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2020年09月04日岩手県沖でM3.7・震度2、前日から20km北側で2日連続となる地震

岩手県沖でM3.7・震度2、前日から20km北側で2日連続となる地震


 

気象庁によると2020年09月04日00:33に岩手県沖でM3.7・震度2の地震が発生した。岩手県沖で有感地震が記録されたのは7日ぶり。今年33回目となる有感地震であった。

 

岩手県沖における今回の地震について

2020年09月04日00:33 M3.7・震度2 岩手県沖(深さ約50km)

岩手県沖で有感地震が観測されたのは前日09月03日のM4.1・震度2以来2日連続で、今回の震源からは南側に約20km離れていた。その前は2020年08月27日のM3.8・震度1で今回の震源からは約36km離れた場所で深さは53kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震28事例のうち、その後1ヶ月以内に岩手県沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは28事例中6例であった。

東北地方、関東地方、千島海溝における1ヶ月以内のM6クラス以上発震傾向性は前日のM4.1・震度2と同様であり、関東地方では茨城県沖が28事例中6例と最も多かった。前日のM4.1・震度2では茨城県沖は40事例中7例で1ヶ月以内のM6クラス以上地震へと繋がっていた。
 

岩手県沖と東北地方の最近の地震活動

岩手県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が125回であるのに対し2019年に岩手県沖における1週間平均値は98回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

岩手県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は800回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては33回目。岩手県沖では2019年に42回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計32回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が26回、M4.0~4.9が6回、M5.0以上が0回となっている。

岩手県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年01月26日 M5.6 震度4 岩手県沖
2018年05月14日 M5.1 震度3 岩手県沖
2017年12月16日 M5.5 震度4 岩手県沖
2017年09月27日 M6.1 震度4 岩手県沖
2017年01月26日 M5.2 震度3 岩手県沖

岩手県沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年06月03日の福島県沖M5.0・震度1が挙げられる。
 

岩手県沖の過去の地震データ

1919年以降、岩手県沖で発生してきた有感地震は2,477回でそのうちM5.0以上であったのが262回。またM6.0以上は28回でM7.0以上の大地震は3回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2011年03月11日のM7.4・震度5弱で深さは32kmであった。

岩手県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2011年03月11日 M7.4 震度5弱 岩手県沖
1995年01月07日 M7.2 震度5 岩手県沖
1928年05月27日 M7.0 震度4 岩手県沖
2011年06月23日 M6.9 震度5弱 岩手県沖
1960年07月30日 M6.7 震度4 岩手県沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2004年08月10日に岩手県沖でM5.8・震度5弱の地震が約7kmの距離(深さ48km)で起きていた他、2017年12月16日に岩手県沖でM5.5・震度4の地震が約8kmの距離(深さ52km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2014年07月05日に約8kmの距離で発生した岩手県沖M5.9・震度5弱(深さ49km)であった。
 

東北地方と岩手県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在367予測。また岩手県沖など震源地別予測が現在768予測となっている。

方面別予測において現在、計367予測中、Aクラスは25予測、Bクラスは73予測、Cクラスは269予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が7予測、Bクラス予測が22予測、Cクラス予測が9予測となっている。

また震源地予測では現在、計768予測中、Aクラスが22予測、Bクラスが89予測、Cクラスが657予測となっており、このうち岩手県沖に対してはAクラスが2予測、Bクラスが5予測、Cクラスが15予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%前後、岩手県沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」岩手県沖M3.7の類似28事例以後の発震傾向性

今回の岩手県沖M3.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた28件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

岩手県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは28事例中6例であった。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

福島県沖 28事例中3例
三陸沖 28事例中3例
宮城県沖 28事例中3例
岩手県沖 28事例中1例
青森県東方沖 28事例中1例
福島県浜通り 28事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが28事例中9例、千島海溝では28事例中10例であった。

関東地方及び千島海溝で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 28事例中6例
千葉県東方沖 28事例中3例
茨城県北部 28事例中2例
千葉県北東部 28事例中2例
関東東方沖 28事例中1例
茨城県南部 28事例中1例

北海道東方沖 28事例中4例
千島列島東方 28事例中3例
千島列島 28事例中2例
浦河沖 28事例中2例
択捉島南東沖 28事例中1例
十勝沖 28事例中1例
根室半島南東沖 28事例中1例
 

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※画像は気象庁より。