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2020年08月31日大西洋中央海嶺でM6.5、2年9ヶ月ぶりのM7クラス地震

大西洋中央海嶺でM6.5、2年9ヶ月ぶりのM7クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年08月31日06:20に大西洋中央海嶺でM6.5の地震が発生した。大西洋中央海嶺におけるM7クラス地震は2年9ヶ月ぶり。

 

大西洋中央海嶺における今回の地震について

日本時間2020年08月31日06:20 M6.5 大西洋中央海嶺(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.5以上の地震としては2020年08月21日にインドネシアで発生したM6.9以来10日ぶりで、2020年としては22回目となる(発生日時は日本時間)。

大西洋中央海嶺でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月17日のM5.5以来13日ぶりで今年6回目。前回の地震は今回の震源から約2,480km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年06月10日のM6.0で、今回の震源から約2,369km離れていた。

大西洋中央海嶺におけるM7クラス地震としては日本時間2017年11月30日のM6.5以来2年9ヶ月ぶりとなる。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震10事例のうち、その後1ヶ月以内に大西洋中央海嶺を含む大西洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは10事例中1例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の10事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは10事例中3例であった。
 

大西洋中央海嶺の最近の地震活動

大西洋中央海嶺における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が7回。2019年に大西洋中央海嶺の1ヶ月当たり平均発生数は13.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

大西洋中央海嶺では2019年にM6.0以上の地震が1回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に大西洋中央海嶺で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年02月14日 M6.2 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2019年09月02日 M5.9 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2019年08月05日 M5.8 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2019年04月16日 M5.7 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2019年06月13日 M5.7 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

大西洋中央海嶺では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に大西洋中央海嶺で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月10日 M6.0 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2020年05月24日 M5.9 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2020年03月22日 M5.6 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2020年05月30日 M5.5 大西洋中央海嶺(深さ約13km)
2020年08月17日 M5.5 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
 

大西洋中央海嶺の過去の地震データ

1901年以降、大西洋中央海嶺で発生してきたM6.0以上の地震は155回でそのうちM7.0以上であったのが13回。20世紀以降、過去最大だったのは1918年05月20日のM7.3で深さは約15kmであった。

大西洋中央海嶺で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1918年05月20日 M7.3 大西洋中央海嶺(深さ約15km)
1962年03月17日 M7.3 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
1925年10月13日 M7.2 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
1942年11月28日 M7.2 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
1918年12月02日 M7.1 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1996年12月10日に大西洋中央海嶺でM6.7の地震が約37kmの距離(深さ10km)で起きていた他、1985年06月06日に大西洋中央海嶺でM6.6の地震が約140kmの距離(深さ10km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約300km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1996年12月10日に37kmの距離で発生した大西洋中央海嶺 M6.7(深さ10km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大西洋と大西洋中央海嶺における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大西洋など方面別予測が現在523予測。また大西洋中央海嶺など震源地別予測が現在1489予測となっている。

方面別予測において現在、計523予測中、Aクラスは46予測、Bクラスは140予測、Cクラスは337予測。このうち大西洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が6予測、Cクラス予測が47予測となっている。

また震源地予測では現在、計1489予測中、Aクラスが36予測、Bクラスが179予測、Cクラスが1274予測となっており、このうち大西洋中央海嶺に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが26予測となっている。

通常時との比較では大西洋の現在の危険度は100%前後、大西洋中央海嶺の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」大西洋中央海嶺M6.5の類似10事例以降の発震傾向性

今回の大西洋中央海嶺M6.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた10件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

大西洋中央海嶺を含む大西洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは10事例中1例であった。

大西洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

南大西洋 10事例中1例

それ以外では中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが10事例中2例であった。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

メキシコ 10事例中1例
アルゼンチン 10事例中1例

また、今回の大西洋中央海嶺における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは10事例中3例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1993年10月12日 M6.9・震度4 東海道南方沖
1996年12月22日 M6.4・震度2 北海道南西沖
2007年07月16日 M6.8・震度6強 新潟県上中越沖(新潟県中越沖地震)
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。