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2020年09月01日南米チリの沿岸部でM7.0の大地震、本日世界で5回目のM6クラス以上

南米チリの沿岸部でM7.0の大地震、本日世界で5回目のM6クラス以上


 

USGSによると日本時間2020年09月01日13:09にチリでM7.0の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年05月06日にチリでM5.2の地震が今回の震源からは約148km離れた場所で起きていた。

 

チリにおける今回の地震について

日本時間2020年09月01日13:09 M7.0 チリ(深さ約35km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM7.0以上の地震としては2020年07月22日にアラスカで発生したM7.8以来41日ぶりで、2020年としては8回目となる(発生日時は日本時間)。

また日本時間09月01日に世界で発生したM6クラス以上の地震としては今回が5回目と強い地震が続いている。

09月01日02:24 M6.2 チャゴス諸島(深さ約10km)
09月01日05:28 M5.8 太平洋南極海嶺(深さ約10km)
09月01日06:18 M5.8 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
09月01日09:51 M5.6 カムチャッカ半島(深さ約10km)
※日本時間

チリでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月03日のM5.5以来29日ぶりで今年7回目。前回の地震は今回の震源から約787km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年07月17日のM5.9で、今回の震源から約710km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震32事例のうち、その後1ヶ月以内にチリを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは32事例中15例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の32事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは32事例中10例であった。
 

チリの最近の地震活動

チリにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が12回。2019年にチリの1ヶ月当たり平均発生数は16.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

チリでは2019年にM6.0以上の地震が6回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にチリで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年08月01日 M6.8 チリ(深さ約25km)
2019年01月20日 M6.7 チリ(深さ約63km)
2019年09月29日 M6.7 チリ(深さ約11km)
2019年06月14日 M6.4 チリ(深さ約11km)
2019年11月04日 M6.1 チリ(深さ約53km)
※海外時間(UTC)

チリでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にチリで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.8 チリ(深さ約97km)
2020年07月17日 M5.9 チリ(深さ約74km)
2020年03月17日 M5.6 チリ(深さ約29km)
2020年01月28日 M5.5 チリ(深さ約10km)
2020年05月10日 M5.5 チリ(深さ約118km)
 

チリの過去の地震データ

1901年以降、チリで発生してきたM6.0以上の地震は434回でそのうちM7.0以上であったのが64回。20世紀以降、過去最大だったのは1960年05月22日のM9.5で深さは約25kmであった。

チリで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1960年05月22日 M9.5 チリ(深さ約25km)
2010年02月27日 M8.8 チリ(深さ約23km)
1922年11月11日 M8.5 チリ(深さ約70km)
2015年09月16日 M8.3 チリ(深さ約22km)
1906年08月17日 M8.2 チリ(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1964年07月25日にチリでM6.5の地震が約25kmの距離(深さ30km)で起きていた他、1987年08月15日にチリでM6.5の地震が約36kmの距離(深さ37km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約300km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1922年11月11日に150kmの距離で発生したチリ M8.5(深さ70km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

中南米とチリにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在566予測。またチリなど震源地別予測が現在1,685予測となっている。

方面別予測において現在、計566予測中、Aクラスは46予測、Bクラスは151予測、Cクラスは369予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が6予測、Bクラス予測が48予測、Cクラス予測が11予測となっている。

また震源地予測では現在、計1,685予測中、Aクラスが36予測、Bクラスが185予測、Cクラスが1,464予測となっており、このうちチリに対してはAクラスが0予測、Bクラスが5予測、Cクラスが46予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、チリの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」チリM7.0の類似32事例以降の発震傾向性

今回のチリM7.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた32件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

チリを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは32事例中15例であった。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

チリ 32事例中8例
メキシコ 32事例中3例
コスタリカ 32事例中1例
ドミニカ共和国 32事例中1例
エクアドル 32事例中1例
アルゼンチン 32事例中1例
ボリビア 32事例中1例
ベネズエラ 32事例中1例
コロンビア 32事例中1例
ペルー 32事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが32事例中3例、南太平洋では32事例中1例であった。

北米及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

カナダ 32事例中1例
アラスカ 32事例中1例
米国 32事例中1例

南太平洋 32事例中1例

また、今回のチリにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは32事例中10例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1922年12月08日 M6.9・震度5 橘湾(島原地震)
1923年06月02日 M7.1・震度4 茨城県沖
1927年03月07日 M7.3・震度6 京都府北部(北丹後地震)
1939年05月01日 M6.8・震度5 秋田県沿岸北部(男鹿地震)
1945年01月13日 M6.8・震度5 三河湾(三河地震)
1955年05月01日 M6.4・震度2 三陸沖
1988年09月07日 M6.4・震度2 本州南方沖
1993年07月12日 M7.8・震度5 北海道南西沖(北海道南西沖地震)
2013年02月02日 M6.5・震度5強 十勝地方南部
2015年11月14日 M7.1・震度4 薩摩半島西方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。