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2020年08月29日南極海のサウスシェトランド諸島でM5.1、M5以上地震は2年ぶり

南極海のサウスシェトランド諸島でM5.1、M5以上地震は2年ぶり


 

USGSによると日本時間2020年08月29日21:47に南極海のサウスシェトランド諸島でM5.1の地震が発生した。サウスシェトランド諸島付近におけるM5を超える規模の地震としては2018年08月28日のM5.6以来2年ぶりとなる。

 

サウスシェトランド諸島における今回の地震について

日本時間2020年08月29日21:47 M5.1 サウスシェトランド諸島(深さ約10km)

今回の震源から距離500km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年02月07日にドレーク海峡でM5.5の地震が今回の震源からは約356km離れた場所で起きていたが、サウスシェトランド諸島付近における地震としては2018年08月28日のM5.6以来2年ぶりとなる。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震40事例のうち、その後1ヶ月以内にサウスシェトランド諸島を含む北極・南極でM7クラス以上の地震が起きていたのは40事例中2例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の40事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは40事例中7例であった。
 

サウスシェトランド諸島の過去の地震データ

1901年以降、サウスシェトランド諸島で発生してきたM6.0以上の地震は9回でそのうちM7.0以上であったのが1回。20世紀以降、過去最大だったのは1971年02月08日のM7.0で深さは約13kmであった。

サウスシェトランド諸島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1971年02月08日 M7.0 サウスシェトランド諸島(深さ約13km)
1983年07月11日 M6.9 サウスシェトランド諸島(深さ約10km)
1933年10月26日 M6.6 サウスシェトランド諸島(深さ約10km)
2012年01月15日 M6.6 サウスシェトランド諸島(深さ約8km)
1992年06月17日 M6.2 サウスシェトランド諸島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約500km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1933年10月26日にサウスシェトランド諸島でM6.6の地震が約209kmの距離(深さ10km)で起きていた他、2012年01月15日にサウスシェトランド諸島でM6.6の地震が約261kmの距離(深さ8km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約500km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1971年02月08日に365kmの距離で発生したサウスシェトランド諸島 M7.0(深さ13km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

北極・南極とサウスシェトランド諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北極・南極など方面別予測が現在531予測。またサウスシェトランド諸島など震源地別予測が現在1499予測となっている。

方面別予測において現在、計531予測中、Aクラスは46予測、Bクラスは144予測、Cクラスは341予測。このうち北極・南極に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が10予測となっている。

また震源地予測では現在、計1499予測中、Aクラスが36予測、Bクラスが181予測、Cクラスが1282予測となっており、このうちサウスシェトランド諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが1予測となっている。

通常時との比較では北極・南極の現在の危険度は100%以下、サウスシェトランド諸島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」サウスシェトランド諸島M5.1の類似40事例以降の発震傾向性

今回のサウスシェトランド諸島M5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた40件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

サウスシェトランド諸島を含む北極・南極で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは40事例中2例であった。

北極・南極で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

スヴァールバル諸島 40事例中1例
ヤンマイエン島 40事例中1例

それ以外では大西洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが40事例中4例、中南米では40事例中14例であった。

大西洋及び中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

南サンドイッチ諸島 40事例中1例
アセンション島 40事例中1例
大西洋中央海嶺 40事例中1例
スコシア海 40事例中1例
ブーベ島 40事例中1例

メキシコ 40事例中5例
ペルー 40事例中3例
チリ 40事例中3例
ニカラグア 40事例中2例
アルゼンチン 40事例中1例
グアテマラ 40事例中1例
エルサルバドル 40事例中1例
コロンビア 40事例中1例
ブラジル 40事例中1例

また、今回のサウスシェトランド諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは40事例中7例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1964年05月07日 M6.9・震度4 秋田県沖
1984年08月07日 M7.1・震度4 日向灘
1987年01月09日 M6.6・震度5 岩手県沿岸北部
1993年07月12日 M7.8・震度5 北海道南西沖(北海道南西沖地震)
1996年02月17日 M6.8・震度4 福島県沖
2011年06月23日 M6.9・震度5弱 岩手県沖
2014年03月03日 M6.4・震度4 沖縄本島北西沖
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。