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2020年09月02日根室半島南東沖でM4.8・震度3、1ヶ月以内の三陸沖M6クラス以上地震多い位置

根室半島南東沖でM4.8・震度3、1ヶ月以内の三陸沖M6クラス以上地震多い位置


 

気象庁によると2020年09月02日19:35に根室半島南東沖でM4.8・震度3の地震が発生した。根室半島南東沖で有感地震が記録されたのは65日ぶり。今年13回目となる有感地震であった。

 

根室半島南東沖における今回の地震について

2020年09月02日19:35 M4.8・震度3 根室半島南東沖(深さ約50km)

根室半島南東沖で有感地震が観測されたのは2020年06月30日のM3.7・震度2以来65日ぶり。今回の震源からは約24km離れた場所で深さは49kmであった。その前は2020年06月23日のM3.2・震度1で、今回の震源から約27km離れた場所で深さは99kmであった。

今回の震源付近では約19kmと比較的近い位置で1973年06月17日にM7.4・震度5の根室半島沖地震が深さ44kmで発生していた。最近では2018年04月14日のM5.4・震度5弱が今回の震源から約10kmの距離で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震23事例のうち、その後1ヶ月以内に根室半島南東沖を含む千島海溝でM6クラス以上の地震が起きていたのは23事例中6例であった。

一方、東北地方では23事例中10例で1ヶ月以内のM6クラス以上地震へと繋がっており、中でも三陸沖では23事例中7例と根室半島南東沖の4例を上回る関連性となっている。
 

根室半島南東沖と千島海溝の最近の地震活動

根室半島南東沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が16回であるのに対し2019年に根室半島南東沖における1週間平均値は12回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

根室半島南東沖を含む千島海溝全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は91回で、2019年に千島海溝で記録された地震数は1週間当たり76回であったので、千島海溝における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては13回目。根室半島南東沖では2019年に22回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は2回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計12回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が6回、M4.0~4.9が5回、M5.0以上が1回となっている。

根室半島南東沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年01月28日 M5.5 震度4 根室半島南東沖
2019年05月05日 M5.3 震度4 根室半島南東沖
2019年03月02日 M6.2 震度4 根室半島南東沖
2018年04月24日 M5.4 震度4 根室半島南東沖
2018年04月14日 M5.4 震度5弱 根室半島南東沖

根室半島南東沖を含む千島海溝で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月09日の択捉島南東沖M5.2・震度2が挙げられる。
 

根室半島南東沖の過去の地震データ

1919年以降、根室半島南東沖で発生してきた有感地震は916回でそのうちM5.0以上であったのが192回。またM6.0以上は27回でM7.0以上の大地震は3回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1973年06月17日のM7.4・震度5(1973年根室半島沖地震)で深さは44kmであった。

根室半島南東沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1973年06月17日 M7.4 震度5 根室半島南東沖(1973年根室半島沖地震)
1973年06月24日 M7.1 震度5 根室半島南東沖
2000年01月28日 M7.0 震度4 根室半島南東沖
1925年01月28日 M6.9 震度1 根室半島南東沖
1935年09月11日 M6.9 震度4 根室半島南東沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1952年10月17日に根室半島南東沖でM5.1・震度1の地震が約2kmの距離(深さ40km)で起きていた他、1961年01月23日に根室半島南東沖でM5.9・震度3の地震が約3kmの距離(深さ50km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1973年06月17日に約19kmの距離で発生した根室半島南東沖M7.4・震度5(深さ44km)であった。
 

千島海溝と根室半島南東沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は千島海溝など方面別予測が現在367予測。また根室半島南東沖など震源地別予測が現在726予測となっている。

方面別予測において現在、計367予測中、Aクラスは27予測、Bクラスは77予測、Cクラスは263予測。このうち千島海溝に対してはAクラス予測が6予測、Bクラス予測が18予測、Cクラス予測が14予測となっている。

また震源地予測では現在、計726予測中、Aクラスが22予測、Bクラスが95予測、Cクラスが609予測となっており、このうち根室半島南東沖に対してはAクラスが1予測、Bクラスが0予測、Cクラスが9予測となっている。

通常時との比較では千島海溝の現在の危険度は100%以上、根室半島南東沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」根室半島南東沖M4.8の類似23事例以後の発震傾向性

今回の根室半島南東沖M4.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた23件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

根室半島南東沖を含む千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは23事例中6例であった。

千島海溝で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

根室半島南東沖 23事例中4例
千島列島 23事例中2例
十勝沖 23事例中1例
北海道東方沖 23事例中1例

また、北海道地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが23事例中3例、東北地方では23事例中10例であった。

北海道地方及び東北地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

根室地方南部 23事例中1例
檜山地方 23事例中1例
日高地方東部 23事例中1例

三陸沖 23事例中7例
青森県東方沖 23事例中2例
宮城県沖 23事例中2例
福島県沖 23事例中1例
岩手県沿岸北部 23事例中1例
青森県西方沖 23事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。