• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年09月03日バヌアツで2日続けてのM5以上地震、M5.0が前日とは異なる深さで

バヌアツで2日続けてのM5以上地震、M5.0が前日とは異なる深さで


 

USGSによると日本時間2020年09月03日11:34にバヌアツでM5.0の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年09月02日にバヌアツでM5.1の地震が今回の震源からは約66km離れた場所で起きていたが震源の深さは異なっていた。

 

バヌアツにおける今回の地震について

日本時間2020年09月03日11:34 M5.0 バヌアツ(深さ約10km)

バヌアツでM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月02日のM5.1以来1日ぶりで今年34回目。前回の地震は今回の震源から約66km離れた位置であった。

その前は2020年08月30日のM5.0で、今回の震源から約225km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近では上記の通り前日09月02日にも約66kmと近い距離でM5.1の地震が発生していたが、震源の深さは前回が114kmと100kmを超えていたのに対し今回は約10kmと浅かった。

またバヌアツで2020年これまでに最大の規模であった08月05日のM6.4も今回の震源から南側に約130kmと比較的近い位置で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震41事例のうち、その後1ヶ月以内にバヌアツを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは41事例中24例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の41事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは41事例中6例であった。
 

バヌアツの最近の地震活動

バヌアツにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が9回。2019年にバヌアツの1ヶ月当たり平均発生数は13.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

バヌアツでは2019年にM6.0以上の地震が11回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にバヌアツで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年01月15日 M6.6 バヌアツ(深さ約35km)
2019年07月31日 M6.6 バヌアツ(深さ約181km)
2019年10月21日 M6.4 バヌアツ(深さ約231km)
2019年03月20日 M6.3 バヌアツ(深さ約119km)
2019年01月18日 M6.0 バヌアツ(深さ約39km)
※海外時間(UTC)

バヌアツでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が3回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にバヌアツで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月05日 M6.4 バヌアツ(深さ約175km)
2020年03月18日 M6.1 バヌアツ(深さ約179km)
2020年05月27日 M6.1 バヌアツ(深さ約10km)
2020年03月28日 M5.9 バヌアツ(深さ約99km)
2020年05月16日 M5.9 バヌアツ(深さ約166km)
 

バヌアツの過去の地震データ

1901年以降、バヌアツで発生してきたM6.0以上の地震は451回でそのうちM7.0以上であったのが53回。20世紀以降、過去最大だったのは1950年12月02日のM7.9で深さは約30kmであった。

バヌアツで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1950年12月02日 M7.9 バヌアツ(深さ約30km)
1910年06月16日 M7.8 バヌアツ(深さ約100km)
1965年05月20日 M7.7 バヌアツ(深さ約120km)
2009年10月07日 M7.7 バヌアツ(深さ約45km)
1964年07月09日 M7.6 バヌアツ(深さ約130km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1987年01月03日にバヌアツでM6.7の地震が約31kmの距離(深さ15km)で起きていた他、1945年08月29日にバヌアツでM6.9の地震が約41kmの距離(深さ20km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1965年05月20日に68kmの距離で発生したバヌアツ M7.7(深さ120km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
今回の震源から約100km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

大洋州とバヌアツにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在579予測。またバヌアツなど震源地別予測が現在1,750予測となっている。

方面別予測において現在、計579予測中、Aクラスは50予測、Bクラスは157予測、Cクラスは372予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が19予測、Bクラス予測が46予測、Cクラス予測が1予測となっている。

また震源地予測では現在、計1,750予測中、Aクラスが43予測、Bクラスが210予測、Cクラスが1,497予測となっており、このうちバヌアツに対してはAクラスが2予測、Bクラスが21予測、Cクラスが38予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は150%以上、バヌアツの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」バヌアツM5.0の類似41事例以降の発震傾向性

今回のバヌアツM5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた41件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

バヌアツを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは41事例中24例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

フィジー 41事例中12例
パプアニューギニア 41事例中8例
ロイヤリティ諸島 41事例中5例
バヌアツ 41事例中4例
サモア 41事例中2例
ケルマデック諸島 41事例中2例
トンガ 41事例中1例
ソロモン諸島 41事例中1例
マッコーリー島 41事例中1例
ニュージーランド 41事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが41事例中24例であった。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 41事例中14例
フィリピン 41事例中7例
日本 41事例中6例
中国 41事例中3例
ミクロネシア 41事例中3例
マリアナ諸島 41事例中3例
東ティモール 41事例中1例
ミャンマー 41事例中1例
グアム 41事例中1例
セレベス海 41事例中1例

また、今回のバヌアツにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは41事例中6例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

2005年01月19日 M6.8・震度1 関東東方沖
2005年03月20日 M7.0・震度6弱 福岡県北西沖(福岡県西方沖地震)
2007年07月16日 M6.8・震度6強 新潟県上中越沖(新潟県中越沖地震)
2007年09月28日 M7.6・震度2 マリアナ諸島
2014年03月03日 M6.4・震度4 沖縄本島北西沖
2016年01月14日 M6.7・震度5弱 浦河沖
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。