月25日 M7.3 震度3 択捉島南東沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1994年06月02日に択捉島南東沖でM5.5・震度1の地震が約2kmの距離(深さ12km)で起きていた他、2008年04月04日に択捉島南東沖でM5.2・震度2の地震が約3kmの距離(深さ0km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1982年09月03日に約9kmの距離で発生した択捉島南東沖M5.8・震度1(深さ0km)であった。
 

千島海溝と択捉島南東沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は千島海溝など方面別予測が現在361予測。また択捉島南東沖など震源地別予測が現在621予測となっている。

方面別予測において現在、計361予測中、Aクラスは27予測、Bクラスは79予測、Cクラスは255予測。このうち千島海溝に対してはAクラス予測が6予測、Bクラス予測が18予測、Cクラス予測が15予測となっている。

また震源地予測では現在、計621予測中、Aクラスが22予測、Bクラスが98予測、Cクラスが501予測となっており、このうち択捉島南東沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが3予測、Cクラスが15予測となっている。

通常時との比較では千島海溝の現在の危険度は100%以上、択捉島南東沖の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」択捉島南東沖M4.6の類似18事例以後の発震傾向性

今回の択捉島南東沖M4.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた18件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

択捉島南東沖を含む千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは18事例中5例であった。

千島海溝で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

北海道東方沖 18事例中2例
千島列島 18事例中2例
択捉島南東沖 18事例中1例
根室半島南東沖 18事例中1例
十勝沖 18事例中1例
浦河沖 18事例中1例

また、北海道地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが18事例中4例、東北地方では18事例中7例であった。

北海道地方及び東北地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

胆振地方中東部 18事例中1例
日高地方東部 18事例中1例
十勝地方南部 18事例中1例
北海道北西沖 18事例中1例

福島県沖 18事例中3例
岩手県内陸南部 18事例中2例
宮城県沖 18事例中1例
三陸沖 18事例中1例
青森県東方沖 18事例中1例
秋田県沿岸南部 18事例中1例
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像は気象庁より。