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2020年09月06日根室地方北部で9ヶ月ぶりの有感地震M3.9・震度2、深さ100km以上は5年ぶり

根室地方北部で9ヶ月ぶりの有感地震M3.9・震度2、深さ100km以上は5年ぶり


 

気象庁によると2020年09月06日14:51に根室地方北部でM3.9・震度2の地震が発生した。根室地方北部で有感地震が記録されたのは274日ぶり。今年1回目となる有感地震であった。

 

根室地方北部における今回の地震について

2020年09月06日14:51 M3.9・震度2 根室地方北部(深さ約150km)

根室地方北部で有感地震が観測されたのは2019年12月07日のM1.8・震度1以来274日ぶり。今回の震源からは約58km離れた場所で深さは0kmであった。その前は2017年08月04日のM2.3・震度1で、今回の震源から約60km離れた場所で深さは0kmであった。

北海道地方の内陸部では09月04日に釧路地方中南部でM3.7・震度1の地震が今回と同じ深さ100kmを超える震源で起きたばかりだった。震源の位置は今回から南西方向に約115km離れていた。

根室地方北部では過去100年間で規模不明を除くと45回しか有感地震が記録されていない上、深さ100kmを超える震源における地震としては2015年08月20日のM3.3・震度1(深さ142km)以来5年ぶりであることから、今回の地震は珍しい揺れであったと言える。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震6事例のうち、その後1ヶ月以内に根室地方北部を含む北海道地方でM6クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。
 

根室地方北部と北海道地方の最近の地震活動

根室地方北部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が2回であるのに対し2019年に根室地方北部における1週間平均値は2回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

根室地方北部を含む北海道地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は100回で、2019年に北海道地方で記録された地震数は1週間当たり133回であったので、北海道地方における現在の地震数はやや少ないと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては1回目。根室地方北部では2019年に1回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

根室地方北部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2015年01月09日 M5.5 震度4 根室地方北部
2007年07月01日 M5.8 震度4 根室地方北部
2006年04月10日 M5.1 震度3 根室地方北部
1997年11月15日 M6.1 震度4 根室地方北部
1963年01月28日 M5.3 震度3 根室地方北部

根室地方北部を含む北海道地方では2020年に入りM5.0を超える規模の地震は観測されていない。(千島海溝沿いの地震は含まない)
 

根室地方北部の過去の地震データ

1919年以降、根室地方北部で発生してきた有感地震は45回でそのうちM5.0以上であったのが7回、M6.0以上が1回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1997年11月15日のM6.1・震度4で深さは155kmであった。

根室地方北部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1997年11月15日 M6.1 震度4 根室地方北部
2007年07月01日 M5.8 震度4 根室地方北部
2015年01月09日 M5.5 震度4 根室地方北部
1963年01月28日 M5.3 震度3 根室地方北部
1955年08月11日 M5.1 震度2 根室地方北部

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1963年01月28日に根室地方北部でM5.3・震度3の地震が約2kmの距離(深さ10km)で起きていた他、1955年08月11日に根室地方北部でM5.1・震度2の地震が約4kmの距離(深さ122km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1963年01月28日に約2kmの距離で発生した根室地方北部M5.3・震度3(深さ10km)であった。
 

北海道地方と根室地方北部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北海道地方など方面別予測が現在396予測。また根室地方北部など震源地別予測が現在878予測となっている。

方面別予測において現在、計396予測中、Aクラスは26予測、Bクラスは75予測、Cクラスは295予測。このうち北海道地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が31予測となっている。

また震源地予測では現在、計878予測中、Aクラスが23予測、Bクラスが96予測、Cクラスが759予測となっており、このうち根室地方北部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが0予測となっている。

通常時との比較では北海道地方の現在の危険度は100%以下、根室地方北部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」根室地方北部M3.9の類似6事例以後の発震傾向性

今回の根室地方北部M3.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた事例について、根室地方北部を含む北海道地方でその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかったあるいは該当事例は見当たらなかった。

また、千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが6事例中2例であった。

千島海溝で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

浦河沖 6事例中1例
千島列島 6事例中1例

追記:09月06日の根室地方北部M3.9は釧路地方中南部M4.0に、震度は2で変わらず
 

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※画像は気象庁より。