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2020年09月06日チリ中部沿岸で今月4回目のM6超え地震、M6.3がM7クラスの200km南側で

チリ中部沿岸で今月4回目のM6超え地震、M6.3がM7クラスの200km南側で


 

USGSによると日本時間2020年09月06日10:16にチリ中部の沿岸部でM6.3の地震が発生した。チリでM6を超える規模の地震が起きたのは今月4回目。

 

チリにおける今回の地震について

日本時間2020年09月06日10:16 M6.3 チリ(深さ約31km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年09月02日にチリで発生したM6.5以来4日ぶりで、2020年としては84回目となる(発生日時は日本時間)。

チリでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年09月01日のM6.5以来4日ぶりで今年13回目。前回の地震は今回の震源から約218km離れた位置であった。

その前は海外時間(UTC)2020年09月01日のM5.7で、今回の震源から約220km離れていた。

チリでM6を超える強い地震が相次いでいる。09月01日にM6.8のM7クラスが発生すると、M6.3、M6.5と計3回のM6超え地震がほぼ同じ位置で起き、5日後の今回、約200km南側に離れた場所で再びM6.4の地震が観測されたのである。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震36事例のうち、その後1ヶ月以内にチリを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは36事例中16例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の36事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは36事例中7例であった。
 

チリの最近の地震活動

チリにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が30回。2019年にチリの1ヶ月当たり平均発生数は16.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

チリでは2019年にM6.0以上の地震が6回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にチリで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年08月01日 M6.8 チリ(深さ約25km)
2019年01月20日 M6.7 チリ(深さ約63km)
2019年09月29日 M6.7 チリ(深さ約11km)
2019年06月14日 M6.4 チリ(深さ約11km)
2019年11月04日 M6.1 チリ(深さ約53km)
※海外時間(UTC)

チリでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が4回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にチリで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.8 チリ(深さ約97km)
2020年09月01日 M6.8 チリ(深さ約23km)
2020年09月01日 M6.5 チリ(深さ約14km)
2020年09月01日 M6.3 チリ(深さ約17km)
2020年07月17日 M5.9 チリ(深さ約74km)
 

チリの過去の地震データ

1901年以降、チリで発生してきたM6.0以上の地震は437回でそのうちM7.0以上であったのが64回。20世紀以降、過去最大だったのは1960年05月22日のM9.5で深さは約25kmであった。

チリで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1960年05月22日 M9.5 チリ(深さ約25km)
2010年02月27日 M8.8 チリ(深さ約23km)
1922年11月11日 M8.5 チリ(深さ約70km)
2015年09月16日 M8.3 チリ(深さ約22km)
1906年08月17日 M8.2 チリ(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2013年10月31日にチリでM6.6の地震が約6kmの距離(深さ27km)で起きていた他、1956年06月09日にチリでM6.6の地震が約10kmの距離(深さ24km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2015年09月16日に112kmの距離で発生したチリ M8.3(深さ22km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

中南米とチリにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在576予測。またチリなど震源地別予測が現在1,812予測となっている。

方面別予測において現在、計576予測中、Aクラスは49予測、Bクラスは156予測、Cクラスは371予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が7予測、Bクラス予測が49予測、Cクラス予測が9予測となっている。

また震源地予測では現在、計1,812予測中、Aクラスが41予測、Bクラスが209予測、Cクラスが1,562予測となっており、このうちチリに対してはAクラスが1予測、Bクラスが6予測、Cクラスが45予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は150%以上、チリの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」チリM6.3の類似36事例以降の発震傾向性

今回のチリM6.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた36件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

チリを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは36事例中16例であった。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

チリ 36事例中7例
メキシコ 36事例中4例
ペルー 36事例中3例
コスタリカ 36事例中1例
エクアドル 36事例中1例
ニカラグア 36事例中1例
ドミニカ共和国 36事例中1例
ベネズエラ 36事例中1例
エルサルバドル 36事例中1例
ボリビア 36事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが36事例中2例、南太平洋では36事例中2例であった。

北米及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

米国 36事例中2例

南太平洋 36事例中1例
チリ海嶺 36事例中1例

また、今回のチリにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは36事例中7例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1922年12月08日 M6.9・震度5 橘湾(島原地震)
1923年06月02日 M7.1・震度4 茨城県沖
1927年03月07日 M7.3・震度6 京都府北部(北丹後地震)
1943年06月13日 M7.1・震度4 青森県東方沖
1955年05月01日 M6.4・震度2 三陸沖
1971年08月02日 M7.0・震度5 十勝沖
1990年08月05日 M6.2・震度2 本州南方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。