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2020年09月02日南サンドイッチ諸島でM5.1、南米プレート境界付近で続く地震

南大西洋の南サンドイッチ諸島でM5.1、南米プレート境界付近で続く地震


 

USGSによると日本時間2020年09月02日09:21に南大西洋の南サンドイッチ諸島でM5.1の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年04月04日に南サンドイッチ諸島でM5.1の地震が今回の震源からは約21km離れた場所で起きていた。

 

南サンドイッチ諸島における今回の地震について

日本時間2020年09月02日09:21 M5.1 南サンドイッチ諸島(深さ約115km)

南サンドイッチ諸島でM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月16日のM5.1以来17日ぶりで今年41回目。前回の地震は今回の震源から約357km離れた位置であった。その前は2020年08月12日のM5.0で、今回の震源から約907km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離50km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年04月04日に南サンドイッチ諸島でM5.1の地震が今回の震源からは約21km離れた場所で起きていた。

南米プレートの境界付近における地震が続いている。09月01日にチリの沿岸部でM6.8の地震が起きたばかりだが、南米プレートの境界付近では他にも08月31日に大西洋中央海嶺でM6.5のM7クラスが発生していたのをはじめ、過去1週間でM6クラス以上の地震が9回記録されているのである。

08月28日 M5.8 ブーベ島
08月31日 M6.5 大西洋中央海嶺
09月01日 M5.9 大西洋中央海嶺
09月01日 M6.8 チリ
09月01日 M6.3 チリ
09月01日 M5.5 チリ
09月01日 M5.7 チリ
09月01日 M5.7 チリ
09月02日 M6.5 チリ

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震48事例のうち、その後1ヶ月以内に南サンドイッチ諸島を含む大西洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは48事例中9例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の48事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは48事例中14例であった。
 

南サンドイッチ諸島の最近の地震活動

南サンドイッチ諸島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が4回。2019年に南サンドイッチ諸島の1ヶ月当たり平均発生数は14.4回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

南サンドイッチ諸島では2019年にM6.0以上の地震が6回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に南サンドイッチ諸島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年08月27日 M6.6 南サンドイッチ諸島(深さ約16km)
2019年04月09日 M6.5 南サンドイッチ諸島(深さ約38km)
2019年04月05日 M6.4 南サンドイッチ諸島(深さ約57km)
2019年11月05日 M6.3 南サンドイッチ諸島(深さ約10km)
2019年11月02日 M6.1 南サンドイッチ諸島(深さ約8km)
※海外時間(UTC)

南サンドイッチ諸島では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が3回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に南サンドイッチ諸島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年07月26日 M6.3 南サンドイッチ諸島(深さ約10km)
2020年01月20日 M6.1 南サンドイッチ諸島(深さ約93km)
2020年02月08日 M6.0 南サンドイッチ諸島(深さ約16km)
2020年03月26日 M5.5 南サンドイッチ諸島(深さ約66km)
2020年04月03日 M5.4 南サンドイッチ諸島(深さ約25km)
 

南サンドイッチ諸島の過去の地震データ

1901年以降、南サンドイッチ諸島で発生してきたM6.0以上の地震は201回でそのうちM7.0以上であったのが19回。20世紀以降、過去最大だったのは1929年06月27日のM8.1で深さは約15kmであった。

南サンドイッチ諸島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1929年06月27日 M8.1 南サンドイッチ諸島(深さ約15km)
1964年05月26日 M7.8 南サンドイッチ諸島(深さ約125km)
1933年08月28日 M7.5 南サンドイッチ諸島(深さ約35km)
2006年01月02日 M7.4 南サンドイッチ諸島(深さ約13km)
2016年08月19日 M7.4 南サンドイッチ諸島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約50km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

大西洋と南サンドイッチ諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大西洋など方面別予測が現在579予測。また南サンドイッチ諸島など震源地別予測が現在1,750予測となっている。

方面別予測において現在、計579予測中、Aクラスは50予測、Bクラスは157予測、Cクラスは372予測。このうち大西洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が7予測、Cクラス予測が51予測となっている。

また震源地予測では現在、計1,750予測中、Aクラスが43予測、Bクラスが210予測、Cクラスが1,497予測となっており、このうち南サンドイッチ諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが1予測、Cクラスが42予測となっている。

通常時との比較では大西洋の現在の危険度は100%以下、南サンドイッチ諸島の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」南サンドイッチ諸島M5.1の類似48事例以降の発震傾向性

今回の南サンドイッチ諸島M5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた48件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

南サンドイッチ諸島を含む大西洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは48事例中9例であった。

大西洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

南サンドイッチ諸島 48事例中6例
大西洋中央海嶺 48事例中1例
スコシア海 48事例中1例
ブーベ島 48事例中1例

それ以外では中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが48事例中19例であった。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

チリ 48事例中7例
ペルー 48事例中3例
エクアドル 48事例中2例
アルゼンチン 48事例中2例
ボリビア 48事例中2例
ブラジル 48事例中2例
メキシコ 48事例中1例
グアテマラ 48事例中1例
コロンビア 48事例中1例
パナマ 48事例中1例

また、今回の南サンドイッチ諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは48事例中14例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1987年04月07日 M6.6・震度5 福島県沖
2001年03月24日 M6.7・震度6弱 安芸灘(芸予地震)
2003年09月26日 M8.0・震度6弱 十勝沖(2003年十勝沖地震)
2004年09月05日 M7.4・震度5弱 三重県南東沖(紀伊半島南東沖地震)
2005年11月15日 M7.2・震度3 三陸沖
2010年05月26日 M6.4・震度4 南大東島近海
2010年11月30日 M7.1・震度3 小笠原諸島西方沖
2011年06月23日 M6.9・震度5弱 岩手県沖
2012年01月01日 M7.0・震度4 鳥島近海
2012年12月07日 M7.3・震度5弱 三陸沖
2014年03月03日 M6.4・震度4 沖縄本島北西沖
2015年05月30日 M8.1・震度5強 小笠原諸島西方沖
2015年11月14日 M7.1・震度4 薩摩半島西方沖
2018年09月06日 M6.7・震度7 胆振地方中東部(平成30年北海道胆振東部地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。