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2020年09月06日インドネシアのモルッカ海でM5.9、南海トラフ関連M7クラス地震への繋がりも複数

インドネシアのモルッカ海でM5.9、南海トラフ関連M7クラス地震への繋がりも複数


 

USGSによると日本時間2020年09月06日09:21にインドネシアでM5.9の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年06月04日にインドネシアでM5.0の地震が今回の震源からは約43km離れた場所で起きていた。

 

インドネシアにおける今回の地震について

日本時間2020年09月06日09:21 M5.9 インドネシア(深さ約27km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年09月05日にパナマで発生したM5.6以来1日ぶりで、2020年としては266回目となる(発生日時は日本時間)。

インドネシアでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月22日のM5.5以来15日ぶりで今年30回目。前回の地震は今回の震源から約2,861km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年08月21日のM6.9で、今回の震源から約825km離れていた。

今回の震源からごく近くでは06月04日に約43kmの距離でM5.0の地震が起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震39事例のうち、その後1ヶ月以内にインドネシアを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは39事例中26例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の39事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは39事例中7例であった。

日本においてはインドネシアで今回の震源が揺れてから1ヶ月以内にM6クラス以上の地震が発生していた震源の中で、南海トラフ関連が目立っている。

2001年03月の安芸灘M6.7・震度6弱(芸予地震)、1993年10月の東海道南方沖M6.9・震度4、1984年08月の日向灘M7.1・震度4、1974年05月の駿河湾M6.9・震度5、1970年07月の日向灘M6.7・震度5、そして1951年06月の種子島南東沖M6.5・震度3と該当7例中6例、深さ300kmを超えていた東海道南方沖M6.9を除いても5例が南海トラフ及びその周辺域であったのである。
 

インドネシアの最近の地震活動

インドネシアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が50回。2019年にインドネシアの1ヶ月当たり平均発生数は62.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

インドネシアでは2019年にM6.0以上の地震が17回発生、そのうちM7.0以上の大地震は3回であった。

2019年にインドネシアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年06月24日 M7.3 インドネシア(深さ約212km)
2019年07月14日 M7.2 インドネシア(深さ約19km)
2019年11月14日 M7.1 インドネシア(深さ約33km)
2019年07月07日 M6.9 インドネシア(深さ約35km)
2019年08月02日 M6.9 インドネシア(深さ約49km)
※海外時間(UTC)

インドネシアでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が12回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にインドネシアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月18日 M6.9 インドネシア(深さ約26km)
2020年08月21日 M6.9 インドネシア(深さ約627km)
2020年05月06日 M6.8 インドネシア(深さ約107km)
2020年08月18日 M6.8 インドネシア(深さ約22km)
2020年07月06日 M6.7 インドネシア(深さ約529km)
 

インドネシアの過去の地震データ

1901年以降、インドネシアで発生してきたM6.0以上の地震は1,193回でそのうちM7.0以上であったのが158回。20世紀以降、過去最大だったのは2004年12月26日のM9.1で深さは約30kmであった。

インドネシアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2004年12月26日 M9.1 インドネシア(深さ約30km)
2005年03月28日 M8.6 インドネシア(深さ約30km)
2012年04月11日 M8.6 インドネシア(深さ約20km)
1938年02月01日 M8.5 インドネシア(深さ約25km)
2007年09月12日 M8.4 インドネシア(深さ約34km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1948年03月13日にインドネシアでM6.5の地震が約11kmの距離(深さ15km)で起きていた他、1986年08月14日にインドネシアでM7.5の地震が約13kmの距離(深さ33km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1968年08月10日に41kmの距離で発生したインドネシア M7.6(深さ23km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

アジアとインドネシアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在563予測。またインドネシアなど震源地別予測が現在1,748予測となっている。

方面別予測において現在、計563予測中、Aクラスは48予測、Bクラスは154予測、Cクラスは361予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が24予測、Bクラス予測が40予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計1,748予測中、Aクラスが40予測、Bクラスが206予測、Cクラスが1,502予測となっており、このうちインドネシアに対してはAクラスが21予測、Bクラスが37予測、Cクラスが7予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以上、インドネシアの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」インドネシアM5.9の類似39事例以降の発震傾向性

今回のインドネシアM5.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた39件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

インドネシアを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは39事例中26例であった。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 39事例中16例
フィリピン 39事例中8例
日本 39事例中7例
中国 39事例中4例
台湾 39事例中2例
パキスタン 39事例中1例
ミャンマー 39事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが39事例中23例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 39事例中10例
ソロモン諸島 39事例中5例
フィジー 39事例中5例
ケルマデック諸島 39事例中4例
バヌアツ 39事例中4例
ロイヤリティ諸島 39事例中2例
トンガ 39事例中2例
ニュージーランド 39事例中2例
サンタクルーズ諸島 39事例中1例
マッコーリー島 39事例中1例

また、今回のインドネシアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは39事例中7例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1951年06月06日 M6.5・震度3 種子島南東沖
1970年07月26日 M6.7・震度5 日向灘
1974年05月09日 M6.9・震度5 駿河湾(1974年伊豆半島沖地震)
1984年08月07日 M7.1・震度4 日向灘
1993年10月12日 M6.9・震度4 東海道南方沖
2001年03月24日 M6.7・震度6弱 安芸灘(芸予地震)
2015年05月30日 M8.1・震度5強 小笠原諸島西方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。