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2020年09月04日福井県嶺北でM5.0・震度5弱、福井地震に近い位置で72年ぶりの震度5弱以上

福井県嶺北でM5.0・震度5弱、福井地震に近い位置で72年ぶりの震度5弱以上


 

気象庁によると2020年09月04日09:10に福井県嶺北でM5.0・震度5弱の地震が発生した。福井県嶺北で有感地震が記録されたのは58日ぶり。今年5回目となる有感地震であった。

 

福井県嶺北における今回の地震について

2020年09月04日09:10 M5.0・震度5弱 福井県嶺北(深さ約10km)

福井県嶺北で有感地震が観測されたのは2020年07月08日のM2.4・震度1以来58日ぶり。今回の震源からは約51km離れた場所で深さは9kmであった。その前は2020年07月08日のM2.3・震度1で、今回の震源から約51km離れた場所で深さは9kmであった。

日本国内で震度5弱以上の揺れを観測したのは06月25日の千葉県東方沖M6.1・震度5弱以来。福井県嶺北でM5.0以上の規模の地震が発生したのは1996年02月07日のM5.3・震度4以来24年ぶりで、福井県嶺北を震源とする地震が震度5弱以上を記録したのは1948年06月28日の福井地震M7.1・震度6以来72年ぶりであった。

今回の震源付近には福井平野東縁断層帯が南北に走っており、30年以内にM7.1~M7.6程度の地震が最大0.07%の確率で予測されている。

福井平野東縁断層帯西部では1948年06月28日にM7.1・震度6の福井地震が発生しており、今回の震源は福井地震の震源から速報値で約12kmと近い位置であった。

また09月02日には今回の震源から約70km東側で石川県加賀地方M4.6・震度3が起きたばかり(速報値の富山県西部から変更)。石川県加賀地方M4.6・震度3も深さ9kmと今回と同程度であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震16事例のうち、その後1ヶ月以内に福井県嶺北を含む北陸地方でM6クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。
 

福井県嶺北と北陸地方の最近の地震活動

福井県嶺北で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が10回であるのに対し2019年に福井県嶺北における1週間平均値は11回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

福井県嶺北を含む北陸地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は226回で、2019年に北陸地方で記録された地震数は1週間当たり113回であったので、北陸地方における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては5回目。福井県嶺北では2019年に1回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計4回のうちM3.0未満だったのが3回、M3.0~3.9が1回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

福井県嶺北における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
1996年02月07日 M5.3 震度4 福井県嶺北
1972年08月31日 M5.9 震度3 福井県嶺北
1961年08月19日 M5.2 震度2 福井県嶺北
1948年07月10日 M5.0 震度3 福井県嶺北
1948年06月28日 M5.1 震度2 福井県嶺北

福井県嶺北を含む北陸地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年08月06日の新潟県中越地方M5.1・震度2が挙げられる。
 

福井県嶺北の過去の地震データ

1919年以降、福井県嶺北で発生してきた有感地震は247回でそのうちM5.0以上であったのが11回。またM6.0以上は1回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1948年06月28日のM7.1・震度6(福井地震)で深さは0kmであった。

福井県嶺北において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1948年06月28日 M7.1 震度6 福井県嶺北(福井地震)
1972年08月31日 M5.9 震度3 福井県嶺北
1948年06月28日 M5.8 震度3 福井県嶺北
1948年06月28日 M5.5 震度3 福井県嶺北
1948年06月28日 M5.5 震度3 福井県嶺北

また今回の震源から約30km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1948年06月28日に福井県嶺北でM5.1・震度2の地震が約10kmの距離(深さ9km)で起きていた他、1948年07月10日に福井県嶺北でM5.0・震度3の地震が約11kmの距離(深さ6km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約30km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1948年06月28日に約12kmの距離で発生した福井県嶺北M7.1・震度6(深さ0km)であった。
 

北陸地方と福井県嶺北における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北陸地方など方面別予測が現在367予測。また福井県嶺北など震源地別予測が現在768予測となっている。

方面別予測において現在、計367予測中、Aクラスは25予測、Bクラスは73予測、Cクラスは269予測。このうち北陸地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が4予測となっている。

また震源地予測では現在、計768予測中、Aクラスが22予測、Bクラスが89予測、Cクラスが657予測となっており、このうち福井県嶺北に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが0予測となっている。

通常時との比較では北陸地方の現在の危険度は100%以下、福井県嶺北の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」福井県嶺北M5.0の類似16事例以後の発震傾向性

今回の福井県嶺北M5.0の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた事例について、福井県嶺北を含む北陸地方でその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかったあるいは該当事例は見当たらなかった。

また、関西地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが16事例中1例であった。

関西地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

三重県南東沖 16事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。