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2020年09月06日大西洋中央海嶺でM6.6、世界でM6超える地震は本日3回目

大西洋中央海嶺でM6.6、世界でM6超える地震は本日3回目


 

USGSによると日本時間2020年09月06日15:51に大西洋中央海嶺でM6.6の地震が発生した。世界でM6以上の地震が起きたのは今回が3回目。

 

大西洋中央海嶺における今回の地震について

日本時間2020年09月06日15:51 M6.6 大西洋中央海嶺(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.5以上の地震としては2020年09月02日にチリで発生したM6.5以来4日ぶりで、2020年としては25回目となる(発生日時は日本時間)。

大西洋中央海嶺でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年08月31日のM5.8以来5日ぶりで今年9回目。前回の地震は今回の震源から約4,557km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年08月30日のM6.5で、今回の震源から約1,032km離れていた。

大西洋中央海嶺では今回の震源から南東側に約1,000km離れた場所でも日本時間08月31日にM6.5のM7クラス地震が起きたばかりであった。

今回の大西洋中央海嶺M6.6はいくつかの点で特徴的であった。まず、M6.6のわずか13分前に大西洋中央海嶺沿いに北方向約3,800km離れた地点でM5.3の地震が同程度の浅い震源で発生していたこと。

また、日本時間09月06日としては10:16のチリM6.3、11:59のバヌアツM6.2に続く本日3回目のM6以上地震であったことである。

更に過去の11事例中、1ヶ月以内のM7クラス以上地震が周辺の中南米では11事例中3例、北米では2例と際立った特徴は見当たらなかったが、インドネシアでは11事例中7例で1ヶ月以内のM7クラスを記録しており、群を抜いていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震11事例のうち、その後1ヶ月以内に大西洋中央海嶺を含む大西洋でM7クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の11事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは11事例中3例であった。
 

大西洋中央海嶺の最近の地震活動

大西洋中央海嶺における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が9回。2019年に大西洋中央海嶺の1ヶ月当たり平均発生数は13.5回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

大西洋中央海嶺では2019年にM6.0以上の地震が1回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に大西洋中央海嶺で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年02月14日 M6.2 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2019年09月02日 M5.9 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2019年08月05日 M5.8 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2019年04月16日 M5.7 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2019年06月13日 M5.7 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

大西洋中央海嶺では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に大西洋中央海嶺で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月30日 M6.5 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2020年06月10日 M6.0 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2020年05月24日 M5.9 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2020年08月31日 M5.8 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
2020年03月22日 M5.6 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
 

大西洋中央海嶺の過去の地震データ

1901年以降、大西洋中央海嶺で発生してきたM6.0以上の地震は156回でそのうちM7.0以上であったのが13回。20世紀以降、過去最大だったのは1918年05月20日のM7.3で深さは約15kmであった。

大西洋中央海嶺で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1918年05月20日 M7.3 大西洋中央海嶺(深さ約15km)
1962年03月17日 M7.3 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
1925年10月13日 M7.2 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
1942年11月28日 M7.2 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
1918年12月02日 M7.1 大西洋中央海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約300km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1963年11月17日に大西洋中央海嶺でM6.8の地震が約20kmの距離(深さ20km)で起きていた他、1963年08月03日に大西洋中央海嶺でM6.9の地震が約153kmの距離(深さ15km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約300km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1918年05月20日に254kmの距離で発生した大西洋中央海嶺 M7.3(深さ15km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大西洋と大西洋中央海嶺における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大西洋など方面別予測が現在602予測。また大西洋中央海嶺など震源地別予測が現在1,926予測となっている。

方面別予測において現在、計602予測中、Aクラスは51予測、Bクラスは160予測、Cクラスは391予測。このうち大西洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が7予測、Cクラス予測が52予測となっている。

また震源地予測では現在、計1,926予測中、Aクラスが41予測、Bクラスが214予測、Cクラスが1,671予測となっており、このうち大西洋中央海嶺に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが34予測となっている。

通常時との比較では大西洋の現在の危険度は100%以下、大西洋中央海嶺の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」大西洋中央海嶺M6.6の類似11事例以降の発震傾向性

今回の大西洋中央海嶺M6.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた11件の事例について、大西洋中央海嶺を含む大西洋でその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかった。

それ以外では中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが11事例中3例、北米では11事例中2例であった。

中南米及び北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

ペルー 11事例中1例
パナマ 11事例中1例
コロンビア 11事例中1例

米国 11事例中1例
アラスカ 11事例中1例

また、今回の大西洋中央海嶺における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは11事例中3例であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1963年08月15日 M6.6・震度4 福島県沖
2008年06月14日 M7.2・震度6強 岩手県内陸南部(岩手・宮城内陸地震)
2008年09月11日 M7.1・震度5弱 十勝沖
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。