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2020年08月31日フィリピン南部ミンダナオ島でM5.1、1ヶ月前には周辺でM6.4の地震

フィリピン南部ミンダナオ島でM5.1、1ヶ月前には周辺でM6.4の地震


 

USGSによると日本時間2020年08月31日02:44にフィリピンでM5.1の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年01月31日にフィリピンでM5.2の地震が今回の震源からは約1km離れた場所で起きていた。

 

フィリピンにおける今回の地震について

日本時間2020年08月31日02:44 M5.1 フィリピン(深さ約35km)

フィリピンでM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月28日のM5.0以来2日ぶりで今年39回目。前回の地震は今回の震源から約1,216km離れた位置であった。

その前は2020年08月18日のM6.6で、今回の震源から約502km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

フィリピン南部のミンダナオ島では日本時間08月02日にM6.4の地震が発生しており、今回の震源からは西方向に約150kmの距離であったが、深さは約481kmと今回の地震より深かった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震15事例のうち、その後1ヶ月以内にフィリピンを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは15事例中11例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の15事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは15事例中3例であった。
 

フィリピンの最近の地震活動

フィリピンにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が14回。2019年にフィリピンの1ヶ月当たり平均発生数は27.1回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

フィリピンでは2019年にM6.0以上の地震が10回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィリピンで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年12月15日 M6.8 フィリピン(深さ約18km)
2019年10月29日 M6.6 フィリピン(深さ約15km)
2019年10月31日 M6.5 フィリピン(深さ約10km)
2019年04月23日 M6.4 フィリピン(深さ約56km)
2019年10月16日 M6.4 フィリピン(深さ約16km)
※海外時間(UTC)

フィリピンでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が4回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィリピンで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.6 フィリピン(深さ約10km)
2020年08月01日 M6.4 フィリピン(深さ約480km)
2020年03月26日 M6.1 フィリピン(深さ約54km)
2020年02月06日 M6.0 フィリピン(深さ約44km)
2020年04月10日 M5.9 フィリピン(深さ約149km)
 

フィリピンの過去の地震データ

1901年以降、フィリピンで発生してきたM6.0以上の地震は420回でそのうちM7.0以上であったのが65回。20世紀以降、過去最大だったのは1918年08月15日のM8.3で深さは約20kmであった。

フィリピンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1918年08月15日 M8.3 フィリピン(深さ約20km)
1924年04月14日 M8.0 フィリピン(深さ約15km)
1972年12月02日 M8.0 フィリピン(深さ約60km)
1976年08月16日 M7.9 フィリピン(深さ約33km)
1913年03月14日 M7.8 フィリピン(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2019年12月15日にフィリピンでM6.8の地震が約26kmの距離(深さ18km)で起きていた他、2019年10月31日にフィリピンでM6.5の地震が約33kmの距離(深さ10km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2019年12月15日に26kmの距離で発生したフィリピン M6.8(深さ18km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとフィリピンにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在523予測。またフィリピンなど震源地別予測が現在1489予測となっている。

方面別予測において現在、計523予測中、Aクラスは46予測、Bクラスは140予測、Cクラスは337予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が21予測、Bクラス予測が40予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計1489予測中、Aクラスが36予測、Bクラスが179予測、Cクラスが1274予測となっており、このうちフィリピンに対してはAクラスが1予測、Bクラスが11予測、Cクラスが34予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%前後、フィリピンの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィリピンM5.1の類似15事例以降の発震傾向性

今回のフィリピンM5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた15件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィリピンを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは15事例中11例であった。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 15事例中5例
日本 15事例中3例
フィリピン 15事例中2例
パキスタン 15事例中1例
中国 15事例中1例

また、今回のフィリピンにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは15事例中3例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1987年03月18日 M6.6・震度5 日向灘
2008年06月14日 M7.2・震度6強 岩手県内陸南部(岩手・宮城内陸地震)
2009年08月09日 M6.8・震度4 東海道南方沖
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。