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2020年08月30日岩手県沿岸南部でM3.1・震度2、71日ぶり今年2回目の有感地震

岩手県沿岸南部でM3.1・震度2、71日ぶり今年2回目の有感地震


 

気象庁によると2020年08月30日07:48に岩手県沿岸南部でM3.1・震度2の地震が発生した。岩手県沿岸南部で有感地震が記録されたのは71日ぶり。今年2回目となる有感地震であった。

 

岩手県沿岸南部における今回の地震について

2020年08月30日07:48 M3.1・震度2 岩手県沿岸南部(深さ約10km)

岩手県沿岸南部で有感地震が観測されたのは2020年06月20日のM3.7・震度2以来71日ぶり。今回の震源からは約51km離れた場所で深さは44kmであった。

その前は2019年12月22日のM3.3・震度1で、今回の震源から約10km離れた場所で深さは76kmであった。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震4事例のうち、その後1ヶ月以内に岩手県沿岸南部を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは4事例中2例であった。
 

岩手県沿岸南部と東北地方の最近の地震活動

岩手県沿岸南部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が2回であるのに対し2019年に岩手県沿岸南部における1週間平均値は4回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

岩手県沿岸南部を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は885回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては2回目。岩手県沿岸南部では2019年に3回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計1回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が1回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

岩手県沿岸南部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2014年06月08日 M5.0 震度4 岩手県沿岸南部
2014年04月03日 M5.5 震度4 岩手県沿岸南部
1996年04月23日 M5.3 震度3 岩手県沿岸南部
1993年05月06日 M5.4 震度4 岩手県沿岸南部
1973年02月15日 M5.0 震度3 岩手県沿岸南部

岩手県沿岸南部を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年06月03日の福島県沖M5.0・震度1が挙げられる。
 

岩手県沿岸南部の過去の地震データ

1919年以降、岩手県沿岸南部で発生してきた有感地震は106回でそのうちM5.0以上は10回だが、M6.0以上の地震はこれまでに観測されていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1969年10月18日のM5.7・震度4で深さは118kmであった。

岩手県沿岸南部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1969年10月18日 M5.7 震度4 岩手県沿岸南部
1932年10月10日 M5.5 震度3 岩手県沿岸南部
2014年04月03日 M5.5 震度4 岩手県沿岸南部
1993年05月06日 M5.4 震度4 岩手県沿岸南部
1941年05月19日 M5.3 震度4 岩手県沿岸南部

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1941年05月19日に岩手県沿岸南部でM5.3・震度4の地震が約3kmの距離(深さ72km)で起きていた他、1973年02月15日に岩手県沿岸南部でM5.0・震度3の地震が約3kmの距離(深さ108km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2003年05月26日に約17kmの距離で発生した宮城県沖M7.1・震度6弱(深さ72km)であった。
 

東北地方と岩手県沿岸南部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在393予測。また岩手県沿岸南部など震源地別予測が現在754予測となっている。

方面別予測において現在、計393予測中、Aクラスは27予測、Bクラスは85予測、Cクラスは281予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が8予測、Bクラス予測が23予測、Cクラス予測が11予測となっている。

また震源地予測では現在、計754予測中、Aクラスが22予測、Bクラスが101予測、Cクラスが631予測となっており、このうち岩手県沿岸南部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが1予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%前後、岩手県沿岸南部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」岩手県沿岸南部M3.1の類似4事例以後の発震傾向性

今回の岩手県沿岸南部M3.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた4件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

岩手県沿岸南部を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは4事例中2例であった。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

宮城県沖 4事例中1例
福島県沖 4事例中1例
三陸沖 4事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。