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2020年08月28日パプアニューギニアのダントルカストー諸島でM5.0、1ヶ月前のM6クラス地震付近

パプアニューギニアのダントルカストー諸島でM5.0、1ヶ月前のM6クラス地震付近


 

USGSによると日本時間2020年08月28日07:55にパプアニューギニアでM5.0の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年07月31日にM5.6のM6クラス地震が約15kmとごく近くで起きていた。

 

パプアニューギニアにおける今回の地震について

日本時間2020年08月28日07:55 M5.0 パプアニューギニア(深さ約10km)

今回の震源はパプアニューギニアのダントルカストー諸島付近であった。

パプアニューギニアでM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月27日のM5.0以来1日ぶりで今年56回目。前回の地震は今回の震源から約315km離れた位置であった。その前は2020年08月25日のM5.1で、今回の震源から約310km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離200km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年08月17日にパプアニューギニアでM5.3の地震が今回の震源からは約74km離れた場所で起きていた他、07月31日には約15kmの距離でM5.6のM6クラス地震も発生していた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震31事例のうち、その後1ヶ月以内にパプアニューギニアを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは31事例中16例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の31事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは31事例中6例であった。
 

パプアニューギニアの最近の地震活動

パプアニューギニアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が29回。2019年にパプアニューギニアの1ヶ月当たり平均発生数は30.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

パプアニューギニアでは2019年にM6.0以上の地震が9回発生、そのうちM7.0以上の大地震は2回であった。

2019年にパプアニューギニアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年05月14日 M7.6 パプアニューギニア(深さ約10km)
2019年05月06日 M7.1 パプアニューギニア(深さ約146km)
2019年02月17日 M6.4 パプアニューギニア(深さ約368km)
2019年07月15日 M6.3 パプアニューギニア(深さ約42km)
2019年01月17日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

パプアニューギニアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が7回、M7.0以上の大地震が1回起きている。

2020年にパプアニューギニアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年07月17日 M7.0 パプアニューギニア(深さ約80km)
2020年04月25日 M6.3 パプアニューギニア(深さ約17km)
2020年02月09日 M6.2 パプアニューギニア(深さ約31km)
2020年05月07日 M6.1 パプアニューギニア(深さ約466km)
2020年08月25日 M6.1 パプアニューギニア(深さ約25km)
 

パプアニューギニアの過去の地震データ

1901年以降、パプアニューギニアで発生してきたM6.0以上の地震は806回でそのうちM7.0以上であったのが82回。20世紀以降、過去最大だったのは1971年07月26日のM8.1で深さは約40kmであった。

パプアニューギニアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1971年07月26日 M8.1 パプアニューギニア(深さ約40km)
1906年09月14日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約35km)
1971年07月14日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約40km)
2000年11月16日 M8.0 パプアニューギニア(深さ約33km)
1916年01月01日 M7.9 パプアニューギニア(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1960年06月11日にパプアニューギニアでM6.6の地震が約41kmの距離(深さ30km)で起きていた他、1960年06月11日にパプアニューギニアでM6.6の地震が約60kmの距離(深さ30km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1974年10月23日に140kmの距離で発生したパプアニューギニア M7.2(深さ48km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とパプアニューギニアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在523予測。またパプアニューギニアなど震源地別予測が現在1470予測となっている。

方面別予測において現在、計523予測中、Aクラスは45予測、Bクラスは142予測、Cクラスは336予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が18予測、Bクラス予測が42予測、Cクラス予測が1予測となっている。

また震源地予測では現在、計1470予測中、Aクラスが36予測、Bクラスが174予測、Cクラスが1260予測となっており、このうちパプアニューギニアに対してはAクラスが6予測、Bクラスが21予測、Cクラスが30予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、パプアニューギニアの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」パプアニューギニアM5.0の類似31事例以降の発震傾向性

今回のパプアニューギニアM5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた31件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

パプアニューギニアを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは31事例中16例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

バヌアツ 31事例中5例
ケルマデック諸島 31事例中3例
パプアニューギニア 31事例中2例
サンタクルーズ諸島 31事例中2例
トンガ 31事例中2例
ニュージーランド 31事例中1例
フィジー 31事例中1例
ロイヤリティ諸島 31事例中1例
サモア 31事例中1例
ソロモン諸島 31事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが31事例中18例であった。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 31事例中8例
日本 31事例中6例
中国 31事例中3例
北朝鮮 31事例中1例
モンゴル 31事例中1例
フィリピン 31事例中1例
グアム 31事例中1例
ネパール 31事例中1例

また、今回のパプアニューギニアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは31事例中6例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1982年02月21日 M6.4・震度3 八丈島東方沖
1988年09月07日 M6.4・震度2 本州南方沖
2008年05月08日 M7.0・震度5弱 茨城県沖
2011年06月23日 M6.9・震度5弱 岩手県沖
2014年03月03日 M6.4・震度4 沖縄本島北西沖
2015年05月13日 M6.8・震度5強 宮城県沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。