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2020年09月06日バヌアツでM6.2、32日ぶり今年10回目のM6クラス以上地震

バヌアツでM6.2、32日ぶり今年10回目のM6クラス以上地震


 

USGSによると日本時間2020年09月06日11:59にバヌアツでM6.2の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年08月31日にバヌアツでM5.0の地震が今回の震源からは約37km離れた場所で起きていた。

 

バヌアツにおける今回の地震について

日本時間2020年09月06日11:59 M6.2 バヌアツ(深さ約8km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年09月06日にチリで発生したM6.3以来で、2020年としては85回目となる(発生日時は日本時間)。

バヌアツでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月05日のM6.4以来32日ぶりで今年10回目。前回の地震は今回の震源から約109km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年08月02日のM5.7で、今回の震源から約725km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震35事例のうち、その後1ヶ月以内にバヌアツを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは35事例中13例であった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の35事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは35事例中7例であった。

バヌアツにおける過去の35事例中、日本への傾向性は上記の通り7例で1ヶ月以内のM7クラス以上に繋がっていたが、内訳は伊豆・小笠原海溝から日本海溝、千島海溝へのラインが5例、琉球海溝ラインが2例であった。
 

バヌアツの最近の地震活動

バヌアツにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が8回。2019年にバヌアツの1ヶ月当たり平均発生数は13.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

バヌアツでは2019年にM6.0以上の地震が11回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にバヌアツで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年01月15日 M6.6 バヌアツ(深さ約35km)
2019年07月31日 M6.6 バヌアツ(深さ約181km)
2019年10月21日 M6.4 バヌアツ(深さ約231km)
2019年03月20日 M6.3 バヌアツ(深さ約119km)
2019年01月18日 M6.0 バヌアツ(深さ約39km)
※海外時間(UTC)

バヌアツでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が3回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にバヌアツで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月05日 M6.4 バヌアツ(深さ約175km)
2020年03月18日 M6.1 バヌアツ(深さ約179km)
2020年05月27日 M6.1 バヌアツ(深さ約10km)
2020年03月28日 M5.9 バヌアツ(深さ約99km)
2020年05月16日 M5.9 バヌアツ(深さ約166km)
 

バヌアツの過去の地震データ

1901年以降、バヌアツで発生してきたM6.0以上の地震は451回でそのうちM7.0以上であったのが53回。20世紀以降、過去最大だったのは1950年12月02日のM7.9で深さは約30kmであった。

バヌアツで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1950年12月02日 M7.9 バヌアツ(深さ約30km)
1910年06月16日 M7.8 バヌアツ(深さ約100km)
1965年05月20日 M7.7 バヌアツ(深さ約120km)
2009年10月07日 M7.7 バヌアツ(深さ約45km)
1964年07月09日 M7.6 バヌアツ(深さ約130km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1981年07月15日にバヌアツでM7.0の地震が約10kmの距離(深さ30km)で起きていた他、1932年01月24日にバヌアツでM6.5の地震が約12kmの距離(深さ15km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1950年12月02日に110kmの距離で発生したバヌアツ M7.9(深さ30km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大洋州とバヌアツにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在589予測。またバヌアツなど震源地別予測が現在1,873予測となっている。

方面別予測において現在、計589予測中、Aクラスは50予測、Bクラスは158予測、Cクラスは381予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が17予測、Bクラス予測が48予測、Cクラス予測が1予測となっている。

また震源地予測では現在、計1,873予測中、Aクラスが41予測、Bクラスが212予測、Cクラスが1,620予測となっており、このうちバヌアツに対してはAクラスが2予測、Bクラスが20予測、Cクラスが39予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、バヌアツの危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」バヌアツM6.2の類似35事例以降の発震傾向性

今回のバヌアツM6.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた35件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

バヌアツを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは35事例中13例であった。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 35事例中8例
バヌアツ 35事例中3例
ケルマデック諸島 35事例中2例
ニュージーランド 35事例中1例
トンガ 35事例中1例
サンタクルーズ諸島 35事例中1例
オーストラリア 35事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが35事例中22例、南太平洋では35事例中1例であった。

アジア及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

日本 35事例中7例
インドネシア 35事例中6例
中国 35事例中6例
フィリピン 35事例中5例
台湾 35事例中2例
マリアナ諸島 35事例中2例
ラオス 35事例中1例
パキスタン 35事例中1例

イースター島 35事例中1例

また、今回のバヌアツにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは35事例中7例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1926年06月29日 M7.0・震度4 沖縄本島北西沖
1955年05月30日 M7.5・震度3 硫黄島近海
1961年08月12日 M7.2・震度4 釧路沖
1962年04月12日 M6.8・震度4 三陸沖
1968年09月21日 M6.8・震度5 浦河沖
1973年06月17日 M7.4・震度5 根室半島南東沖(1973年根室半島沖地震)
2020年06月14日 M6.3・震度4 奄美大島北西沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。