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2020年09月03日インドネシア東部でM5.4、パプアニューギニアとの国境付近

インドネシア東部でM5.4の地震、パプアニューギニアとの国境付近


 

USGSによると日本時間2020年09月03日08:25にインドネシアでM5.4の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年03月22日にパプアニューギニアでM5.0の地震が今回の震源からは約110km離れた場所で起きていた。

 

インドネシアにおける今回の地震について

日本時間2020年09月03日08:25 M5.4 インドネシア(深さ約10km)

インドネシアでM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月02日のM5.2以来で今年98回目。前回の地震は今回の震源から約1,114km離れた位置であった。

その前は2020年08月25日のM5.1で、今回の震源から約3,926km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離200km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年03月21日にパプアニューギニアでM5.0の地震が今回の震源からは約110km離れた場所で起きていた。

今回の震源はパプアニューギニアとの国境付近で、ほぼ同位置では日本時間09月01日にもM4.7の地震が発生していた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震27事例のうち、その後1ヶ月以内にインドネシアを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは27事例中18例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の27事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは27事例中4例であった。
 

インドネシアの最近の地震活動

インドネシアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が50回。2019年にインドネシアの1ヶ月当たり平均発生数は62.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

インドネシアでは2019年にM6.0以上の地震が17回発生、そのうちM7.0以上の大地震は3回であった。

2019年にインドネシアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月24日 M7.3 インドネシア(深さ約212km)
2019年07月14日 M7.2 インドネシア(深さ約19km)
2019年11月14日 M7.1 インドネシア(深さ約33km)
2019年07月07日 M6.9 インドネシア(深さ約35km)
2019年08月02日 M6.9 インドネシア(深さ約49km)
※海外時間(UTC)

インドネシアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が12回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にインドネシアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.9 インドネシア(深さ約26km)
2020年08月21日 M6.9 インドネシア(深さ約627km)
2020年05月06日 M6.8 インドネシア(深さ約107km)
2020年08月18日 M6.8 インドネシア(深さ約22km)
2020年07月06日 M6.7 インドネシア(深さ約529km)
 

インドネシアの過去の地震データ

1901年以降、インドネシアで発生してきたM6.0以上の地震は1,193回でそのうちM7.0以上であったのが158回。20世紀以降、過去最大だったのは2004年12月26日のM9.1で深さは約30kmであった。

インドネシアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2004年12月26日 M9.1 インドネシア(深さ約30km)
2005年03月28日 M8.6 インドネシア(深さ約30km)
2012年04月11日 M8.6 インドネシア(深さ約20km)
1938年02月01日 M8.5 インドネシア(深さ約25km)
2007年09月12日 M8.4 インドネシア(深さ約34km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1976年06月25日にインドネシアでM7.1の地震が約80kmの距離(深さ33km)で起きていた他、1976年10月29日にインドネシアでM7.1の地震が約96kmの距離(深さ33km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1935年09月20日に185kmの距離で発生したパプアニューギニア M7.8(深さ30km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとインドネシアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在579予測。またインドネシアなど震源地別予測が現在1,750予測となっている。

方面別予測において現在、計579予測中、Aクラスは50予測、Bクラスは157予測、Cクラスは372予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が24予測、Bクラス予測が42予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計1,750予測中、Aクラスが43予測、Bクラスが210予測、Cクラスが1,497予測となっており、このうちインドネシアに対してはAクラスが23予測、Bクラスが39予測、Cクラスが7予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、インドネシアの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」インドネシアM5.4の類似27事例以降の発震傾向性

今回のインドネシアM5.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた27件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

インドネシアを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは27事例中18例であった。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 27事例中11例
フィリピン 27事例中4例
日本 27事例中4例
中国 27事例中2例
グアム 27事例中1例
マリアナ諸島 27事例中1例
ミャンマー 27事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが27事例中17例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

フィジー 27事例中5例
パプアニューギニア 27事例中5例
バヌアツ 27事例中3例
トンガ 27事例中2例
ソロモン諸島 27事例中2例
ニュージーランド 27事例中2例
サンタクルーズ諸島 27事例中1例
サモア 27事例中1例
ロイヤリティ諸島 27事例中1例
ケルマデック諸島 27事例中1例

また、今回のインドネシアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは27事例中4例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

2004年09月05日 M7.4・震度5弱 三重県南東沖(紀伊半島南東沖地震)
2005年08月16日 M7.2・震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2007年03月25日 M6.9・震度6強 能登半島沖(能登半島地震)
2009年10月30日 M6.8・震度4 奄美大島北東沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。