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2020年09月02日バヌアツでM5.1、その後の大洋州M7クラス地震多い位置

バヌアツでM5.1、その後の大洋州M7クラス地震多い位置


 

USGSによると日本時間2020年09月02日09:58にバヌアツでM5.1の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年07月15日にバヌアツでM5.0の地震が今回の震源からは約13km離れた場所で起きていた。

 

バヌアツにおける今回の地震について

日本時間2020年09月02日09:58 M5.1 バヌアツ(深さ約114km)

バヌアツでM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月30日のM5.0以来2日ぶりで今年1回目。前回の地震は今回の震源から約215km離れた位置であった。

今回の震源から距離50km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年07月14日にバヌアツでM5.0の地震が今回の震源からは約13km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震50事例のうち、その後1ヶ月以内にバヌアツを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは50事例中34例であった。特に大洋州において傾向性が顕著であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の50事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは50事例中6例であった。
 

バヌアツの最近の地震活動

バヌアツにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が9回。2019年にバヌアツの1ヶ月当たり平均発生数は13.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

バヌアツでは2019年にM6.0以上の地震が11回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にバヌアツで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年01月15日 M6.6 バヌアツ(深さ約35km)
2019年07月31日 M6.6 バヌアツ(深さ約181km)
2019年10月21日 M6.4 バヌアツ(深さ約231km)
2019年03月20日 M6.3 バヌアツ(深さ約119km)
2019年01月18日 M6.0 バヌアツ(深さ約39km)
※海外時間(UTC)

バヌアツでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が3回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にバヌアツで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月05日 M6.4 バヌアツ(深さ約175km)
2020年03月18日 M6.1 バヌアツ(深さ約179km)
2020年05月27日 M6.1 バヌアツ(深さ約10km)
2020年03月28日 M5.9 バヌアツ(深さ約99km)
2020年05月16日 M5.9 バヌアツ(深さ約166km)
 

バヌアツの過去の地震データ

1901年以降、バヌアツで発生してきたM6.0以上の地震は0回でそのうちM7.0以上であったのが0回。20世紀以降、過去最大だったのは1950年12月02日のM7.9で深さは約30kmであった。

バヌアツで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1950年12月02日 M7.9 バヌアツ(深さ約30km)
1910年06月16日 M7.8 バヌアツ(深さ約100km)
1965年05月20日 M7.7 バヌアツ(深さ約120km)
2009年10月07日 M7.7 バヌアツ(深さ約45km)
1964年07月09日 M7.6 バヌアツ(深さ約130km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1969年01月19日にバヌアツでM7.1の地震が約2kmの距離(深さ113km)で起きていた他、2015年10月20日にバヌアツでM7.1の地震が約4kmの距離(深さ135km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1965年05月20日に4kmの距離で発生したバヌアツ M7.7(深さ120km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とバヌアツにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在579予測。またバヌアツなど震源地別予測が現在1,750予測となっている。

方面別予測において現在、計579予測中、Aクラスは50予測、Bクラスは157予測、Cクラスは372予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が19予測、Bクラス予測が46予測、Cクラス予測が1予測となっている。

また震源地予測では現在、計1,750予測中、Aクラスが43予測、Bクラスが210予測、Cクラスが1,497予測となっており、このうちバヌアツに対してはAクラスが2予測、Bクラスが21予測、Cクラスが38予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は150%以上、バヌアツの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」バヌアツM5.1の類似50事例以降の発震傾向性

今回のバヌアツM5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた50件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

バヌアツを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは50事例中34例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 50事例中11例
バヌアツ 50事例中8例
フィジー 50事例中7例
ソロモン諸島 50事例中6例
ケルマデック諸島 50事例中5例
ニュージーランド 50事例中4例
サモア 50事例中3例
トンガ 50事例中3例
オーストラリア南方 50事例中2例
サンタクルーズ諸島 50事例中2例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが50事例中25例、南太平洋では50事例中4例であった。

アジア及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 50事例中11例
フィリピン 50事例中7例
日本 50事例中6例
中国 50事例中4例
台湾 50事例中2例
マリアナ諸島 50事例中2例
グアム 50事例中1例

イースター島 50事例中1例
南太平洋 50事例中1例
中米沖合 50事例中1例
チリ海嶺 50事例中1例

また、今回のバヌアツにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは50事例中6例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1973年06月17日 M7.4・震度5 根室半島南東沖(1973年根室半島沖地震)
1985年04月04日 M6.4・震度2 小笠原諸島西方沖
1987年01月09日 M6.6・震度5 岩手県沿岸北部
1993年08月07日 M6.3・震度2 沖縄本島北西沖
1998年08月20日 M7.1・震度3 小笠原諸島西方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。