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2020年08月31日イラン南部でM5.0の地震、1972年のM7クラス震源周辺

イラン南部でM5.0の地震、1972年のM7クラス震源周辺


 

USGSによると日本時間2020年08月31日12:36にイラン南部でM5.0の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年06月15日にイランでM5.1の地震が今回の震源からは約22km離れた場所で起きていた。

 

イランにおける今回の地震について

日本時間2020年08月31日12:36 M5.0 イラン(深さ約10km)

イランでM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月09日のM5.0以来22日ぶりで今年13回目。前回の地震は今回の震源から約1,014km離れた位置であった。

その前は2020年06月14日のM5.1で、今回の震源から約22km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近では2020年06月09日にもM5.7の地震が約29kmの距離で起きるなど地震が目立っており、過去には1972年に約70kmの距離でM6.6のM7クラスが発生した事例もある。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震36事例のうち、その後1ヶ月以内にイランを含む中東でM7クラス以上の地震が起きていたのは36事例中3例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の36事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは36事例中6例であった。
 

イランの最近の地震活動

イランにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が5回。2019年にイランの1ヶ月当たり平均発生数は8.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

イランでは2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年にイランで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年11月07日 M5.9 イラン(深さ約20km)
2019年01月06日 M5.6 イラン(深さ約14km)
2019年07月08日 M5.6 イラン(深さ約19km)
2019年10月21日 M5.5 イラン(深さ約9km)
※海外時間(UTC)

イランでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にイランで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月09日 M5.7 イラン(深さ約10km)
2020年01月02日 M5.5 イラン(深さ約10km)
2020年06月09日 M5.4 イラン(深さ約10km)
2020年01月27日 M5.3 イラン(深さ約10km)
2020年03月27日 M5.3 イラン(深さ約10km)
 

イランの過去の地震データ

1901年以降、イランで発生してきたM6.0以上の地震は81回でそのうちM7.0以上であったのが10回。20世紀以降、過去最大だったのは2013年04月16日のM7.7で深さは約80kmであった。

イランで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2013年04月16日 M7.7 イラン(深さ約80km)
1978年09月16日 M7.4 イラン(深さ約33km)
1990年06月20日 M7.4 イラン(深さ約19km)
1909年01月23日 M7.3 イラン(深さ約15km)
1997年05月10日 M7.3 イラン(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1972年04月10日にイランでM6.6の地震が約70kmの距離(深さ10km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

中東とイランにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中東など方面別予測が現在532予測。またイランなど震源地別予測が現在1516予測となっている。

方面別予測において現在、計532予測中、Aクラスは46予測、Bクラスは142予測、Cクラスは344予測。このうち中東に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が1予測、Cクラス予測が44予測となっている。

また震源地予測では現在、計1516予測中、Aクラスが36予測、Bクラスが180予測、Cクラスが1300予測となっており、このうちイランに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが16予測となっている。

通常時との比較では中東の現在の危険度は100%以下、イランの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」イランM5.0の類似36事例以降の発震傾向性

今回のイランM5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた36件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

イランを含む中東で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは36事例中3例であった。

中東で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

イラン 36事例中2例
キルギス 36事例中1例

それ以外では欧州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが36事例中3例、インド洋では36事例中4例であった。

欧州及びインド洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

ギリシャ 36事例中2例
ルーマニア 36事例中1例

中央インド洋海嶺 36事例中1例
南西インド洋海嶺 36事例中1例
カールスバーグ海嶺 36事例中1例
南インド洋 36事例中1例

また、今回のイランにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは36事例中6例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

2010年11月30日 M7.1・震度3 小笠原諸島西方沖
2012年01月01日 M7.0・震度4 鳥島近海
2012年12月07日 M7.3・震度5弱 三陸沖
2014年03月03日 M6.4・震度4 沖縄本島北西沖
2014年07月12日 M7.0・震度4 福島県沖
2020年06月14日 M6.3・震度4 奄美大島北西沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。