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2020年09月01日太平洋南極海嶺でM5.8、200日ぶり今年2回目のM6クラス以上地震

太平洋南極海嶺でM5.8、200日ぶり今年2回目のM6クラス以上地震


 

USGSによると日本時間2020年09月01日05:28に太平洋南極海嶺でM5.8の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年01月08日に太平洋南極海嶺でM5.4の地震が今回の震源からは約154km離れた場所で起きていた。

 

太平洋南極海嶺における今回の地震について

日本時間2020年09月01日05:28 M5.8 太平洋南極海嶺(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては日本時間2020年09月01日02:24にチャゴス諸島で発生したM6.2以来で、2020年としては256回目となる(発生日時は日本時間)。

太平洋南極海嶺でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年02月14日のM5.5以来200日ぶりで今年2回目。前回の地震は今回の震源から約1,379km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2019年10月09日のM5.5で、今回の震源から約1,057km離れていた。

今回の震源は南極プレートと太平洋プレートの境界付近で、約285km離れた地点では2015年にM6.7のM7クラスも起きていた。今回に比較的近い位置では2020年01月08日にM5.4の地震が約154km離れた地点で観測されていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震47事例のうち、その後1ヶ月以内に太平洋南極海嶺を含む北極・南極でM7クラス以上の地震が起きていたのは47事例中2例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の47事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは47事例中10例であった。
 

太平洋南極海嶺の最近の地震活動

太平洋南極海嶺における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が1回。2019年に太平洋南極海嶺の1ヶ月当たり平均発生数は3.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

太平洋南極海嶺では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年に太平洋南極海嶺で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年07月27日 M5.7 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2019年07月27日 M5.6 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2019年07月10日 M5.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2019年10月09日 M5.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

太平洋南極海嶺では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年に太平洋南極海嶺で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年02月14日 M5.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2020年01月08日 M5.4 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2020年04月01日 M5.4 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2020年07月07日 M5.1 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2020年07月10日 M5.0 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
 

太平洋南極海嶺の過去の地震データ

1901年以降、太平洋南極海嶺で発生してきたM6.0以上の地震は57回でそのうちM7.0以上であったのが0回。20世紀以降、過去最大だったのは2015年05月19日のM6.7で深さは約7kmであった。

太平洋南極海嶺で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2015年05月19日 M6.7 太平洋南極海嶺(深さ約7km)
1951年01月23日 M6.6 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
1947年12月15日 M6.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
2005年05月12日 M6.5 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
1970年08月24日 M6.4 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2015年05月19日に太平洋南極海嶺でM6.7の地震が約285kmの距離(深さ7km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))。
 

北極・南極と太平洋南極海嶺における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北極・南極など方面別予測が現在543予測。また太平洋南極海嶺など震源地別予測が現在1554予測となっている。

方面別予測において現在、計543予測中、Aクラスは46予測、Bクラスは145予測、Cクラスは352予測。このうち北極・南極に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が11予測となっている。

また震源地予測では現在、計1554予測中、Aクラスが36予測、Bクラスが181予測、Cクラスが1337予測となっており、このうち太平洋南極海嶺に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが3予測となっている。

通常時との比較では北極・南極の現在の危険度は100%以下、太平洋南極海嶺の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」太平洋南極海嶺M5.8の類似47事例以降の発震傾向性

今回の太平洋南極海嶺M5.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた47件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

太平洋南極海嶺を含む北極・南極で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは47事例中2例であった。

北極・南極で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

太平洋南極海嶺 47事例中1例
ヤンマイエン島 47事例中1例

それ以外では南太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが47事例中2例、大洋州では47事例中30例であった。

南太平洋及び大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

東太平洋海嶺 47事例中2例

パプアニューギニア 47事例中10例
ソロモン諸島 47事例中7例
フィジー 47事例中6例
ケルマデック諸島 47事例中6例
バヌアツ 47事例中4例
ニューカレドニア 47事例中2例
トンガ 47事例中1例
サモア 47事例中1例
マッコーリー島 47事例中1例

また、今回の太平洋南極海嶺における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは47事例中10例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1981年01月19日 M7.0・震度4 三陸沖
1985年04月04日 M6.4・震度2 小笠原諸島西方沖
1989年10月29日 M6.5・震度3 三陸沖
2000年10月06日 M7.3・震度6強 鳥取県西部(鳥取県西部地震)
2004年09月05日 M7.4・震度5弱 三重県南東沖(紀伊半島南東沖地震)
2005年08月16日 M7.2・震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2005年11月15日 M7.2・震度3 三陸沖
2007年03月25日 M6.9・震度6強 能登半島沖(能登半島地震)
2010年11月30日 M7.1・震度3 小笠原諸島西方沖
2011年06月23日 M6.9・震度5弱 岩手県沖
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。