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2020年09月05日中米パナマとコスタリカ国境付近の内陸部でM5.6とM5.3の地震が相次ぐ

中米パナマとコスタリカ国境付近の内陸部でM5.6とM5.3の地震が相次ぐ


 

USGSによると日本時間2020年09月05日02:45と02:46に中米パナマとコスタリカ国境付近の内陸部でM5.6とM5.3の地震が相次いで発生した。2回の地震はパナマ側で、02:48にはコスタリカ側でもM4.9の地震が観測された。

 

パナマにおける今回の地震について

日本時間2020年09月05日02:45 M5.6 パナマ(深さ約9km)
日本時間2020年09月05日02:46 M5.3 パナマ(深さ約10km)

2回の地震は中米パナマとコスタリカ国境付近の内陸部で発生、パナマ側であったが、02:48にはM4.9の地震がコスタリカ側でも観測されていた。M5.6とM5.3の距離は約20kmとごく近かった。

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年09月02日にチリで発生したM6.5以来3日ぶりで、2020年としては265回目となる(発生日時は日本時間)。

パナマでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年07月15日のM5.8以来51日ぶりで今年2回目。前回の地震は今回の震源から約140km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2019年06月26日のM6.2で、今回の震源から約27km離れていた。

またコスタリカでは日本時間08月25日にM6.0の地震が今回のM5.6から北西側に約210km離れた位置で発生していた。震源の深さは約20kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震18事例のうち、その後1ヶ月以内にパナマを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは18事例中5例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の18事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは18事例中5例であった。
 

パナマの最近の地震活動

パナマにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が3回。2019年にパナマの1ヶ月当たり平均発生数は1.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

2019年にパナマで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月26日 M6.2 パナマ(深さ約33km)
2019年05月12日 M6.0 パナマ(深さ約19km)
※海外時間(UTC)

パナマでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にパナマで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年07月15日 M5.8 パナマ(深さ約6km)
2020年08月20日 M5.4 パナマ(深さ約10km)
2020年09月02日 M5.3 パナマ(深さ約10km)
2020年07月07日 M5.2 パナマ(深さ約10km)
2020年03月13日 M5.1 パナマ(深さ約10km)
 

パナマの過去の地震データ

1901年以降、パナマで発生してきたM6.0以上の地震は96回でそのうちM7.0以上であったのが4回。20世紀以降、過去最大だったのは1934年07月18日のM7.5で深さは約30kmであった。

パナマで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1934年07月18日 M7.5 パナマ(深さ約30km)
1974年07月13日 M7.3 パナマ(深さ約12km)
1962年07月26日 M7.2 パナマ(深さ約25km)
1976年07月11日 M7.0 パナマ(深さ約3km)
1927年08月20日 M6.8 パナマ(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1979年07月01日にパナマでM6.5の地震が約5kmの距離(深さ28km)で起きていた他、2003年12月25日にパナマでM6.5の地震が約19kmの距離(深さ33km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1983年04月03日に37kmの距離で発生したコスタリカ M7.1(深さ37km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

中南米とパナマにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在573予測。またパナマなど震源地別予測が現在1,741予測となっている。

方面別予測において現在、計573予測中、Aクラスは49予測、Bクラスは155予測、Cクラスは369予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が7予測、Bクラス予測が49予測、Cクラス予測が9予測となっている。

また震源地予測では現在、計1,741予測中、Aクラスが42予測、Bクラスが207予測、Cクラスが1,492予測となっており、このうちパナマに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが16予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は150%以上、パナマの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」パナマM5.6の類似18事例以降の発震傾向性

今回のパナマM5.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた18件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

パナマを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは18事例中5例であった。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

ペルー 18事例中2例
パナマ 18事例中1例
コロンビア 18事例中1例
メキシコ 18事例中1例
ベネズエラ 18事例中1例
エルサルバドル 18事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが18事例中4例であった。

北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

アラスカ 18事例中2例
米国 18事例中2例

また、今回のパナマにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは18事例中5例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1952年05月20日 M6.5・震度4 十勝沖
1952年10月27日 M6.5・震度3 三陸沖
1992年01月20日 M6.6・震度2 小笠原諸島西方沖
2008年06月14日 M7.2・震度6強 岩手県内陸南部(岩手・宮城内陸地震)
2018年09月06日 M6.7・震度7 胆振地方中東部(平成30年北海道胆振東部地震)
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。