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2020年09月02日浦河沖でM3.6・震度1、1944年M7クラス地震の震源付近

浦河沖でM3.6・震度1、1944年M7クラス地震の震源付近


 

気象庁によると2020年09月02日18:07に浦河沖でM3.6・震度1の地震が発生した。浦河沖で有感地震が記録されたのは23日ぶり。今年18回目となる有感地震であった。

 

浦河沖における今回の地震について

2020年09月02日18:07 M3.6・震度1 浦河沖(深さ約70km)

浦河沖で有感地震が観測されたのは2020年08月10日のM3.4・震度1以来23日ぶり。今回の震源からは約16km離れた場所で深さは60kmであった。その前は2020年08月08日のM3.8・震度1で、今回の震源から約46km離れた場所で深さは37kmであった。

今回の震源付近では1944年02月01日にM6.8・震度4の地震が約6kmと近い距離で発生していた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震26事例のうち、その後1ヶ月以内に浦河沖を含む千島海溝でM6クラス以上の地震が起きていたのは26事例中4例であった。一方、東北地方では26事例中9例と浦河沖における地震のうち3回に1回は1ヶ月以内のM6クラス以上地震へと繋がっていた。
 

浦河沖と千島海溝の最近の地震活動

浦河沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が17回であるのに対し2019年に浦河沖における1週間平均値は16回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

浦河沖を含む千島海溝全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は91回で、2019年に千島海溝で記録された地震数は1週間当たり76回であったので、千島海溝における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては18回目。浦河沖では2019年に12回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計17回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が14回、M4.0~4.9が2回、M5.0以上が1回となっている。

浦河沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年03月28日 M5.0 震度3 浦河沖
2017年09月10日 M5.6 震度4 浦河沖
2016年09月26日 M5.4 震度4 浦河沖
2016年01月14日 M6.7 震度5弱 浦河沖
2015年09月12日 M5.4 震度4 浦河沖

浦河沖を含む千島海溝で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月09日の択捉島南東沖M5.2・震度2が挙げられる。
 

浦河沖の過去の地震データ

1919年以降、浦河沖で発生してきた有感地震は1,168回でそのうちM5.0以上であったのが135回。またM6.0以上は21回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1982年03月21日のM7.1・震度6(昭和57年(1982年)浦河沖地震)で深さは40kmであった。

浦河沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1982年03月21日 M7.1 震度6 浦河沖(昭和57年(1982年)浦河沖地震)
1981年01月23日 M6.9 震度5 浦河沖
1944年02月01日 M6.8 震度4 浦河沖
1968年09月21日 M6.8 震度5 浦河沖
2016年01月14日 M6.7 震度5弱 浦河沖

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1944年02月01日に浦河沖でM6.8・震度4の地震が約6kmの距離(深さ0km)で起きていた他、1962年12月21日に浦河沖でM6.1・震度4の地震が約6kmの距離(深さ72km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1944年02月01日に約6kmの距離で発生した浦河沖M6.8・震度4(深さ0km)であった。
 

千島海溝と浦河沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は千島海溝など方面別予測が現在367予測。また浦河沖など震源地別予測が現在726予測となっている。

方面別予測において現在、計367予測中、Aクラスは27予測、Bクラスは77予測、Cクラスは263予測。このうち千島海溝に対してはAクラス予測が6予測、Bクラス予測が18予測、Cクラス予測が14予測となっている。

また震源地予測では現在、計726予測中、Aクラスが22予測、Bクラスが95予測、Cクラスが609予測となっており、このうち浦河沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが1予測、Cクラスが8予測となっている。

通常時との比較では千島海溝の現在の危険度は100%以上、浦河沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」浦河沖M3.6の類似26事例以後の発震傾向性

今回の浦河沖M3.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた26件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

浦河沖を含む千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは26事例中4例であった。

千島海溝で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

千島列島南東沖 26事例中1例
根室半島南東沖 26事例中1例
千島列島 26事例中1例
択捉島付近 26事例中1例
釧路沖 26事例中1例

また、北海道地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが26事例中1例、東北地方では26事例中9例であった。

北海道地方及び東北地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

宗谷東方沖 26事例中1例

福島県沖 26事例中3例
青森県東方沖 26事例中3例
三陸沖 26事例中3例
宮城県沖 26事例中1例
岩手県沖 26事例中1例
宮城県北部 26事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。