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2020年08月28日岩手県沿岸北部でM4.1・震度3、45日ぶりの有感地震で震度3は1年ぶり

岩手県沿岸北部でM4.1・震度3、45日ぶりの有感地震で震度3は1年ぶり


 

気象庁によると2020年08月28日03:20に岩手県沿岸北部でM4.1・震度3の地震が発生した。岩手県沿岸北部で有感地震が記録されたのは45日ぶり。今年4回目となる有感地震であった。

 

岩手県沿岸北部における今回の地震について

2020年08月28日03:20 M4.1・震度3 岩手県沿岸北部(深さ約50km)

岩手県沿岸北部で有感地震が観測されたのは2020年07月13日のM3.3・震度1以来45日ぶり。今回の震源からは約31km離れた場所で深さは58kmであった。その前は2020年04月16日のM3.6・震度1で、今回の震源から約31km離れた場所で深さは58kmであった。

岩手県沿岸北部で最近起きてきた地震はいずれも今回の震源から30~50km程度離れた位置で、約数kmとごく近い範囲で有感地震が観測された前回の事例は2019年03月18日のM3.7・震度2。付近ではおよそ1年5ヶ月ぶりの地震であった。

岩手県沿岸北部を震源とする地震がM4を超える規模だったのは2019年10月23日のM4.2・震度2以来10ヶ月ぶり。震度3以上の揺れを記録した地震としては2019年08月04日のM4.4・震度3以来1年ぶりとなる。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震23事例のうち、その後1ヶ月以内に岩手県沿岸北部を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは23事例中9例であった。
 

岩手県沿岸北部と東北地方の最近の地震活動

岩手県沿岸北部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が19回であるのに対し2019年に岩手県沿岸北部における1週間平均値は15回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

岩手県沿岸北部を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は908回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては4回目。岩手県沿岸北部では2019年に8回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計3回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が3回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

岩手県沿岸北部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2008年07月24日 M6.8 震度6弱 岩手県沿岸北部
1991年06月15日 M5.4 震度4 岩手県沿岸北部
1987年01月17日 M5.2 震度4 岩手県沿岸北部
1987年01月09日 M6.6 震度5 岩手県沿岸北部
1981年11月24日 M5.0 震度3 岩手県沿岸北部

岩手県沿岸北部を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年06月03日の福島県沖M5.0・震度1が挙げられる。
 

岩手県沿岸北部の過去の地震データ

1919年以降、岩手県沿岸北部で発生してきた有感地震は440回でそのうちM5.0以上であったのが16回、M6.0以上が3回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2008年07月24日のM6.8・震度6弱で深さは108kmであった。

岩手県沿岸北部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2008年07月24日 M6.8 震度6弱 岩手県沿岸北部
1987年01月09日 M6.6 震度5 岩手県沿岸北部
1931年11月04日 M6.5 震度4 岩手県沿岸北部
1962年12月28日 M5.9 震度4 岩手県沿岸北部
1970年04月01日 M5.8 震度4 岩手県沿岸北部

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1981年11月24日に岩手県沿岸北部でM5.0・震度3の地震が約6kmの距離(深さ70km)で起きていた他、1933年08月02日に岩手県沖でM5.0・震度2の地震が約10kmの距離(深さ41km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1974年09月04日に約15kmの距離で発生した岩手県沖M5.6・震度4(深さ41km)であった。
 

東北地方と岩手県沿岸北部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在374予測。また岩手県沿岸北部など震源地別予測が現在672予測となっている。

方面別予測において現在、計374予測中、Aクラスは27予測、Bクラスは81予測、Cクラスは266予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が8予測、Bクラス予測が23予測、Cクラス予測が10予測となっている。

また震源地予測では現在、計672予測中、Aクラスが22予測、Bクラスが100予測、Cクラスが550予測となっており、このうち岩手県沿岸北部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが0予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%前後、岩手県沿岸北部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」岩手県沿岸北部M4.1の類似23事例以後の発震傾向性

今回の岩手県沿岸北部M4.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた23件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

岩手県沿岸北部を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは23事例中9例であった。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

福島県沖 23事例中4例
宮城県沖 23事例中3例
三陸沖 23事例中2例
岩手県沖 23事例中1例
福島県会津 23事例中1例

また、千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが23事例中10例、北海道地方では23事例中2例であった。

千島海溝及び北海道地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

北海道東方沖 23事例中4例
択捉島南東沖 23事例中3例
釧路沖 23事例中2例
国後島付近 23事例中1例
千島列島 23事例中1例
択捉島付近 23事例中1例

網走沖 23事例中1例
北海道西方沖 23事例中1例
 

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※画像は気象庁より。